なおキンバライド基地は本来一年戦争中は存在しません(できたのは一年戦争後)が本作では一年戦争中時から存在するという設定で進行します。
~アフリカ大陸・沿岸地域~
アフリカ大陸に降下したファルメン小隊は、輸送車両にMSを乗せ、キンバライド基地に向け移動していた。
「まもなく中継基地に到着します。」
輸送車両を運転しているジオン兵はレナにそう伝えた。
「そう、何事もなければいいけど・・・。」
だが、輸送車両を遠くから見つめていた不穏な影が徐々に迫って来ていた。
~連邦軍・臨時キャンプ~
「隊長、敵輸送隊を発見しました。」
連邦兵が会議用テント内の椅子に腰かけている女性に話し掛ける。
「そう、それで護衛部隊は?」
「はっ、確認できません。」
「そう、わかったわ。仕掛けるなら今のうちね。MSの用意を!」
「はっ!」
隊長の指示で連邦兵はMSの準備に入る。
「マリア姉さん、仕掛けるの?」
この隊の隊長を務めるのは、マリア・オーエンス。一方マリアを姉さんと呼んだのはシェルド・フォーリーという名である。
「ええ、ラウ。行くわよ。」
「了解だ・・・。」
ラウと呼ばれた渋い感じの男性は立ち上がり、一足先にMSの準備に向かって行った。
~アフリカ大陸・ジオン軍中継基地近辺~
「隊長、敵輸送隊を捕捉!」
シェルドの報告を受けマリアは攻撃開始を指示する。
その攻撃は輸送車両周辺に着弾する。
「何!?」
「敵の攻撃です!」
連邦の攻撃を受け、レナは速度を上げ離脱するよう指示するが、既に最大速度でありこれ以上は速度を上げられないとの返答を受ける。
もはや、ここまでかと覚悟を決めたレナだが、そこに救援が現れる!
「こちら、キンバライド基地戦車隊、救援に来ました!」
「援軍?助かった・・・。」
援護を受け、戦車隊が敵を引きつけているうちに戦闘区域を離脱をレナは指示する。
「戦車などで、止められると思わないで!」
ジオンの戦車(マゼラ・アタックの砲撃を軽々とマリア機(ジム・ストライカー)は、回避する。
「邪魔をしないで!」
マリア機のビームスピアがマゼラアタックを貫通する。
するとそのまま、ビームスピアを振り回し、周辺にいたマゼラアタック諸共撃破する。
「射程内、狙い撃つ・・・。」
ラウ機(ジムスナイパー)は、的確にマゼラアタックを狙撃していく。
シェルドのジムもマゼラアタックの砲撃を避けながら着実に撃破していく。
「APFSDS装填、発射!」
「何か来る!」
遠距離からの砲撃を察知したマリアはその砲撃を回避する。
「隊長、2時の方向に熱源がある、識別はジオンだ。」
マリアはラウの報告を受け、狙撃できるかどうか尋ねる。
「無論だ・・・。」
ラウは発見した熱源に向かい、狙撃する。その狙撃は、先程の砲撃を行った機体(ヒルドルブ)に命中する。しかし、その頑丈な装甲で大した損傷は与えられなかった。
「姉さん、敵輸送隊の反応をロストした!」
シェルドの報告を受けマリアは、撤退を指示し臨時キャンプへと引き上げる。
その後、レナ達は連邦軍の妨害を受けることなく無事キンバライド基地に到着した
。
~キンバライド基地・格納庫~
「ようこそキンバライド基地へ、私はこの基地の司令官を務める、ノイエン・ビッダー少将だ。」
「レナ・ファルメン少尉です、先日の救援ありがとうございます!」
「ああ、ともかく無事で何よりだ。では、早速本題に入ろうっとその前に君たちに紹介しておかなければならない奴がいる。」
ビッダーは、近くにいた整備兵にシトラス小隊のメンバーを連れてくるよう指示する。
数分後・・・。
レナ達の前にシトラス小隊のメンバーがそろう。
「ターナ・シトラス中尉です。」
長髪の女性がビシッと敬礼する。彼女がシトラス小隊の隊長、ターナ・シトラスだ。
続いてあいさつしたのは・・・。
「ゼート・シュバリエ少尉です。」
ゼート・シュバリエ、落ち着いた感じの青年が敬礼する。
「リバル・ユバル曹長です。」
りバル・ユバル、という男も続けざまに敬礼をする。
レナ達も各自挨拶を終え、ビッダー少将から今後の方針を伝えられる。
その内容は、シトラス小隊と共にオデッサへ向かえとの指示だった。
かくしてシトラス小隊をメンバーに加え、レナ達はオデッサへ向かうことになったのだが、連邦軍の追撃の手はまだ、終わっていなかった・・・。