ハイスクールD×D〜暗黒英雄と赤龍帝〜   作:ゼパル・ガルベスク

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最近、とあるサイトでイッセーに見た目がソックリなキャラを見つけました。『漆黒使いの最強勇者 仲間全員に裏切られたので最強の魔物と手を組みます』って長いタイトルの主人公です。

あ、でも似てるのはあくまで漫画の方なので、漫画で調べれば分かると思います。ただ、とあるサイトでしかやってないみたいですが……




第2話:イッセー、死にかける!?

イッセーが変わってから数ヶ月の時が経った、アレから毎日体を鍛え続けた結果、すっかりスポーツマンの肉体となった。あまり真面目に取り組まなかった学問も、必死にやり高成績を取ることができた。その結果………

 

 

 

一誠「松田…元浜…何故か知らないがまた俺を題材にした同人誌を拾ったんだが…しかも必ず俺が受けのヤツなんだけど……」

 

 

 

「「何故か知らないが……じゃねえこの野郎!!」」

 

深刻そうに悩みを打ち明ける一誠に坊主頭の青年、松田と眼鏡をかけたインテリ系の青年、元浜が声を荒げながらガタンと席を立ち叫びながら詰め寄る。

 

一誠「うわ!?な、なんだよいきなり…」

 

松田「俺達だって被害者だ!お前の見つけたモノは全て雑兵も雑兵!!何が悲しくて俺達がオークになってビキニアーマーのお前を触手責めにしにゃならんのだ!?」

 

元浜「しかもなんかエロいんだぞ!!知り合いで、しかも男でちょっとドキッとしちゃった俺達の気持ちがお前に分かるか!!?」

 

一誠「知りたくなった!!どっちも!!!」

 

イッセーは悪友二人の発言に(色んな意味で)ショックを受けた、そうイッセーは変わり始めてから人気が出てきたものの、そのせいで腐女子なるものにこういった物を描かれているのだ。

 

因みに上の松田と元浜はスケベで有名、二人ともそれぞれちゃんとした長所があるのだが松田はその運動神経を生かさず写真部へ所属して『エロ坊主』や『セクハラパパラッチ』と呼ばれている。元浜は計算能力を悪用し『エロメガネ』や『スリーサイズスカウター』とか言われてる。まぁイッセーはイッセーで『おっぱい魔神』だの『スケベガキ』だのと言われていたのだが、あの事件をキッカケに変わったおかげで『駒王学園変態三人衆』は『駒王学園変態コンビ』に改名された訳だが……

 

元浜「頼むよイッセー!元に戻ってくれよ!!最近いい覗きスポットを見つけたんだ、また一緒に見に行こうぜ!!なぁ!?」

 

松田「そうだ!元浜の言う通り目を覚ましてくれ!!俺達はこれ以上腐女子の餌にされるのはもうゴメンなんだよ!!いやまぁ、こればら撒くと逃げやすくなるから助かってるけど……」

 

そう言って広げられた物を見て教室中の女子が眼をカッと開いて凝視した、まるで獲物を狩ろうとする猛獣の様だ。その物とはイッセーを題材にされた同人誌ばかりだ、それにイッセーはただただ顔を引きつらせるしかない。

 

一誠「(俺、変われたんだよね?これでよかったんだよね?何でこうなるの?そりゃ女子と関わる機会も増えたけど…これは何と言うか……)」

 

ドライグ『(前にも言っただろ相棒、ドラゴンは良くも悪くも何かを引き寄せると。それが良いものか悪いものかは運次第だ)』

 

自身の中に封印されているドラゴン、ドライグにそう言うもズッパリと言い切られてしまう。運次第だとか言われたらもう何も言えないのである。

 

一誠「(分かっちゃいたけど、流石に…あっ!そう言えば)なぁ、今日新しい先生が来るって聞いたけどお前ら知ってるか?」

 

松田「ん?よくは知らんが男らしいぞ」

 

元浜「俺達は男に興味はない!!」

 

そう誇らしげに言う元浜にアハハと乾いた笑いをすると、教室の扉が開き先生が入りながら「席につけー、もう始まるぞ」と言う。

 

先生「はい、もう噂で知ってるかも知れないが新しい先生が来ました。では、入って来てください」

 

「はい、失礼します」

 

 

そう言って入って来たのは、長身で白銀の髪を光らせ、エメラルドの様な水晶を褐色の額に付け、首に数字やアルファベットが刻まれたチョーカーを着け、穏やかなワインレッドの瞳の褐色肌の男性だった。

 

「皆さん初めまして、このクラスの副担のアダム・ディードです。まだ担当教科は決まってませんがよろしくお願いします」

 

 

 

***

一誠「イケメンだったなぁ、あの先生」

 

ドライグ『現代の人間にしてはだいぶ異様な姿だがな』

 

一誠「そりゃあそうだろう、グレモリー先輩みたいな髪色の人がいるのにあの格好がダメってのは流石に変だろ?」

 

ドライグ『正確には悪魔だがな』

 

