機動戦士ガンダムEX   作:ジェアド

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皆さん、新年明けましておめでとうございます。

約1年ぶりの投稿になってしまいました。お待たせしました第12話をお送りします!
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―サイド6・リーア 議会場―

「既に知っている通りだと思いますが、ジオンがこのコロニーを狙ってきています。」

一人の若い女性が議員と思わしき男性と話をしていた。リーアの周辺には連邦軍の艦隊が大規模で展開しており、そこを責めるのは自殺行為であると議員は続けるが・・・。

「私がジオンの立場であるなら、面では無く点を責めます。包囲網の一点を電撃作戦で突きこのコロニーへと侵入してくるでしょう。そして敵の狙いはこのコロニーを手中に収めること・・・。」

サイド6・リーア表向きは中立のコロニーであるが、実際はコロニー単位での意見がまとまらず結果的に中立となっていたのである。そこで連邦軍はサイド6周辺に連邦艦隊を待機させコロニー政府に対し圧力をかけている。今、議院と話している若い女性、ジャンヌ・オルレアンもその一人であるが、高圧的な連邦のやり方には反感を持ち、対等な立場での対話で解決を望んでいた。

「周辺に駐留している連邦艦隊にも消耗が見られます。このコロニーがジオンの手に落ちたのなら、このコロニーから離れてしまうと私は考えます。ですので、私は一刻も早い解決を望んでいます。では、またお会いしましょう。」

ジャンヌはそう言い残すと議会場から退室して行った。



第12話:リーア攻防

―サラミス級・休憩室―

 

「ふぅ、やっぱりお偉いさんとの話は疲れる。」

 

ジャンヌは椅子に腰かけると深いため息をつく。

 

そこに一人の連邦兵がボトルに入った水を手渡しながら話しかけ成果を訪ねてきた。

 

「平行線、まったく進展がなかったわ。何を言っても私の一存では決められない。議会に掛け合うと言って聞かないのよ。」

 

ジャンヌは両手を上げ、やれやれと言った仕草を取る。

 

一方その頃・・・。

 

~サイド6周辺宙域~

 

―チベ級ティバ型巡洋艦シャルンホルスト・BRFルーム―

 

「本作戦の目的はサイド6・リーアへの潜入だ。知っての通りサイド6周辺には連邦軍が多数展開している。これらと正面から戦うのは得策ではない。そこで我々は包囲網の比較的薄い一点をつきこれを突破、コロニー内部に侵入することとなる。

 

BRFルームに主要メンバーが集まり、作戦内容をアルトスクことシャルロッテが説明している。

 

作戦は2段構えで

1:包囲網をシャルンホルストで突破しコロニーに突入。

2:1の達成が著しく困難な場合、サブシートを増設したシャルロッテ機での突入。

となっている。

他のMS隊は敵勢力の陽動並びに撃破及びシャルンホルストもしくはシャルロッテ機の援護を担当する。

 

「作戦開始は2時間後、各々準備を整えておけ解散だ。」

 

シャルロッテが解散を告げるとBRFルームにいたメンバーは、各々の準備に向かった。

 

―シャルンホルスト・格納庫―

 

この作戦に参加するMSパイロットたちはそれぞれ搭乗機の整備を行っていた。

しかし、最新型のMSに加えNT用のMAまで揃えた装備に一部のパイロットは戸惑いを

覚えていた。

「シュトックハウゼン家とは一体何なのか・・・。」と言った疑問である。

 

「これだけの機体をよく揃えたな、ヨッケン。」

 

シャルロッテは自身の搭乗機にサブシートの設置を終え、MSから降り、そばにいたヨッケンにこれらのMSをどのように揃えたのか尋ねる。

 

彼によると機体のデータ収集の名目でかき集めて来たらしい。

また、シャルロッテの高機動型ゲルググには試作型のビームライフルを装備しフリーダのエルメスはNTの能力を生かした新兵器ビットが搭載されていた。しかし、ビットの調整は調整が難航しており非常に挙動が不安定らしい。

 

「ヨッケンさん、今の話は本当なのですか?」

 

シャルロッテとヨッケンの話を聞いていたのかフリーダが話しかけてくる。

 

「ああ、最悪の場合制御不能になると聞いた。」

 

ヨッケンの返答にフリーダは表情を曇らせる。

 

「よくもまあそんな機体を持ってきたなヨッケン。」

 

「申し訳ありません、お嬢様。しかし、先方は戦闘データを欲しているようで・・・。」

 

「まぁ、私たちは表向きはMSのテスト部隊だからな。」

 

「表向き?」

 

シャルロッテの言葉にフリーダは首をかしげる。

 

「いや、なんでもない。忘れてくれ。」

 

「迂闊でしたね、お嬢様。」

 

シャルロッテの言葉をヨッケンは軽くからかう。

 

「うるさい・・・。」

 

ヨッケンのからかいにシャルロッテはそう返すと同時に作戦開始時間が迫っている事を告げるアナウンスが入る。

 

「時間か、私はブリッジに戻る、MS隊の指揮は任せる。」

 

「はっ!」

 

MS隊の指揮権を任されたヨッケンは敬礼をするとシャルロッテはブリッジに戻っていった。

 

