いろいろあって投稿が遅くなりました。
今自分としては、東京に行って科博の深海展や幕張の恐竜展、スカイツリーのコロコロスカイツリータウンに行きたい気持ちでいっぱいです。今月末にでも行きたいです。
余計な前置きでしたが、今回もよろしくお願いします。
「準備はいいわねゼロ」
「グオー!」
愛機のゼロが吠え、格納庫から闘技場へと歩み出した。
ゾイドバトルは基本的に3対3のバトル形式をとることが多いため、紅白戦でもこの形で進められることになる。新入生のチームは4つつくられ、カゴメはアカネやトキネとチームを組んだ。
「今までの練習の成果、見せてやるわ。ねぇ、ラプター!」
「アカネ、レブラプターでホントにいいの?この前みたいなことにならない?」
「大丈夫よ。もうコツとかはつかんだからバッチシ!」
アカネは様々なゾイドに乗ってみたが、一番相性がいいレブラプターで紅白戦にのぞんだ。
「それにしてもトキネはどうしたの?まだ来てないけど。それにどんなゾイド選んだんだろ?」」
「先週聞いたんだけど教えてくれなかったわ。隠してるみたい」
すると後方からゾイドが近づいてきた。
「ウォーン!」
「ごめん、遅くなっちゃって!」
「トキネ、そのゾイド!」
「えー、こいつがあたしの相棒よ。代々家に伝わるゾイドなの」
現れたのはキツネ型ゾイドのミラージュフォックスである。
隠密性に優れ、単騎でも高い格闘能力を有するゾイドである。同じキツネ型であるシャドーフォックスはライガーゼロの支援機としてかつての戦争で活躍し、多大な戦果を挙げたことで知られる。
「すごいじゃない、なんで教えてくれなかったの?フォックスがいれば私たちのチーム無敵じゃない」
「まだちょっと乗りこなせてないから心配よ。他のゾイドにしようと思ってたんだけど、おばあちゃんがこいつにしなさいって言うのよ。それと学校のゾイドじゃないからトラブルが起きたら自己責任になるし」
「だからキャプテンと相談してたのね」
「さあ、君たちも早く横に並んで。競技をそろそろ開始する」
レビンに言われた通り3体は横一列に並んだ。対面するのは同じく新入生のチームである。
「おいおい、前にトラブったやつと対戦かよ。ついてねーな、事故に巻き込まれちまいそうだよ」
「何ですって!?この前のあたしとは違うのよ。今見せてやるわ!」
「アカネ、挑発に乗っちゃダメ!言わせておきなさいよ」
相手チームはコマンドウルフ、シンカー、ドスゴドスに搭乗している
「ではジャッジマン、始めてくれ!」
「了解、バトルモード承認。フィールド内スキャン完了。バトルフィールドset up!
レディー ファイッ!」
ジャッジマンの掛け声と共にまずドスゴドスが動き出した。
「まずはあの女のラプターを片付けなきゃ。事故られる前にな!」
ドスゴドスのビームガンがレブラプター目掛け火を噴いた。
ドガッ、ドガッ
ガンが地面に当たり土煙が舞った。
「へっ、楽勝楽勝!」
とその時、真上から赤い影がこちら目掛けてにかぎ爪を立ててきた。
「甘いわね、食らえー!」
ズゴッ!
間一髪でゴドスは避けた。
「ふーアブねアブね。どうだ、俺の操縦の腕は。甘いのはそっちじゃねーか」
「今のはあんたが避けたんじゃなくて、ゴドスが自分で判断して動いたのよ。あんたのおかげじゃないわよ」
「ちっ、舐めやがって!それならこれはどうだ!」
脚部のスラスターでゴドスを加速させた。
「くらえ、ターボアクセレイションキック!」
決まった!そう思った。が、その瞬間ラプターは鮮やかに避け真上に飛んだ。
「パワーは負けても機動性はこっちが上よ!」
再び上から爪を立てゴドスに迫った。
「だめだ、よけられない」
グワシー!
ラプターの爪がゴドスの背を切り裂いた。
「わーっ!」
ドスゴドスは倒れた。
「ねっ、前のあたしとは違うっていったでしょ!」
「ちくしょう、あいつやるな」
ドスゴドスのパイロットは苦々しく思うも負けを認めた。
一方こちらはフォックスとウルフ
「やっぱりまだまだ乗りこなせてないか」
「それにしちゃあ俺よりましだな。だがこれで決める」
ウルフの牙に電気が走った。
「ならこっちもいくわよフォックス!」
「ウォーン!」
背中のウィングブレードを展開し向かってくるウルフに迫る。
ズバーッ!
ウルフの背中の砲塔をブレードが切り裂いた。
ウルフはそのまま崩れ落ちた。
「何とか乗りこなせたかなあ。でもまだまだだわ」
カゴメとゼロはシンカーを相手に奮闘中
「イオンブースター、オン!」
背部のブースターを起動しシンカーにレーザークローを食らわそうとするも避けられてしまう。
「シンカーの速さを舐めてもらっちゃあ困る。いくらライガーでもこの速度には追い付けないぜ」
『ゼロでもやっぱり無理か。それに装甲も弱くない。ならやっぱりこれしかない』
シンカーを追うのをあきらめ、その場で足を止めた。
「観念したか!」
ビームを放ちながら迫るシンカー。
それに対しライガーはビームを除けながら正面から攻めた。
「何っ、正面からだと!?」
ビームを打ちまくるも次々と避けられる。
「留めよ、ストライクレーザークロー!」
二体が交差した。
ライガーの爪がシンカーの装甲を切り裂く。
ガガーッ!
地面をすべりながらシンカーはダウンした。
「やったわ、私たちの勝ちよ!」
「くそー、俺もまだまだかあ~!」
4チーム中ではあるものの、カゴメ達のチームは新入生チームの中ではトップの成績であった。次がユカ、エリ、アユミのチームである。
「これもカゴメとトキネのおかげね。ゼロとフォックスがいれば怖いもんなしね」
「でもあんたもラプターを上手く操縦してたじゃない」
「まあね。動物的カンなのかわからないけど、ラプターの考えがわかる気がするの。だから乗りこなせたんじゃないかと思うの」
「あ~、私らのチームはカゴメ達のようにはいかなかったな~。もっと上手く乗りこなせたらな~」
「でもあんたたちも頑張ったじゃない。私たちの次に成績が良かったんだから」
談笑している6人に、キャプテンのレビンが声をかける。
「おめでとう。カゴメ君たちのチームが新入生の中で一番ゾイドを乗りこなせてるようだ。では明日だが、我々レギュラーチームと対戦してもらう。そこでの評価で今年のインターハイに出場させるかどうかを決める。では明日も頑張ってくれ」
レビンはカゴメ達を励まし、皆を解散させた。
『いよいよ明日か、腕が鳴るわ』
下校するカゴメ達。
そんな彼女たちの背を陰から見る怪しい二人組。2人とも顔がうり二つで青白い髪をし、口をマスクで隠している。年齢は12歳ほどである。
「あの女たち、中々の腕だったなあ、ゼン」
「ああ。特にライガーゼロの女がな。あれだけライガーと相性がいいゾイド乗りはあまり見たことがないな」
「これなら俺たちは出る幕はないか」
「いいやジン、何が起こるかわからないから油断はできん。あの方の命令なのだから、しっかり監視せねば。何かあれば俺たちの責任になる」
「うむ。ではそろそろ引き上げよう」
そうして2人組はその場から立ち去った。
最後に出てきた双子ですが、彼らもある作品のキャラからモチーフにした登場人物たちです。