 

学校の帰り道、イッセーは今日出会ったアダムについてドライグと二人で話し合っている。悪友の二人は部活でいない為久し振りの単独の帰宅である。

 

一誠「なあドライグ、悪魔なら知ってるかな。あの人の…俺の恩人の事を……」

 

ドライグ『いや、アイツらはグレモリー一族だ。眷属愛で有名な奴らが狂ってるレベルで悪党が嫌いなアイツの事を知ってるはずがない、第一勝手な事を悪魔の領土でやれば普通にバレる。お前が一度死んだ時はアイツが現れたせいで不安定になり悪魔達に感知されなかったんだろうな』

 

一誠「そっか…なら俺のライバルの白龍皇に聞くか?いや、でもなぁ〜、戦いたくねぇ〜〜!!」

 

ドライグ『そもそもそいつが知ってるとも限らないしな、まぁそのうち悪魔側から来るだろうから気長に待てば良いさ』

 

一誠「おう、そうだ《ズガァァァン!!》っ!?な、なんだなんだ!!、交通事故!?それともテロか!?」

 

ドライグ『相棒!空を見ろ!!」

 

ドライグにある人物の事を相談しながら話して返答しようとした瞬間、それほど遠くない所から爆音が聞こえてくる。辺りを見渡すイッセーはドライグの言う通りに空を見上げると、赤い夕日で照らされてるはずの空が黄緑色に変色していた。

 

一誠「な、なんだよ…これ……?」

 

ドライグ『これは結界だ、感じからすると堕天使と人間の様だが…なんだこれは?人間にしては異質すぎる……まるで人間の形をした何かの様な………』

 

一誠「それって、あの人かも知れない!!様子を見てくる!!」

 

ドライグ『待て相棒!あぁもう、慎重に行けよ!!」

 

一誠「分かってるよ!!」

 

そしてイッセーはあの人に会えるかもと思うと脱兎の如く走り出す、ドライグに何度も道を間違えていると言われながらも必死で走るととある公園にたどり着いた。

 

草むらに隠れて見てみると、中型車程の大きさの人型の怪物が黒い羽根と髪のボンテージ姿の女性を殴り飛ばしている所だ。その怪物は全身が真っ白で身体中がツギハギだらけで頭頂部にボサボサの茶髪を生やし、剥き出しにされた分厚い歯をギラギラとさせながら黒い羽の女性、堕天使に躙り寄る。

 

一誠「な、なんだあの化け物は!?」

 

ドライグ『相棒、奴は普通の生き物じゃない。明らかに様々な物が組み込まれた何かだ、ベースは人間なんだろうが最早別の生き物だ。逃げろ相棒、今のお前では勝てる可能性はほぼ無いに等しい』

 

一誠「あ、あぁ…でも……」

 

「う、うぅ、だれ、か」

 

そう、この場にはイッセーと怪物の他にもう一人いる、黒い長髪にボディラインがハッキリ出ているボンテージを着込み背中から二枚の黒い羽根を生やした堕天使の女性だ。イッセーと同じ年齢であろう女性は殴られた場所が悪かったのか動かないでいる。

 

一誠「このままじゃあの子は…」

 

ドライグ『戦ってどうする、お前はつい最近鍛え始めたばかりなんだぞ。あの化け物の強さは中級悪魔レベル、お前が勝てる確率はかなり少ない。仲間の堕天使に任せておけば良い』

 

一誠「それは、そうだけど……」

 

そう、いくら鍛えているとは言えイッセーは一般人だ。武術も何も習っておらず武器も持っていない、しかも魔力も殆どなく戦闘経験も皆無だ。そんな状態の素人が中級堕天使を軽々と遇らえる怪物と戦うなど鉄パイプで熊と戦うような無謀な行動なのだ。

 

しかし、イッセーの中では運命のあの日の事が頭の中を過っていた。自分を助けてくれた恩人。目的は理解出来ないが自分を助けてくれたあの人ならどうするだろうか、この理不尽な状況を黙って見過ごすのだろうか……。

 

一誠「答えは決まってる、あの子の仲間が助けに来るまで時間を稼ぐ!!」

 

ドライグ『…やれやれ、熱血さに更に磨きがかかったな。2分だ相棒、奴を倒す一撃を作るにはそれくらいかかる。あの女を助けたいなら2分間時間を稼ぎながら逃げるしかないぞ、それでもやるか?」

 

一誠「…やってやるさ、絶対に!!」

 

ドライグ『なら行け相棒、お前の底力をあの化け物に見せてやれ!』

 

一誠「おう!任せろ!!」

 

 

 

***

 

「・・・まさか、ここまでとはな」

 

公園の木の陰から黒ずくめの人物がそっと覗いている、そう彼はイッセーを助けたあの謎の人物だ。彼は自分の仕事をする為に中級堕天使の女を助けようと現れたのだが、イッセーが予想外の動きを発揮していたのを目撃して傍観していたのだ。

 

