ぼっちは六花を謳歌する。   作:すのどろ Snowdrop

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3話

比企谷と陽乃は休憩中、天霧とユリスはユリスのお説教が始まりそうになったところで、鈴を転がしたような音が響いた。

それから少し遅れて空間ウィンドウが展開される。

 

『来訪者です。取り次ぎますか?』

 

滑らかな機械音声がそう告げ、4人は思わず顔を見合わせた。

 

「ほほう、これはまた意外な組み合わせの来客だな」

 

ユリスはそう言いつつもどこか面白がっているような顔で、陽乃は笑いを堪えているような顔で、比企谷はバツが悪い顔でトレーニングルームの入口に立つ2人をみた。

1人は2m近い長身の青年。もう1人は青年とは対照的に小学生と間違われかねない低身長の少女だった。

青年は比企谷を睨み付け、少女はユリスを睨み付けている。

 

「紗夜に……レスター?どうして2人がここに?」

 

天霧の言葉に紗夜はずいっと1歩前に出ると、ユリスに向けて人差し指を突きつけた。

 

(人に指向けるなって教わらなかったのかよ……)

 

比企谷は内心呆れているが、そんな比企谷に

 

「比企谷!俺と決闘しやがれ!」

 

レスターが決闘を挑んだ。おそらく、先日のリベンジだろう。

 

(やっぱりこうなった……)

 

陽乃はこうなることを予期していた。

 

「いいけど、ちゃんと相手になってくれよ?」

 

比企谷は決闘を挑んだレスターに挑発した。もちろん、挑発をしたのだから、短気なレスターは激昴する。

 

「前回のようにはいかねぇ!不撓の証たる赤蓮の名の下に、我レスターマクフェイルは汝比企谷八幡への決闘を申請する!」

 

「てことでみんな下がろっか」

 

陽乃が喧嘩をしているユリスと紗夜、それをみてオロオロしている天霧に声をかけ、壁際まで下がった。

 

「我比企谷八幡は汝レスターマクフェイルの決闘申請を受諾する」

 

**********************

 

結果だけ言おう。比企谷が勝った。圧勝だ。斧を携え突進してきたレスターを隠蔽の星散で1発撃ち込み、校章共々レスターを弾き飛ばしたのだ。比企谷は1歩も動かなかず、レスターに圧倒的な力を見せつけた。

 

「クソっ!」

 

それだけ言うとレスターはトレーニングルームから出ていった。

 

「あれだけ強いなら充分な気がするよ……」

 

「あはは、俺も勝てるかわからないや」

 

「私は手加減されているのか……」

 

「銃の扱いなら負けない……」

 

壁際に寄っていた4人は比企谷のその強さに呆れてた。比企谷はそれを聞いて心の中でなみd……汗を書いていた。

 

(なんか、悲しい)

 

「……はぁ、星辰力よ、我が身から解放されし統星の力を封印せよ」

 

**********************

 

「はぁ、どうしてこうなった……」

 

比企谷がため息をつきたくなるのも当然の反応だろう。ついでに言えば天霧は比企谷の隣で苦笑いをしている。

 

レスターが立ち去り、4人が呆れた後、陽乃が急に5人いるしサバイバル戦やってみない?と提案したところからことは始まった。

比企谷は拒否したが、ユリス、紗夜、陽乃が乗り気になり、天霧は曖昧な反応をしたため、決行された。

 

ルール

1,制限時間は10分

2,制限時間内ならいくらでも立ち上がることが可能

3,膝より上の部位が地面についたら1d扱い

4,kの多い人の勝ち

5,kされた人は3秒で立ち上がること

6,3秒間、kされた人の半径10m以内には入らない

7,1位の人はそれ以下の人に1つずつなんでも罰ゲームを与えることができる。但し、常識の範囲内に限る。

8,比企谷の作ったk&dカウントバッチを付けること

9,常識の範囲内ならなんでもあり(攻撃、横取り、騙し、協力、逃げ、不意打ち等)

10,みんな仲良くプレイしましょう!

 

(おい待て、10はどっかで見たことあるぞ)

 

「気の所為だよ、比企谷君」

 

「気の所為じゃないんだよなぁ……。あと心読まないでください」

 

「じゃあ5秒前!」

 

「4……」

 

「3」

 

「2」

 

「働きたくねぇ……」

 

『試合開始!』

 




嗚呼、就活したくない、働きたくない、動きたくない
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