天才兄妹はSAOで頂点をとるそうですよ   作:さばや

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今回の話は少し長くなってしまいました!それでも良い方は楽しんでいってください!


ベータテスターとビギナー

「白、起きろ朝だぞ」

「もう、朝?にぃが早く起きるの珍しい」

「他のやつに先越されたらマズイからな」

「先、ご飯」

「またパンだけどいいか?」

「うん、大丈夫」

白はこのパンが案外気に入ったらしい。

「おいしかった。にぃ、行こ?」

「今日のノルマは12で行くぞ」

「了解です!」

白は敬礼して部屋を出ていった。それに続いて俺も外に出る。

「にぃ、今日はどこいくの?」

「次の街目指すしかないな」

「わかった」

次の街に行こうとしたら後ろにプレイヤーがいた。あの黒髪のプレイヤーだった。

「あんた達いつこの街に来たんだ?」

「昨晩だけど?」

「この街に来る時に分かれ道あっただろ?まさか右行ったのか?」

「ああ、そうだが」

「それが、どうかした?」

俺達が当然のように言うと黒髪の男は口が開いたまま固まっていたが我に返ったのかやっと言葉を発した

「いや、なんでもない。それより名前を教えてもらえないか?」

「先に名乗るのが礼儀だと思うんだが」

「ああ、そうだね。俺はキリトだ。よろしく」

「俺は空、こっちが白」

「空に白ね、よろしく。これからどうするつもりか聞いてもいいか?」

「次の街を目指すつもりだが」

「そうか、俺も休み次第あとを追うよ」

「そうか、しっかり休めよ」

「あんたらも気を付けてな」

キリトは俺達に手を挙げて宿に入っていった。

「白、あいつどう思う?」

「多分、ベータテスター。じゃないと、こんなにはやくこれない」

「そうだよな、ならあいつにボスのこと教えてもらったほうが良さそうだな」

「あっちで会ったら聞こ」

「だな、先進むぞ」

「うん、白のレベル越せるように頑張ってね」

「1しか変わんないから白も油断してると越されるぞ?」

「それは、ない」

「じゃあ勝負といくか?」

「絶対、負けない」

「「今度こそは!!」」

俺と白は森の中を走りながらモンスターを倒していく。今のレベルだと辛い敵もいたはずだがお構いなしに。夢中で倒していたら森を抜けてしまった。

「はぁ、白、レベル、どんぐらいだ?」

「11、ぴったしに、なった、よ、にぃは?」

「俺も、ぴったり11だ」

「引き分けだね」

「今回もお預けか」

「また今度」

「それで結構早く着いたけどどうする?」

「にぃに、まかせる」

「ノルマに届いてないからクエストでも行くか」

「ジャムほしい」

「パンにつけられるものとかが報酬のクエスト探すか」

この街のNPCの数が前の街の半分くらいしかいなかった。

 

「このおじさんでいいんだよな?」

クエスト報酬にクリームを出している人がいた。

「あってる…はず」

「ほんとに大丈夫か?違ってたらなんて答えればいいんだ」

「NPCだから、同じことしかいわない」

「そうだな、じゃあ大丈夫だな」

「にぃ、頑張って」

「あのー、クエスト受けたいんですけど」

「この街にはダンジョンがある。そこでフレンジーボア5体を倒してほしい」

「簡単じゃねぇか、クエスト依頼承認と」

「にぃ、早くいこ」

「そうだな、さっきのやつに追い付かれるかもしれないしな」

ダンジョンにはボス部屋がある。クエストを達成するついでにボス部屋も探しておきたい。

「準備いいか?」

「準備、おk」

「それじゃ、行きますか」

 

