Vivid Punch   作:ただのファンだよ。

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早速二話目からサブタイがステゴロ組関係無しwww
ははーん天才的な俺様にはわかるぞ!
今回はギャグ路線だな!!

序盤シリアルだよ




浮気撲滅!一夫多妻去勢拳!!

 

大陸列強『聖王家』の末席の王女、

オリヴィエ・ゼーゲブレヒト。

 

物心つく以前の幼い頃に魔導事故で両腕を失った彼女は己の体内に自分が産まれる際に母から奪ったとされる聖王核があり。合計二つある。

聖王核を失くした彼女の母はオリヴィエを産んで死亡。

彼女は産まれた直後に親殺しを成したと恐れられた。

 

そんな彼女は城にほぼ幽閉されていたも同義だった。

 

唯一城から出られたのは、聖王家の血を引く王族が揃って見物する聖闘技場の武闘大会だけだった。

そこで彼女は彼に出会った。

彼女の出産を国中に知らせていた為存在を隠蔽する事が出来ず毎年仕方なく連れ出されていたオリヴィエは7歳の頃、興味本位で隙を見て逃げだした。

通路を歩く人達から身を隠して進む彼女を後ろから一人の少年が話しかけた。

 

「こんなところで何してるの?」

 

親戚と最低限の世話係以外で初めて話しかけられた瞬間だった。

会話する事に慣れていないオリヴィエは慌てながらもなんとか話し出した。親戚とは話した事のない者が多く、世話係との対面時間はい僅か1日で三時間未満、会話に関しては十分とない彼女は一生懸命言葉を探して話した。

結果。

 

「え?ごめん、わかんない」

 

泣きそうになった。

言葉を話せない訳じゃない。経験が少なすぎる彼女は何を話したらいいのかわからないのだ。

いわゆるコミュ障である。

 

「落ち着いて落ち着いて。

そんないきなり何もかも話そうとするから戸惑うんだよ。

まずは自己紹介から始めてみよう?」

 

少年に諭され自己紹介を始めたオリヴィエ。

 

「お、オリビェ・ゼーゲブレフィト。7歳ですぅ」

「オリビェちゃん?あはは、王女様みたいな名前だな」

 

王女みたいな名前?私は王女ですよ、と思ったが敢えて口にはしなかった。

親戚達は自分を忌わしく、世話係達は恐る恐るとしている事は幼き身であっても理解出来た。

髪の色、赤と緑の虹彩異色の瞳などとよく見れば偽れていない箇所があったが互いに幼い二人には理解出来なかった。

 

二人はその後友人となり毎年この武闘大会であっていた。

そんなある年、段々と少年がオリヴィエの正体を疑いつつも親しくし。武闘大会の少年の部に出場条件の年齢に至り出場するので応援してほしいと言われていた彼女は毎年の如くこの日に抜け出し市民と同時に観戦していた。

 

拳を握って他の子供達を打ちのめす少年の姿に心が踊った。

打ちのめされた子供には悪いがオリヴィエにはたった一人の友達の方が大切だった。

声を上げて健気に応援する自身に伸びる魔の手にオリヴィエは気付かず人混みに引きずり込まれた。

少年の瞳は一目離した瞬間に応戦席から消えた友達の席を捉えていた。

 

 

 

 

 

「む、むー!むー!」

 

口を布で塞がれ、縄で拘束された少女は捕らえられていた。

 

「いやー、まさか本当に聖王家の王女様がいるとわな!」

「こいつを人質に俺たちは大金持ちだ!」

「噂じゃ市民のガキに会いに来てるらしいぜ?」

「マジかよ。市民と王女の身分違いの恋ってヤツか?」

「それなんて御伽噺だよ!!」

 

『あははははははは!!!』

 

4人の男が腹を抱えて大笑いしていた。

4人には既に全て終わらせた後の豊かで裕福な暮らししか見えていなかった。

 

「むぐー!むぐぐー!!」

「なんだようっせぇな!!」

「むぎぃ!…………」

 

