今回はあの作品のあの登場人物たちをモデルにしたキャラが登場します。
南方大陸某所、とある教会にて。
「ありがとうございます。殿下、姫様、それと…」
「あー別に王子でいいですよ。公式には一応それでとおってるんで」
青い衣装を着た若者が男の緊張をやわらげるように言った。
「この件が解決するまで博士の存在は決して公にしません。それまでしばらくの間ご辛坊ください」
「極秘情報はもちろん、博士の身の安全が最優先です」
若者と同じ年ぐらいの男女がつづいた。男性は黒の衣装を身にまとったいかにも聡明な雰囲気の青年である。腰には長い剣をおさめている。女性は白と薄いピンクのドレスを着た黒い長髪の心優しそうな表情をしている。
「造山帯でオフィオライトが分布していることから想定はしておりましたが、あれの産出がこんなにも豊富とは。いやはや驚きです」
「それが私たちの国々に広くあるというのですから。この情報も我々で共有していたのですが、それが盗まれたと知ったときは声がでませんでした。もしこれの大規模な採掘が始まれば環境への影響は計り知れないでしょう」
「加えて世界の軍事バランスにも影響がでかねない。そんなことになってからでは遅い。何としてでも止めなくては」
「しかし、盗まれた情報は殿下の双子の弟君の御協力もあって取り返すことができました。バックアップされていたデータもすべて破棄しましたし」
「いえいえ、彼は昔から盗みが得意でして。それでその情報はあのゾイドの中に記録されているのですね?今彼は?」
黒い衣装の青年が尋ねた。
「信頼できる人物の下に預けてあります。といってもその人物でもあいつを乗りこなせないかもしれませんが。とにかく気難しい性格ですから。あいつを乗りこなせない限り、あの情報は引き出せません」
「わかりました。でも一応極秘で護衛をいたします」
「加えてですが、私が無事であることを家族に伝えてもらいたいのです。この1年の間一回も連絡をとっていない。数年は家を離れるからとは話したのですが、なんとかならないでしょうか?」
「それについても検討いたします。ご心配なく」
「それを聞いて安心しました。本当にありがとうございます」
男は安堵し、息を吐いた。
「では博士、護衛いたします。どうぞこちらへ」
物陰から黒い衣装の青年と顔がうり二つの白いマントの若者が現れ、男を案内した
教会の近くから一機の飛行ゾイドが飛び立った。プテラノドン型ゾイドのストームソーダーだ。
「あいつに任せれば大丈夫だ。何も心配はいらない」
「そうね、スペイド。でも何としてでも博士とあの石を狙っている組織を明らかにしなきゃ」
「うん、そのために僕たちもこれから忙しくなりそうだね」
「しかし、リゼラ。呼び名が王子じゃなくてもいいだろ。本当はお前…」
「ハハハ、いいじゃないか別に。僕にはこっちのほうが似合っているんだから」
青い衣装の若者は笑いながらそう答えた。
3人は自分たちのゾイドを起動させ、コックピットに乗り移った。ジェノリッター、レインボージャーク、オルディオスである。
「まあ少なくとも君たちの結婚式前には解決できるって。なんとかなるさ、スペイド君、レイナ君」
「そろそろ俺たちも戻ろう。人気のないとはいえ、ここで3人ずっといるのはよくない。行くぞ、ジェノ」
「行くわよ、レインボー」
3人はそれぞれ自分の国へと戻っていった。
ドランプ王国、ブリッジ王国、そしてアーカディア王国へ。
東方大陸エドゥーシティー
ハイスクールの図書室でカゴメはジスパニアス鉱石と南方大陸について調べていた。
「なるほど、だからあの場所に点が集中していたわけね」
ジスパニアス鉱石は地殻とマントルの境界に当たるモホ面で形成される。そのモホ面が地表付近あるいは地表に露出しているのは、造山運動が活発な地域に限られる。南方大陸西部には巨大な山脈が連続している造山帯があり、モホ面の露出したオフィオライトが分布する。さらに山脈とその近くの平野部は、三つの国の領域に含まれている。ドランプ王国、ブリッジ王国、アーカディア王国の三国である。
これらの国々は規模こそそれほど大きくはないものの、住民の幸福度が極めて高い国として知れ渡っている。ドランプ王国は法制度が充実し、ブリッジ王国は教育や福祉に力をいれ、アーカディアは高い環境技術を有している。それぞれの国が足りない部分を補い合い共存している。
「あっ!もうすぐクラブが始まっちゃう。急がなくちゃ!」
本を棚に戻し、足早に図書室をでる。
「行くわよ、ゼロ!」
「グオー!」
闘技場内で操縦の訓練をする。
「ずいぶん慣れてきたようだな」
レビンは感心しながらゼロを見つめる。
「ストライクレーザークロー!」
ガシッ!
鋼鉄の長い棒を爪で破壊する。
「すごいじゃない、カゴメ!どんどん上達してる。私も負けてられないわー!」
「アカネ君もどうやらだいぶ慣れてきたみたいだね」
アカネも操縦を難なくこなせるようになった。今乗っているのはシュトルヒである。
「よし、今日はそこまで!みんなお疲れ。早速だが来週は紅白戦を行う。そこで新入生には実際のバトルを体験してもらう。どれだけ腕があがったかがそこでわかるだろう」
それを聞き、カゴメ達新入生は喜んだ。
「では解散だ!」
格納庫でゼロとカゴメは対面してた。
「いよいよ来週ねゼロ。楽しみだわ」
「グルルルゥー」
ゼロは低く唸った。
するとそこへ、
「カゴメお疲れー!」
トキネの声だった。
「お疲れトキネ。そういえばあんた乗るゾイド決めた?みんなはもう決めたようだけど」
「あっ…あたし!?えーまあね。それについてさっき先輩と相談してきたの」
トキネは少し慌てた様子を見せた。
「ねー、何のゾイドなのよ?教えてよ」
「ごめん、まだ教えられないんだ。ちょっと問題があって」
何かを隠すかのようにトキネは言った。
「うーん、わかったは。来週になればいずれわかることだし」
「ありがとうカゴメ。じゃあまたね!」
「バイバイ!」
元気のいい声であいさつし、トキネは帰宅した。
『それにしてもどうしたのかしらあの子?』
心の中でそうつぶやいた。
4話目いかがでしたか?
まだ文章能力が稚拙だったかと思うのですが、お付き合いお願いします。
三つの王国の王子とその双子の弟、お姫様、そして王子?話の内容からなんの作品の誰をモデルにしたかもうお分かりですね。この作品最近ガンダムネタが多いのですが、今回モデルにした人物でリーゼとかぶるキャラがいます。ヒントはCVの人(アカネ、ゾイドバーサスも関係あり)、貧乳、僕っ子、ジークンドーです。
また彼らに関係して推理物っぽい話も作っていこうかと思います。
あとこれからは、コロコロ作品に出ていたキャラもモチーフにしようかと考えております。