これから一週間に一度以上のペースで投稿していきたいと思っています
「禊君デートをしよう」
「は?」
平等なだけの
『全く』『安心院さん冗談は止めてよね』『僕は
「どんどん惚れていいぜ。それと僕の事は親しみをこめてなじみちゃんでいいぜ」
禊は気を取り直していつものように
『敵わないや』『どうせ無理矢理に連れていかれるだろうけど』『取り敢えず』『逃げよう』
「させないぜ」
なじみにたった数秒で捕まった禊は諦めていつものように言った。
『また勝てなかった』
禊となじみはいつもと変わらない格好で町に出ていた。
『安心院さん』『一ついいかな?』
「なんだい?」
『腕組む必要ある?』『結構歩きづらいんだけど』
「あるさ。デートだぜ?」
『つまり』『このままってわけか』『また勝てなかった』
禊はなじみに歩きづらい為か質問と離れるように言うがなじみは組んだまま離れない。世界中のあらゆる生物より弱い負完全の球磨川禊が宇宙が誕生するより前に存在した
その後も禊は引っ張り回された。
「楽しかったぜ」
『そ、それは』『よかったね』『あ、あの』『安心院さん』『腕折れちゃったんだけど』『折れた腕を更に砕く勢いがあるぜ?』『いたたた』
「大丈さ。それにしてもさっきは面白い物見たんだぜ」
禊の腕からバキやボキッと音がして複雑骨折なっていた。勿論なじみの手によって。
なじみは笑っているが完全に目が笑っていなかった。何故こうなっているかと言うとなじみが少し目を離した時に通りかかった女の人に話しかけていた。
『やぁ』『お茶とかどう?』『用事がある?』『そうなんだざんねーん』『可笑しいな』『こうすれば上手くいくと思ったんだけどな』
禊はナンパ紛いをやっていた。直後なじみに頭を潰されたが直ぐに
「さてとこのくらいで許して上げよう。だけどね。禊君次はないぜ?」
『いや』『ないぜって言うか腕が粉々になってるよ』『それに目を離した安心院さんがいけない』『だから』『僕は悪くない』
直後球磨川禊は死んだ。その後次の日になるまでずっと引き止められていた。