ベータテストではろくに上がれなかったと茅場に向かって叫んでいるやつがいた。どんだけ鬼畜なんだと思っていたが…。

「にぃ、ボス部屋見つけた」

「ボス部屋行く前に他の通路にいる雑魚キャラ倒してこうぜ」

俺達がダンジョンに入ってまだ3分しかたっていないがもう半分以上のモンスターを狩り終わった。

「もっと鬼畜設定かと思ったが期待はずれ過ぎて逆に萎えてくるぜ」

「1層なんてこの程度」

「はぁ、これ上がれないやつとかゲーマー失格だな」

「にぃ、全部倒した」

「ボスのとこ行くか」

白が見つけたボス部屋の扉は頑丈にできていた。

「ここがボス部屋か」

「にぃ、開けていい?」

「ああ、いいぞ」

白がボス部屋の扉を開けると中には鎧を纏ったルインコボルド・センチネルが3体とばかデカい大剣を持ったイルファング・ザ・コボルドロードがいた。

「白、これ盾役いなきゃ大変じゃね?」

「白達じゃ、弾けない」

「クエストは終わったし一度帰って考えるか」

1層のボスなんて2人で余裕かと思ったが攻撃力が高そうだから俺達では攻撃が弾けない。避けながら倒すのも無理がある。他のプレイヤー達に頼らなきゃいけないとは。

「なぁ白、敵の攻撃パターンわかれば全部避けられるか?」

「初見殺しなきゃ、余裕」

「そうか、なら人集めて攻略しようとするやつに混じってボスに挑めばいいか」

「それまで、どうするの?」

「この辺のやつはすぐに狩りつくされるだろうしとりあえず宿で待つとするか」

「わかった」

俺達はクエスト報酬のクリームを受け取って宿に戻った。

 

ボス部屋を見つけてから2週間が過ぎ、その間に1000人のプレイヤーが死んだ。だがまだ誰も1層を攻略しようと人を集めるものは出てこなかった。

「にぃ、クリーム終わった」

「あれから2週間もたったし無理もないか」

「にぃ、広場に人集まってる」

「行ってみるか」

広場では待ちに待った第1層攻略会議が行われていた。

「今日は俺の呼び掛けに応じてくれてありがとう!俺はディアベル。職業は気持ち的にナイトやってます!」

「ジョブシステムなんてないだろ~」

「ナイトって」

「冗談でもやめてくれよ~」

「今日俺達のパーティーがあのダンジョンでボスの部屋を発見した。俺達はボスを倒し、第2層に到達してこのデスゲームもいつかきっとクリアできるってことを始まりの街で待っているみんなに伝えなくちゃならない!それが今この街にいる俺達の義務なんだ!そうだろみんな!!」

ディアベルはみんなをまとめボス攻略をしようとしていた。

「やっとか、まぁ俺達が先に見つけたんだがな」

「白が見つけた」

「細かいな妹よ、だがこうゆうことをやると面倒なやつがでてくるってのはお決まりだ」

「面倒なやつ?」

「まぁ見てればわかるさ」

「それじゃあ早速だけどこれから攻略会議を始めたいと思う。まずは6人のパーティーを組んでみてくれ、フロアボスは単なるパーティーじゃ対抗できない。パーティーを束ねたレイドを作るんだ」