布で塞がれた口で喚くオリヴィエに腹を立てた4人組の1人が近くの物をオリヴィエに向けて投げた。

幸いオリヴィエには当たらなかったがオリヴィエのすぐ近くを通り、オリヴィエを縮こまらせた。

目元を潤せ涙目になるオリヴィエを見て1人の男が男を宥める。

 

「おいおい、可哀想だろ。こんな幼い少女を泣かせたら。

ゴメンね、お嬢ちゃん」

 

ニタニタ笑いながら気持ちの込められていない謝罪をする。

すると一番身長が低く下衆な表情をしている男が発案した。

 

「あのさぁ俺思ったんだけどさ。

こいつを連れて帰らねぇか!」

「はぁ?何言ってんだ。

そんな事したら金が得られねぇだろうが」

「へへ、話は最後まで聞くもんだぜ。何もこのまま何もせずに帰る訳じゃねぇさ。

金をくれればこいつの命を保証するって定期的に金を貰って、こいつが成長する待ってば良い。そしたら後は色々できるぜ。勿論()()()としてもな」

 

処理用。

この言葉に他の3人はオリヴィエを見る。ヒッと怯える少女、幼いが可憐な姿の少女に男達は妄想を働かせる。

 

「ちっちゃいガキですらこんななんだ。成長すればすげぇ別嬪になるぜぇ」

 

舌舐めずりしながら下劣な笑みを浮かべる男。

言ってる意味はよくわからないがとても恐ろしい事なのだと彼女は直感的に理解した。

 

「む、むー!むーー!!」

 

大きな声をあげて体をくねらせイモムシのように地面を這うオリヴィエ。

 

「おお!逃げようとしてるしてる。無駄なのになぁ」

「ふーん。じゃ今のうちに俺たちには歯向かえないって刷り込ませるか」

 

幼いうちに与えられたトラウマは成長しても決して色褪せる事のない呪縛となる。痛み、恐怖、手段はなんでも良い。精神に刻み込めればそれで十分。

男達はオリヴィエに歩み寄る。

男達に囲まれて逃げ場を失ったオリヴィエ。

カクカクと震え目を閉じる。そんなオリヴィエに手を伸ばす1人の男。

 

 

 

その時、

扉を蹴り飛ばし、1人の少年が入り込んでくる。

少年は大切な友達の少女と少女を囲む男達を見て走り出す。

 

「あ?なんだおま───げぶぅ!?」

 

少年に声を掛けた男の顔面に飛びかかって少年の拳が突き刺さる。

鼻先が潰れる感触がした。とても気色の悪い感触だ。

 

そんな事は無視して違う男に突撃する。

殴った男を蹴って跳び違う男にタックルして押し倒し頬に連打を打ち込む。

 

我に返った1人の男が後ろから少年を殴り掛かる。

少年は後ろを見ずに足を伸ばす。伸ばした足に男は自ら股間を強打させにいく。

あまりの痛みに股間を抑えて飛び上がる。

 

古代ベルカ時代の男児、それも武闘大会に出るような者は現代ミッドチルダの格闘術を習う子供達とは鍛え方が違う。

幼い子供でありながら大人顔負けの実力を見せる者だって少なくない。

 

痛みに悶絶する男にもう片方の足の踵が顎を打ち抜いた。

宙を舞い後方へ墜ちた男は顎、続いて後頭部を打ち脳が濡れて気絶する。

 

「な、なんだこのガキ、ボディガードか!?」

 

ボディガード?

想像もしていなかった単語に最後の男を見る。

 

「そ、それもそうだ!

一国の王女に護衛の1人や2人つけねぇ筈がねぇ!!」

 

ちくしょう!と悲鳴をあげて仲間を置いて逃げだす男。

 

「………王女。

いや、そんなことより助けないと。大丈夫か?」

 

布を取って、縄を力任せに引き千切りオリヴィエの拘束を解く。

 

「あ、あう、う…っ!」

 

感極まり少年の胸で泣きだすオリヴィエ。

少年、ルシウスはオリヴィエを優しく抱き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの時は大変だったな、捕まった恐怖で泣いてるのかと思ったら王女だとバレて泣いてただなんて」

「勿論前者も理由ですよ!!