「まぁ、アイツも結構良い動きをしてたしな……予期は来てたが予想よりも早く成長してるな。だが、アレは()()()()()()()が産んだ怪物…俺の予想が正しければ、ほらな」

 

 

《ズガァッ!》

 

一誠「ぐあっ、がはっ」

 

ドライグ『何!?伏兵だと?一体どこに潜んでた!!』

 

ヒットアンドアウェイで怪物の攻撃を躱していたイッセーの脇腹に、突然別の怪物が現れて体当たりを喰らわせる。

 

「やはりドライグでも感知出来なかったか……また死なれる前に助けるとする…《ドグシュウゥゥ!!》んん?あの光の槍は……あの女か?」

 

数が四体に増えて押され始めたイッセーを助けようと身を乗り出した瞬間、イッセーから一番離れた怪物の眉間を貫く様に光る槍のような物が飛び出て倒れた。気を失っていた堕天使、レイナーレが目を覚まし攻撃したのだ。

 

レイナーレ「はぁ、はぁ、まだ死ぬ訳には…いかないのよ!!」

 

黒い羽根を広げたレイナーレは低空飛行でイッセーを拾い逃げようと高く飛翔する、しかし怪物達もそうはさせまいと立ち塞がり拳をレイナーレに振るう。

 

「……まさか、人間を助けるとはな。やはり色々と変わっているようだな、まぁ味方は多い方が良いと考えるべきかな…っとそれよりも早く助けるか、イッセーに神器の可能性について教える為にもな」

 

そう言って歩みを進める黒づくめの人物の左腕には、イッセーの神器の『赤龍帝の籠手(ブーステット・ギア)』がはまっていた。

 

 

 

 

***

《side:兵藤一誠》

 

アレからどれだけ経ったろうか…何度も何度も殴られて、全身から蝕む様な痛みがゆっくりと込み上げてくる。堕天使の女の子に助けられたけど数には勝てずにまたやられてしまった。

 

一誠「が、くふっ!カハッ!」

 

肺に骨が刺さっているのか、それとも胸に裏拳を喰らったからなのか上手く息が吸えない。立とうとしても腕に力が入らない、脚が棒みたいになって動かない、目が歯をギラギラと光らせる怪物から離せない。

 

怪物の歯は奥歯の様に磨り潰すのが目的な様な太く大きな歯だ、犬歯や前歯の形の歯は一本も生えていないのがよく分かる。噛まれたら痛いじゃ済まなそうだ、死にたくないと思ってはいるが、何処かで諦めているのか不思議と恐怖は湧かない。

 

ドライグ『クソッ、何なんだこいつらは!!新たな神話生物か!?それとも神器によって生まれた兵器か何かか!?』

 

俺の身体が浮遊感に包まれると共にドライグの慌てた声が聞こえる、ドライグにも分からないんじゃしょうがないよな、あぁ、俺はこのまま頭から齧り殺されるんだろうなぁ。

 

 

父さん…母さん…親不孝な息子でゴメン、兄貴の言う通りだった。俺はゴミ同然のクズだったよ……もしあの世があるなら、神様がいるなら二人の幸せをお願いするね……

 

松田に元浜…変わってからも俺の友達でいてくれてありがとう、俺の分まで、元気に過ごせよ……

 

堕天使の女の子…もしも、まだ動けるなら俺が食われてる間に逃げてくれ、そして俺みたいな奴を出さない様にしてくれ……

 

ドライグ…短い間だけど相棒になってくれてありがとう、次は俺よりまともな奴だと良いな……

 

最後に俺の命の恩人……出来れば会いたかったな…直接お礼を言いたかった…でも、死ぬ最後くらいカッコつけても良いよね……

 

 

一誠「んな…れを……助け、れて…ありがと…う」

 

そう言って俺は、一筋の涙を流して目を閉じた。自分の首が断頭台で断たれるのを待つ囚人の様にその歯を受け入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺から言える事はただ一つ、『気にするな』だ」

 

『Slash!』

 

 

でも、その時は訪れなかった……聴いたことのないボイスチェンジャーの声が聞こえたと思ったら、ドライグの声が聞こえて俺を掴んでいた怪物がバラバラになった。

 

地面に落ちた俺の目の前には黒いローブで全身を隠し、俺の神器である『赤龍帝の籠手』を付けた人物が立っていた。手の甲の部分には、まるで死神や蟷螂の鎌の様な刃物が付いている。

 

 

 

「さぁ〜てと?一方的なリンチ(ド派手なパーティー)の始まりだ!!」

 

 

 

 




イッセーは元々変態性さえ無くなれば結構まともなのでやや強くなりました、まぁ作者はあの技とかも使わせる満々ですが……(企)

次は黒ローブの男の活躍シーンです、なまえ?名前ですって?

オゥホホホホホホ!作者である私が長ったらしい事考えたせいでまだまだ先ですよ!!!!


黒ローブ「巫山戯てんのか?」

あ、いえ、大体はぐれ悪魔戦近くで名前出します、はい。


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