―シャルンホルスト・ブリッジ―

 

ノーマルスーツに着替えたシャルロッテは艦長席に座っていた。

 

「艦長、作戦開始時間です。」

 

オペレーターの言葉を聞いたシャルロッテは作戦開始を告げる。

 

一方、その頃リーアを包囲していた連邦艦隊でもシャルロッテ達の動きを捉えていた。

 

「ジオン軍の艦艇と思しき反応、数は一隻。」

 

オペレーターからの報告を受けた連邦軍士官はすぐさまMS隊およびセイバーフィッシュ隊を発進させる。

 

一方、シャルロッテもMS隊に出撃指示を出す。

 

「さて、報酬分ぐらいは働かないとな、グレゴリーウス。ゲルググ出るぜ!」

 

「お嬢様たちの目的成就の為に、ヨッケン・ハーネ。ザクで出ます!」

 

「私だってパイロットです、やって見せます。フリーダ・フェルス。行きます!」

 

グレゴリーウス機、ヨッケン機、フリーダ機に続き、ケビン及びピドもザクⅡ改で出撃する。

 

ケビン機及びピド機はシャルンホルストの護衛。それ以外の全機は敵部隊の撃破の指示を受けていた。

 

グレゴリーウス機は、ジムの射撃をかいくぐり、次々とビームナギナタで斬り捨てる。

 

「やれやれ楽勝だな、赤子の手をひねるようなもんだぜ。」

 

「油断するな、グレゴリーウス。敵艦の砲撃を受けたら一たまりもないぞ。」

 

ヨッケンの言葉にグレゴリーウスは軽く返す。

 

「サイコミュ、使いなして見せます。」

 

一隻のサラミスをビットが包囲しビットからの攻撃でサラミスはあっという間に沈む、

何が起きたのか何もわからぬまま・・・。

 

一方ケビン達もシャルンホルストに近づくMSやセイバーフィッシュを落としていく。

 

「一体、なにをやっているのだ!」

 

自分たちの戦力が次々と落とされていき、艦隊司令艦は怒りをあらわにする。

 

「ガンダムを早く出せ、整備は終わっているのだろうな!」

 

整備班と通信をつなぎ、艦隊司令艦はガンダムを出すよう急かせる。

 

「今しがた、完了しました。すぐにも出撃可能です。」

 

「よし、早く出撃させろ。」

 

「了解しました。」

 

整備兵は敬礼すると通信を切断する。

 

「ジオンめ、ガンダムの力見せてやるぞ・・・。」

 

「ホントに大丈夫なのですか、まだろくにテストも終わっていませんよ。コレ・・・。」

 

「遺憾だが、実戦式のテストと思ってくれ。」

 

「・・・、わかりました。アレックスNT-1。ジャンヌ・オルレアン出ます!」

 

ジャンヌは渋々頷くとニュータイプ用にカスタマイズされたガンダム。アレックスを出撃させる。

 

「機体が軽い、ジムとは比べ物にならない。これなら!」

 

「敵の増援、速い!?」

 

いち早く、アレックスの接近を感知したヨッケンは単機で迎撃に向かう。

 

「だが・・・、こちらも、ただのザクでは無いのでな!」

 

「あのザク、速い!?」

 

ヨッケン機はアレックスに向けザクマシンガンを連射する。

 

しかしそれは容易く回避される。

 

「やはり、マシンガンではだめか、ならば距離を詰めて!」

 

ヨッケン機はヒートホークを構え、アレックスとの距離を一気に詰める。

 

「そっちがその気なら!」

 

負けじとアレックスもビームサーベルを構えて待ち構える。

 

激しい鍔迫り合いの末、アレックスがヨッケン機を弾き飛ばす。

 

「しまった!?」

 

弾き飛ばされたヨッケン機に向けビームライフルが飛んでくる。

 

もはやこれまでかと思われたが、間一髪と所でグレゴリーウス機が割り込みビーム薙ぎ灘で弾く。

 

「一か八かだったか、間に会ったようだぜ。旦那、一人で突っ走んなよ。俺やフリーダ嬢ちゃんだっているんだからよ。」

 

「そうだな、ここはいったん退く。我々では歯が立たん。」

 

ヨッケンらは体制を整えるため一度退く。

 

「退いていく・・・、なら追撃します!」

 

一方、ガンダムが現れた事はシャルンホルストにも伝わっていた。

 

「ガンダムだと・・・!?」

 

「どうします、お姉さま?」

 

「私が出る、カティナは小型艇でリーアに向かえ!後で合流する。」

 

「・・・、わかりました。しかし、無茶しないで・・・。」

 

カティナはしばらく考え込んだ後、シャルロッテの提案を受け入れる。

 

「全MSはカティナを乗せた小型艇を護衛せよ。」

 

シャルロッテはそう指示を出すと急ぎ格納庫に向かい、自身のパーソナルカラーである蒼銀色に塗装されたゲルググB型に搭乗する。ガンダムは目前に迫っていた・・・。

 

「シャルロッテ、ゲルググ出るぞ。」

 

シャルトッテ機はガンダム迎撃のため出撃する。

 

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