天才兄妹はSAOで頂点をとるそうですよ   作:さばや

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かなり遅くなってすみません!これからは気ままにあげていきたいと思います!


ビーター

第一層攻略会議が行われた次の日。

「ふぁ~ 白~起きろ、そろそろ時間だぞ?」

「まだ夜中の午前9時」

「朝の9時な、そろそろ向かったほうがいいんじゃないか?」

「うん、」

「そうだな」

俺達は集合場所に向かった。

 

9時半頃についたがもうたくさんのプレイヤーが集まっていた。

「おはよう、空、白」

「よう、キリト。あのローブの子はどうしたんだ?」

「まだ来てないみたいだ」

「そうか、それより聞きたいことがあるんだがいいか?」

「ああ、いいぞ」

「ベータテストのときお前はどこまでのぼれたんだ?」

「ベータテストでは10階層までしかなかったんだ。俺は10階層までのぼった」

「じゃあ今回のボスも知ってるのか?」

「もちろんだ。昨日のボスの説明通りやつは最後に武器を変える。そのときに攻撃パターンが少し変わるがそこさえ気を付ければ勝てるはずだ」

「了解だ」

ボスのことで話しているとローブの子が来た。それに気づいた白が俺の服の裾を引っ張って教えてくれた。

「キリト、来たみたいだぞ」

「ほとんとだ、俺はあの子にボスとたたかうときの基本を教えてくるよ、2人はわかるだろ?」

「大丈夫だ。じゃあボス部屋に到着したら一緒に行動しよう」

「わかった、またあとで」

キリトはローブの子の方に走って行った。

「さて、みんな集まったみたいだね。ボス部屋へ向かうとしよう!」

「「「おお!!」」」

「みんなすごいやる気だな」

「みんな、殺気だってて、こわい」

「なるべく他のプレイヤーにボスを近づけさせないようにするぞ」

「うん、わかった」

白は頷くと俺に笑顔を向けた。

「よし、行くか!」

俺達はボス部屋へ向かうプレイヤー達の後を追った。

 

ボスの部屋の前にくるとディアベルが口を開いた。

「聞いてくれみんな、俺から言うことはたったひとつだ。勝とうぜ!」

みんなに気合いがはいる。

「行くぞ!」

重いドアが開かれる。中は暗いが奥に何かの気配を感じる。突然周りが明るくなりボスがプレイヤーの近くに跳躍した。ボスが近くにくると取り巻きのコボルト達が現れこちらに走って攻撃をして来た。

「攻撃開始!」

ディアベルが剣を敵に突き立て叫ぶとプレイヤーが一斉に敵目掛けて走り出した。各班に分かれスイッチとブロックを繰り返しボスにダメージを与えつつ、他の班は取り巻きの相手をしている。

「寄せ集めパーティーにしてはなかなか連携がとれてるな」

「うん、ディアベルって人のおかげ」

「そうだな、だが相手の攻撃パターンがベータテストの時と同じとは限らない」

ボスのHPゲージの最後の一段が赤くなり、ボスが武器を投げ捨てる。

「情報通りやな」

「下がれ俺が出る!」

「ここはパーティー全員で包囲するのがセオリーなんだが」

「多分、ラストアタックによる、ボーナス狙い」

ボスがタルアールに持ち替える。

だがキリトの顔は真っ青になる。

「ダメだ!全力で後ろに飛べ!」

キリトが叫ぶ。だがディアベルにはその声は届かずかなりのスピードで動き回るボスのソードスキルを直接受ける。

「ディアベルはん!」

吹き飛んだディアベルのところへ回復ポーションを使おうとキリトが走っていく。

「君ならわかるだろう?」

「ラストアタックによるボーナスか」

「頼む、ボスを倒してくれ」

ディアベルはキリトに全てを託し消滅した。

「空白の俺らがいながら犠牲出しちまったな」

「この失態は、ボスでチャラに、する」

「行くぞ!白!」

「がってん!」

やつの攻撃パターンはわからない。だが残りHPは少しだ!

「あの剣はノダチだ!初撃以外戦い方は同じだ!」

「了解!」

ボスがノダチを構え突っ込んでくる。

「白!スイッチ」

白の一撃がボスにヒットしボスを吹っ飛ばす。

そこに追い討ちをかけるようにアスナとキリトが二人でソードスキルを発動させる。アスナの素早いレイピアが炸裂しキリトの2連撃が決まる。

それと同時にボスの体から光が漏れボスが消滅する。

そして目の前にcongratulations!!の文字が表れる。

「「「や、やった!!!!」」」

「あー、しんどかったな」

「ニートに、この仕打ちはきつい」

「キリト、最後のソードスキルは見事だった。この勝利はお前のものだ」

「キリト、オメガグッジョブ!」

そういうとみんながキリトを称賛する拍手を送った。だがその空気の中1人声を荒げた。

「なんでや!なんで、なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!」

その言葉を聞きみんなが黙る。だがキリトはよくわからなかったのか聞き返す

「見殺し?」

とぼけていると思ったのかまた声を荒げた。

「そやろが!自分はボスの使う技しっとったやないか!最初からあの情報を伝えとったらディアベルはんは死なずに済んだんや!」

その言葉を聞きほかのプレイヤーがざわめく。確かにキリトは知っていた。だから後ろに飛べと忠告をした。だがディアベルは聞かなかった。もちろん、キリトは見殺しにしてなどいない。

「きっとあいつ、元ベータテスターだ!だからボスの使う技知ってたんだ!知ってて隠してたんだ!他にもいるんだろ!ベータテスターども出てこいよ!」

まずい。周りのプレイヤーがベータテスターを探し始めやがった。ここは俺が勘違いを教えるべきか。

「情報不足による勘違いだな」

「なんやて!」

「今回のボスの持っていた武器はタルアールじゃなくコダチという武器だった。もちろん武器も違えば攻撃パターンも変わってくる。だからキリトがその情報を最初に伝えるのは不可能だったんだ」

「でもあいつが情報を隠しとったのは事実やないかい!他のベータテスターらも知っとったのに隠しとったんや!」

「おい、お前!」

キバオウらを止めに入り今にも乱闘が始まりそうななかキリトは覚悟をきめる。

「フッハッハッ、元ベータテスターだって?そんな雑魚どもと一緒にするな。俺はベータテストのとき他のプレイヤーが到達できなかった層までのぼった。ボスの刀スキルを知ってたのはずっと上の層で刀を使うボスと散々戦ってきたからだ。他にもいろいろ知ってるぜ。情報屋なんか問題にならないくらいにな」

「なんやそれ、そんなんベータテスターどころやないやんか、そんなんもうチートやチーターやないか!」

「そうだそうだ!チーターだ!」

「ベータでチーター、だからビーターだ!」

「ビーター、いい呼び名だな。そうだ俺はビーターだ。こらからは元テスターごときと一緒にしないでくれ」

キリトはそう言い残し次の層へ行く階段を登り始めた。

キリトがとった行動は誰も理解できないだろう。俺たち空白以外は。

「にぃ、キリトはビーターなんだって」

「それがどうしたんだ?どうでもいいことだろ」

「嘘、にぃ笑ってる」

「まぁこんなクソゲーでも少しは楽しめそうだからな」

そして俺達も次の層へ向かう階段をのぼる。




次回からはキリトはあまりでてきません!これからは空白のボス攻略がはじまります!
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