けれど仕方がないじゃないですか!あの頃の自分じゃそう思って」

「ばっかお前。お前の友人一号であるこの俺がそんな事で離れるわけないじゃないか」

「それは、そうですけど。けど───!?」

「まぁまぁ。もう過ぎた事だそう熱くなるなよ。

今じゃ毎日嫌に成る程会えるんだ」

「………私と会うのイヤ、ですか?」

「バッキャロゥオメー。それこそあり得ないってもんだよ。

俺も、クラウスも、リッドも、お前の侍女達も、みんなお前を慕ってるんだ。信じろ」

「───。…うん、ありがと」

「ならよし!」

 

イイハナシダナァ、と涙ぐむオリヴィエの親しい者達。

 

「そう言えばこの前親しく話してた女の子。ダレなの?」

「あれ?話が変わった?なんかヤバイ感じ?」

 

イイハナシダッタノニナァ、と脱力して部屋から出るルシウス以外の親しい者達。

 

『話を聞いて!』

『問答無用!喰らいなさーい!』

『イヤーー!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ 現代ミッド ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

「浮気、必殺!アクセルスマーッシュ!!」

「ソゲシュ!?」

 

虹色の一閃を顎に受けて螺旋状に回転しながら吹き飛ぶシオン。

 

「そげぶ」

「シオンさん!アインハルトさんの胸を触ったって本当ですか!?」

「普通、そっち先じゃない?」

 

イチチ、と顎をさすりながら立ち上がったシオンが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()に言う。

 

「早く!答えて!ください!!」

 

ぷんすか!と頬を膨らませた怒りの表情(かお)で迫るヴィヴィオ。

 

「う、うん。まあ」

「触ってたんですか!」

「いや、偶然。偶然だから!?」

「あれは狙ってじゃないですか?」

「シオンさぁん」

「ひぃ!?落ち着けヴィヴィオ!

お前のような子が出したらいけない威圧感を放ってるぞ!」

「シオンさんが出させてるんじゃないですか!!」

 

グベッ!と潰れたカエルのような声をヴィヴィオに殴られて出すシオン。

シオンってバカだぁよぬぅね〜。

 

「お、おのれ。覚えておけよクラウス。

いつかボッコボコに殴ってやる」

「また胸をですか?」

「胸を殴ったんですか!?」

「…弁明させ───て貰えませんねわかってました!!」

「シオンさんの、バカぁぁあ!!!!」

「逃げろぉぉお!!!」

「待ちなさぁーい!」

 

走り去るシオンと追いかけるヴィヴィオ。

この光景にかつての、ベルカの記憶の懐かしさを感じるアインハルト。

シオン(ルシウス)がやらかし、ヴィヴィオ(オリヴィエ)が制裁する。現代で観れるとは思わなかった貴く楽しかった日常。

 

「一度は皆ばらばらに別れ、そのまま時が過ぎましたが、私達の関係は、絆は消えないものなんですね。

後はクロゼルグとエレミヤ…が居れば全員集まるですね」

 

私は、かつて(クラウス)のように接することが出来るのでしょうか?

アインハルトの問いは答えも無く消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい!クラウスー!ジーク達の一緒にカラオケ行こうぜ!!」

「え?…あのジークとは誰ですか?」

「え?ああ、ごめん。

ジーク、ジークリンデ・()()()()

 

 

…………ふぇ?




シオンにルシウスの記憶は有りません。
ハルにゃんをクラウスと呼んでるのはそれがなんとなくしっかりくるからです。



おまけ
「抜剣!
浮気必墜!一夫多妻去星煌刃!!」
「おまけでタイトル回収とか無いグワー!!」

ドッカーン。

「浮気はダメですよ」
「…そもそもそんな仲ちゃいますやん



ミウラ「はやてさんに教わりました」
シオン「あのクソ狸、ホントロクなことしないな」

こっちにしようかかなり悩みました
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