MH-1O-Gz 平行世界のMH世界にトリップした者達 作:夜鹿
この世界でモンハンXXが流行っている頃、高校時代からモンハン仲間であるOL3人組は畳部屋でだらしない格好をしながら3DSを持ちながらダラダラと過ごしていた。
「そういえば最近新しい配信クエストがあったんだ。電車の中でサクッとダウンロードしてきたよ。」
「……どんなクエスト?」
「大々的に宣伝されて無かったけど……クエスト名は『未来への扉を守って!!』で内容はラオシャンロンの討伐。ただし制限時間が10分減って25分になってる。」
「……これ、どことコラボしとるんや?設定凄い凝ってる様に見えるけど。」
3人とも制限時間が10分減っている事には触れなかった。これは3人で別の配信クエストでラオシャンロンを無事討伐しているからだった。
「多分あのアイルーのなりきり装備にある青い猫の漫画と同じ奴だと思う。時の扉的な物から古代のドラゴンが現代に現れるという展開があったからね……。それに依頼主も金髪の魔道士と書かれているから間違いなさそうだしね。」
「……じゃ、サクッとクリアしよう。」
「せやな。ダウンロードクエストはサクッとクリアするべきやもんな。……てかお前が放置していたクエはキツいもんばっかになるしなぁ……。」
実際ダウンロードしてきた彼女はブナハブラ50匹とランゴスタ50匹のクエスト、それと釣りクエストを放置していた経験がある。それで涙ぐみながら2人に手伝ってと寄ってきたこともあるのだ。
「今度は面倒くさくないクエだからね?」
「いや、タマゴ運搬とか龍歴院ポイントを放置していた奴に言われとう無いわ。村クエは1人でクリアできるんに、なんで集会所は残すねん。」
「……タマゴ、1人で出来るクエスト……。」
「トラウマ思い出させないでくださいよ。4gのあのクエストは誰だってトラウマじゃ無いですか。」
彼女の言うトラウマというのは秘密のタマゴ組織最後のクエストの事だ。ティガレックスとティガレックス亜種が同時に出現する『高級耳栓』必須のクエストだった。
「あのクエストはXXのイビルジョーが出てくるだけのタマゴ運搬とは違うんですよ!!それに私ニャンター厳選してないんですよ。なので咆吼で落とされるんです。」
「その辺りは根性でどうにかしろや……っとと、クエ貼ったんか?ならさっさとやるで~。」
「……今度も、3人で、討伐。」
そう言いながら彼女達はラオシャンロンを討伐して無事にクエストクリアする。しかし、第2砦の耐久度は僅か20%、残り時間30秒の時点で討伐したのだった。
「……ギリギリ……だった。」
「せやな……。多分ウチが『ネコの砲撃術』を発動させてへんかったら討伐やなくて砦が破壊された音だったわ……。それ位ギリギリやで……。」
「でもここまでやれたらきっと報酬は凄い奴だろうね。なんとか誰も力尽きずに終わることが出来たわけだし…。」
彼女達がそう言いながらクエストクリアの音を心地よい顔で聞いていた。……しかし、その喜びも束の間、リザルト画面に切り替わる時に謎の白い光に包まれていくのだった。