MH-1O-Gz 平行世界のMH世界にトリップした者達   作:夜鹿

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 ベースキャンプは夜になりそうなのにも関わらず火が焚かれていなかった。というか、完全に無人なのだ。モンハンXXのベースキャンプでお馴染みとなった転がしニャン次郎すらいないのである。

 

「……まぁ、ベッドが残っとるだけマシやな……。ここが廃れとったらどないしよかと思っとたわ。」

「じゃあとりあえず水場があるからそこで血肉を落としておこうかな。血の付いたままの装備でベッドに寝たくないし。」

 

 バルフがそう言いながら釣り堀である池で装備についた血肉を落としていく。ただ、肉を餌だと勘違いした『大喰いマグロ』等が群がって来た事から慌てて水から手を離したバルフなのだった。

 

「直接手をつけるんじゃ無くて何かの器を使って水を掛けた方が良いかもしれないよ。」

「…なら、『回復薬』、余ってるから、それ、使おう。」

 

 ルーツがそう言いながら『回復薬』をアイテムポーチから取り出すと、ボトルシップで使われる様な片手サイズの瓶が現れた。瓶の中には深い緑色の液体が入っており、とても飲めそうに無い状態だった。

 

「……なんというか、もう少しスッキリとした見た目やと思っとったけど筋違いだった様やな。」

「多分『アオキノコ』と『薬草』をグチャグチャと混ぜ合わせただけだからこうなっているとかじゃない?私のはスッキリした奴だよ?」

 

 バルフがそう言いながら出したのは『回復薬』は確かに透き通るような程サラサラしていた。ただ、それを見たラッキーはある仮説を立てて2人に告げるのだった。

 

「確かルーツは『回復薬グレート』使い切ってたよな?だけど、バルフは使い切ってない……ちゅーか、粉塵の援助だけでやっとった訳や。これで、一応の違いは分かると思うんやけど……。」

「調合書の有無?」

「せやな。少なくとも『回復薬』は滅多な事では失敗せぇへんけん調合書は置いてったやろ?で、あんだけドロドロになっとる。逆にアイテムBOXの中やけど調合書が揃った状態で作った『回復薬』を持ってきたのはサラサラや。」

「つまり、このドロドロを無くすには調合書を持ってくるしか無いと?」

「そんな所やろうな。まぁ、より丁寧にやればそこまでドロドロにはならんと思うけどなぁ……。」

 

 ラッキーはそう言いながら『回復薬』を飲む2人を見守っていた。ただ、彼女は2人の持つ『回復薬』を見て青汁の味を思い出していた。

 

「……にっが!!これ目茶苦茶苦い!!せめて一気飲みじゃなくて小分けにして欲しいレベルだよ!!」

「……こっちは……ドロドロ……さらに……マズい。」

「なんというか、予想通りやな……。」

 

 ルーツが苦戦しながらも『回復薬』を飲み終えた後、残った瓶を使って水を汲み、血や肉でドロドロとしていた装備をを洗い流していくのだった。しかし水に濡れた為すぐに焚き火に火を付け暖を取るという行動に入らなければならなかったのだが。

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