天才兄妹はSAOで頂点をとるそうですよ   作:さばや

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少し投稿遅くなりました。申し訳ないです!


三連戦

第二層から帰って来た二人はすぐに宿の部屋を借りた。

「白、やっと飯食えるぞ」

「やっ、た~」

白が何回もお腹をならす。

「またパンだけど大丈夫か?」

「うん、十分」

一層で受けたクエスト報酬のクリームと市販のパンを白に渡した。受け取った白はクリームをつけて口に頬張った。

「おいし、かった」

食べるの早いな、先に寝ていいぞ」

「そう、する」

「白は空に体を預けすぐ寝てしまった。

「寝るのもはやいな、まぁ仕方ないか」

白を横にしてから空も横になった。疲れていたせいかすぐに眠りに落ちた。

 

目が覚めると窓から光がさしていた。もう朝みたいだ。白はまだ寝ている。

「パンでも食べるか」

朝食のパンを食べていると白も起きた。

「にぃ、おはよ」

「起きたか妹よ、パンでも食べるか?」

「食べる」

自分のパンを半分にして 白にも分ける。白はパンを小さくちぎり口に運んだ。

「にぃ、盾なくてもスイッチする方法、考えた」

「まじか!どうするんだ?」

「ボスが攻撃してきたら、二人同時にパリィすれば、いい。パリィされた衝撃でボスは2秒動けないから、パリィしてからでも攻撃できる」

「なるほどな、でもせっかく盾買ったから一回ぐらい使わせてもらうぞ」

「うん、わかった」

白の考えた方法は恐らく現実的に可能だ。だがそれは上の階層に行ったら通用するかわからない。常に盾は持っておくか。

「よし、行くか!」

二人だけでのボス攻略は初めてのことだ。二人はワクワクしながらボス部屋の前まで向かった。

 

そういえば今白の使えるソードスキルを知らなかったな。

「なぁ白、いまどんなソードスキル使えるんだ?」

「2連撃と5連撃のソードスキル」

「俺とは違うんだな。俺は1撃と4連撃だな」

「覚えとく」

「話してるうちについたな」

「うん、にぃ白以外に負けないでね?」

「白もな」

二人は顔を見合わせ笑う。そして、ボス部屋に続く扉をあける。

中に入ると同時に部屋に灯りがともる。部屋の真ん中に座っていたボスのアステリオス・ザ・トーラスが立ち上がる。立ったタイミングでSTARTの文字が現れる。

「行くぞ!白!」

「がってん!」

空白はボスに向かって走る。それを見たボスは自分の持っているハンマーを振り下ろす。それを空が盾でパリィした瞬間白が5連撃のソードスキルを放つ。ボスが怯んだ瞬間今度は空が1連撃のソードスキルを放つ。ソードスキルが直撃したボスは壁に吹っ飛ぶ。ボスは体勢を立て直し空白へ跳躍する。それと同時に溜めたハンマーを振り下ろす。だが空白はそれを待っていたかのように同時にパリィする。 そしてパリィの衝撃で一瞬動けなくなったボスに二人は4連撃と5連撃のソードスキルを決める。ソードスキルを食らったボスのHPはゼロになり青い結晶となって弾けとんだ。空白はハイタッチをする。だがすぐに異変に気づく。

「なんでCongratulationsかでてこないんだ?」

「まだ終わって、ない」

白がそういった瞬間さっきのボスと色違いのやつがスポーンした。

「二体連続か!」

「一層に比べて、弱かった」

「三体目もあるかもしれない!気を付けろ!」

「にぃも、気をつけて」

色違いのボスはハンマーを振りかぶる。そして重い一撃を空白に目掛け振り下ろした。その攻撃を空白は回避し、白はハンマーの上に乗り目に5連撃のソードスキルを叩き込む。怯んでいる隙にハンマーを持っている右手に空が4連撃のソードスキルをいれる。丁度ソードスキルが終わるタイミングに空が切った場所と同じところに2連撃のソードスキルをいれてボスから距離をとる。腕にかなりのダメージを負ったボスはハンマーを落とす。

「白!今のうちにソードスキルを叩き込むぞ!」

「わかった」

ボスへ向かって走る空白。ボスの残りHPは1ゲージ。二人が向かってくるのを確認したボスが叫ぶ。すると部屋の上からアステリオス・ザ・トーラスより二回りも大きいアステリオス・ザ・トーラスキングが降ってきた。

「白!二体連続になっちまった!俺がデカイほうを引き付けるからその間に小さいほうを頼む!」

「がってん」

白はアステリオス・ザ・トーラスキングの股の下をくぐり抜け、後ろにいるアステリオス・ザ・トーラスを狙う。だがそれを許さないかのようにキングが白にハンマーを振り下ろす。

「俺に任せろ!」

振り上げているキングによじ登り目に1撃のソードスキルを決める。一瞬前が見えなくなったボスがハンマーを振り下ろすが白には当たらない。白はそのまま5連撃のソードスキルを決める。ボスのHPはゼロになり青い結晶となって弾け飛ぶ。

「にぃ、やった」

「あとはこのデカイやつだけだ!」

キングは空に目掛けてハンマーを横に振る。空は1撃のソードスキルを使いボスの攻撃を弾く。

「白!ゴリ押しで行くぞ!」

「りょ、かい」

白は走りながら5連撃ソードスキルをボスにヒットさせる。少し怯んだタイミングで空も4連撃のソードスキルを撃ち込む。4撃目が終わった瞬間白が5連撃ソードスキルを胴体に撃ち込んだ。一瞬時が止まってボスが青い結晶となって消えていった。

「流石だな、妹よ」

「にぃも、グッジョブ!」

そして空と白は笑顔でハイタッチする。

「そういえばラストアタックボーナスなんだったんだ?」

「ムーンリットソードと、白いコートだった。剣、は片手剣、だからにぃにあげる」

「ありがとな白」

空が白に笑いかけると白も嬉しそうに微笑んだ。たった二人がボス攻略をしたことは情報屋の手によって全プレイヤーに伝えられた。プレイヤーの捉え方は様々だった。冗談と笑い飛ばすもの、攻略した二人を持ち上げるもの、チートではないのかと疑うものなど様々だ。だが周りの声など空白には関係ない。空白がやるべきことはただ目の前のゲームをクリアすることだけなのだから。




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