理不尽壊しのリインカーネイション外伝 〜大切な人を守る物語〜   作:橆諳髃

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「まずは自己紹介をしておこう。俺の名前はガエリオ・ボードウィン。鉄血のオルフェンズで特務三佐という役職についていた。だが幼馴染の裏切りで殺されてしまった。その時助けてくれたのが愛護颯也だ。俺はあいつに返せない恩がある。まぁそれとは別に、あいつの理想と生き方に惹かれ、ついていく事を決めた。まぁそんなところだ。

さて、自己紹介はこの辺にして、早速物語が開幕するぞ」

あ、あれぇ……ほとんどガエリオさんが言っちゃってる?


プロローグ 大切な者を失った悲しみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

颯也が世界を淡々としている時、暇そうにしていた俺にも声がかかった。まさか神という存在と話す事になるとは思ってもみなかったが、とりあえずその時言われたのは、俺に行って欲しい世界があるとの事だった。

 

聞けばその世界には、魔法があるようだ。それも女の子にしか使えないと……しかし、20歳を過ぎるとその能力は失われるらしい……が、稀に死ぬまでその能力を持てる人達もいるで、個体差があるようだ。

 

そこまで聞けば……まぁ普通のサイエンスフィクションに聞こえる。だがそれには続きがあった。

 

20世紀前半……人類は突如として現れたネウロイという存在に襲われ、何人もの人の命が無くなり多くの国も占領されたと聞く。

 

それに対抗する者達の存在もいるとは聞いたが、それは直接その世界に行ってみた方が早いと言われた。

 

……ん? この話の流れ……もしかしなくとも俺は行く事前提か? まぁそれはそれで良いのだが……

 

そしてその世界に行く前に、何か特典を授けると言われた。一応3つまで要望は叶うらしい。ならばという事で、俺は自分の愛機であったキマリスを所望した。

 

まぁその世界に行くときはパワードスーツ扱いで、しかも何か特別な感情を抱かなければ最初は使えない様だ。最初に使えたならば、後は自由に使う事が出来る様だ。また自動で機体を整備できる能力も付いている様で、使っていない間はその機能が働き、傷ついた箇所や消費し弾薬は元どおりになる様だ。

 

因みにこれは余談だが……俺がいた元の世界にはガンダムフレームというのが存在し、そのキマリスも1つに数えられる。まぁ簡単にいうと、ガンダムという存在は他の機体よりも強いという事だ。

 

そして後残りの2つはと聞かれた時……俺は欲しいものはないと言った。キマリスがあれば何とかなると思ったからだ。例えパワードスーツ扱いでも、俺は軍人だ。対人戦闘もそれなりに積んで、元の時代では特務三佐という地位に上り詰めた。……多分親の影響も少なからずはあるだろうが……

 

それはさておきとして、後残り2つは神様がランダムで選んでくれるらしい。まぁ行って着いた時に確認するか。

 

そして……いよいよその世界へ行く時になった。まぁ表現としては転生と言った方が近いな。

 

(まぁ何はともあれ……颯也に救われたこの命だ。あいつのためだと思って頑張るとするか……)

 

俺は眩い光に照らされて、その世界に旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4年後

 

 

 

 

 

その世界に行き着いた時……俺は孤児として協会で住んでいた。幼少の頃に顔に大きな傷を作るほどの大怪我をし、それが醜いからと言って捨てられていた所を協会に拾われた様だ。まぁこれは、俺がマクギリスに殺された時と同じ様な傷だから気にはしないが……

 

まぁ協会での生活も悪くはないと思った。なにせこの世界で自我が芽生えたのはつい最近だ。寧ろ普通とも思える。だが前世と比べると……どうしても物足りないとは思わなくもないがな?

 

そんな生活を1年していると、俺はとある男の人に引き取られた。名前はクルト・フラッハフェルトといって、年は30歳ぐらいだったが、それよりも若く見えた。ひょんな事ではあるが……俺はその人物とこの世界で暮らすこととなったんだ。因みに俺を引き取ったのは、俺の青みがかった紫色の髪が綺麗だという理由がおもだった様だ。

 

それからすぐの事……俺はある女の子と逢った。名前はミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ……赤髪が綺麗な女の子だった。そして俺達はよく会う様になって、終いには家族ぐるみの付き合いをするほど仲が良くなった。

 

気付けば、その出逢いが恋にまで発展していて、彼女のことをミーナと呼び捨てで呼び合う仲にまでなっていた。因みに俺のことはガエリオで2人きりの時は俺の事をガッキーと呼んでくる。まぁ……ガッキーと呼んでくるのは気分がいいとかぐらいの様だがな。

 

勿論、彼女が魔法を使える事は知っている。初めて見た時は驚きを隠せなかったが、そういえば俺がここに来る前に神様がランダムで後2つの能力を与えると言っていたが、それは一体何なのだろうか?