「まじかよ、俺達がパーティー組むとか不可能だろ」

「人怖い、しゃべりかけられない」

「だよな、どうするか」

悩んでいると1人の男が近寄ってきた。

「なぁあんた達、前の街にいた人たちだよな?」

「あんたは確かキリトだったか?」

「覚えてくれてたんだね、それよりあんた達は組む人いないのか?」

「ああ、俺達は2人だが?」

「よかったら組まないか?」

「別に構わないぜ?なぁ白」

「うん、ちょうどよかった」

「そうか、後はあそこに1人いるな。ちょっと誘ってくるよ」

「頑張ってな」

「またあとで」

キリトは1人でいるローブを被ったプレイヤーをパーティーに誘いに行った。

「よーし、そろそろ組み終わったかな?じゃあ」

「ちょう待ってんか!」

声の先には角が何本も生えたような髪型の男がいた。その男はディアベルの喋っているところにジャンプで向かっていきいきなり喋り始めた。

「わいはキバオウってもんや。ボスと戦う前に言わせてもらいことがある。こんなかに今まで死んでいった1000人に詫び入れなアカンやつがおるはずや!」

「キバオウさん、君の言うやつらとはつまり元ベータテストの人達のこと…かな?」

「決まってるやないか!ベータあがりどもは今クソゲームが始まったその日に、ビギナーを見捨てて消えよった!やつらはうまい狩り場やらボロいクエストを独り占めして自分等だけポンポン強なってそのあともずーっと知らんプリや。こんなかにも居るはずやで!ベータあがりのやつらが!そいつらに土下座さして、溜め込んだ金やアイテムを吐き出してもらわなパーティーメンバーとして命は預けられんし預かれん!」

「なあ、キバオウさん1つ言ってもいいか?」

「誰やあんた!」

「俺は空、こっちは白、ビギナーだ。あんたはベータテスターがビギナーを見捨てたと言ったが本当にそうか?」

「そうや!あいつらがわいらビギナーになんも教えんかったからたくさんのビギナーが死んだんや!」

「道具屋で無料配布してるガイドブックあんたももらったか?」

「もろたで?それがなんや!」

「これは元ベータテスターが配布してるものだ。それでもほんとに見捨てたと言えるのか?」

「まじかよ」

「あれ、ベータテスターが配布してたのか」

みんな乗ってきたな。

「さらに言うと俺達のレベルは13だ。恐らくこのゲームで1番レベルが高い」

「レベル13?」

「俺なんてまだ7だぞ?」

「俺もまだ8だ」

「ほんとにビギナーなの?」

「あんたらほんまにビギナーなんか!」

「ベータテスターならわざわざ正体明かすなんてリスク負うわけないだろ、俺が言いたいのはベータテスターじゃなくても強くなれる。強くなろうと努力しないで死んだのはそいつらが悪い。どうだ?キバオウさん」

キバオウはなにも言えなくなり前の階段に座った。俺達もその隣の階段に座った。

「よし、じゃあ再開していいかな。ボスの情報だが実は先ほど例のガイドブックの最新版が配布された。」

「「「「おお!」」」」

「それによるとボスの名前はイルファング・ザ・コボルドロード、それとルインコボルド・センチネルという取り巻きがいる。ボスの武器は斧とバック、4段あるHPバーの最後1段が赤くなると極東カテゴリのタルアールに武器を持ち変える。攻撃パターンも変わるということだ。」

「そこまで情報を集めるとはたいしたもんじゃねぇか」

「白達より知ってる」

「そうだな」

流石ベータテスター。俺達より情報を持っている。

「攻略会議は以上だ。最後にアイテム分配についてだが金は全員で自動均等割、経験値はモンスターを倒したパーティーのもの、アイテムはゲットした人のものとする。いぞんはないかな?」

「おうよ」

「おう」

「問題ない」

「よし、明日は朝10時に出発する。では解散!」

「白行くぞ~」

「うん、宿に戻りたい」

「キリトに聞かなくてもよかったな」

「おーい、空に白~」

「なんだ、キリトかどうした?」

「さっきはありがとな、あんたら俺がベータテスターだって気づいてたんだろ?」

「ああ、俺達に追い付くやつなんかベータテスター以外にいないしな」

「じゃあボスの部屋は見つけてたのか?」

「2週間前にな、まぁ誰かが見つけると思ったが2週間もかかるとは。それより俺達になんか用だったんじゃないのか?」

「いや、ただ礼が言いたかっただけだよ」

「別に思ったことを言っただけだよ」

「それでもありがとう。明日は頑張ろう!」

「お互い死なないようにな」

「じゃあまた明日」

「じゃあな」

俺達はキリトを見送り宿に戻った。




書くのってやっぱり疲れますね
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