『君の名は。その後・続編(二次小説)』~奇跡をもう一度~「絶対に瀧君を助ける!」そこに現れたのは、、、   作:えある夢見

11 / 13
第十一章
第11話


 

 「もう、お父さんたら、まだ産まれたばかりやのに、、 もう人生の歩き方なんて話して、、、

 この子の人生はこれからや。」

 

 そんな三葉の言葉を、父は聞かずに、、

 「そうだな、、この子の感じなら、、名前は、、」

 

 父が言いかけた時、すかさず、三葉がさえぎった。

 

 「あ!名前ね、決まったらすぐに連絡するから、一度切るよ。ミルクをあげる時間やし、、」

 

 そう言って、強引に電話を切った三葉。

 

 「な、何も、そんな風に切らなくても、、」

 瀧が心配そうに言うが、三葉はカラリと、、

 

 「ええの、ええの!ヘタに、お父さんが出した名前の候補なんて聞いたら、後から、 どれに決めたか?って、確認の嵐やし、、

 事あるごとに、俺が名付け親だ!!って言い続けるんよ。、、たまらんわ!」

 

 「そうか、、三葉がそこまで言うんなら、、」

 

 瀧が、赤ちゃんの顔を見ながら、ふと気づいて、、

 

 「あ、そう言えば、、名前って聞いて、思い出したんだけど、、

 三葉、初見さんの事を『りん君』って、呼んでいたよね?」

 「あー、そうやね。だって、初見君が、『りん』で良いよって、、」

 

 「それでさ、最近、会社で見た書類の中に、初見さんの名前がサインされている所があって、なんか気になってたから、改めて見てみたんだけど、、」

 

 「何?」

 

 「初見さん、、『救(たすく)』って言う名前だったよ。

すぐに読み方が分からなくて、ケータイで調べたし、珍しいから、印象に残っててね。

、、三葉が『りん君』って呼んでいたのを思い出して、聞いてみようって思ってたんだ。」

 

 「え?!たすく、、?

 私と初見君ね、小学校で同じクラスの時に、『みつは』の反対は『はつみ』って、友達に、からかわれた事があるんよ。

 それで、「はつみ君」って苗字の方ばかり呼んでいたし、、

 良く考えたら、下の名前、良く覚えとらんかったわ。、、でも、、なんでやろう?、、」

 

「、、何か訳が?、、

 じゃあ、『りん』って、誰なんだろう?、、」

 

2人が顔を見合わせた時、三葉が思い出した。

 

 「さっきの、りん君からの手紙!、、あれに何か、、」

 枕元に置いた手紙の事を思い出して、すぐに取った。

 

 「瀧君、呼んでくれる?

赤ちゃんは、私が抱っこするやさ。」

 

 そう言って、赤ちゃんを受け取り、瀧に手紙を渡す。

 

 「じゃあ、開けるね。」

 

 瀧が、横に三つ折りに畳まれた白い封筒から、手紙を取り出した。

 

 中には、レポート用紙に、びっしりと、走り書きながらも丁寧に、数枚つづられた手紙が入っていた。

 

 瀧が、声に出して読み始めた、、、

 

 「『立花三葉さま、、』」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。