 

転生する前に確か……俺の内を探れば分かると言っていた。精神統一をしろということだろうか? まぁせっかくもらったのなら、遠慮なく使わせてもらおう。

 

そして分かったことは……俺には固有魔法が備わっているという事だ。後は……薄っすらと見えたが、俺が死んだ後の世界が見えた。

 

俺を殺した幼馴染……マクギリスが何らかのガンダムフレームを駆使してアリアンロッド艦隊に1人で特攻している所と、それに対して……

 

(あれは……キマリス……か? だが装備や姿も違う様な……っ⁉︎)

 

そこで見えてしまった。そのキマリスの様な機体に乗っているのは俺で、マクギリスと戦っている場面を……。

 

これが最後の1つの特典だというのだろうか? だとしたら神様は意地悪に思える。だが……

 

(俺を殺したはずのマクギリスとあぁも互角に戦い合っている……という事は、あの世界で生きている俺は成長したということか……なら!)

 

俺もうかうかとはしていられない。あの世界で俺が生きていようと、死んだはずの俺を助けてくれた颯也について行こうと決めた。だから俺も頑張らないとな。

 

そしてその日から、俺は自分の固有魔法を使いこなす訓練を始めた。

 

俺の固有魔法は螺旋力……つまり回転力とも呼ばれるもので、簡単に言うと、投げたボールを自由に回転させてコントロールできるというものだ。

 

まぁその訓練自体他の人にバレると厄介だから、日に日に場所を移しては訓練した。

 

まぁ、それだけをやっていたわけじゃない。俺には、元いた世界でやっていなかった趣味をやっている。それは、おじさんから習ったピアノや、それ以外の楽器を演奏する事だ。

 

ミーナが歌を歌うのが上手いから、俺もそれに触発された感じでおじさんに教えてくれと頼んだ。おじさんも元々ピアノや他の楽器を演奏する奏者として有名だったこともあり、そこは基礎からしっかりと教わった。

 

今ではしっかりと演奏できる様になって、ミーナが歌う度に演奏している。

 

俺は、戦い以外でこんなにも楽しい生活を送れるとは思っていなかった。そんな生活を過ごしていたために、俺が何故かの世界に来たのか……その理由を忘れてしまっていたんだ。

 

だが俺とミーナの歳が15になった時……異変が起きたんだ。

 

ネウロイ……そう言われる存在が突如として現れ、人々の生活を脅かし始めたんだ。俺とミーナは、空軍に入る事を決意した。そしておじさんも……軍の整備士に志願した。

 

俺は……恋人であり大切な存在であるミーナと、俺を育ててくれたおじさんには正直入って欲しくなかった。俺は前世で軍属だったこともあり、軍に入る事は怖くなかった。

 

だが……俺はあの時の様に……大切な存在が目の前で死んでしまう所は見たくなかった。だから、俺にとって大切な人達であるミーナとおじさんには軍に入って欲しくなかった。

 

だが現状として、唯一魔法を使うことができる女性がネウロイに対する手段だ。だからミーナは逆にその力で、俺とおじさんを守るといって聞かなかった。そしておじさんもミーナと、自分の息子として育ててきた俺だけを戦場に行かせるわけには行かないといって聞かなかった。

 

結局は3人とも軍に入った。ミーナはウィッチとして、おじさんは整備士として……そして俺は戦闘機のパイロットとして……

 

それから数ヶ月が経った。ネウロイの進行は、いよいよガリアを占領しようとしていた。そこで軍は、一般市民をガリアやガリアに隣接する国に住まう市民達を避難させる作戦に出た。その避難が終了するまで、俺達軍属はネウロイの進行を少しでも長く止まらせる事が、作戦の主な概要だ。

 

だが俺もこの数ヶ月の間……訓練兵としていたわけじゃない。確かに最初は訓練兵だったが、俺はもう努力して、入隊した1週間で前線に赴き、ネウロイ達と戦っていた。

 

正直ビーム攻撃は驚いたが、そんな事で墜ちる俺ではない。この数ヶ月の間に、何体もネウロイを撃破してきた。それが功を奏して、その作戦では前線の1部隊長を務めることになっている。

 

そして市民の避難作戦が決行される数時間前……

 

「ミーナ……そのドレス……」

 

「えぇ。このドレスを持っていると未練が生まれそうで……だからここで燃やそうと思うの」

 

「だがそれは……君が昔から貯めてきたお金で初めて買ったものだろう? そんな大切な代物を……」

 

「うぅん。いいのよこれで。それにドレスなんて、また買おうと思えば買えるわよ」

 

「……そうか。分かった。ミーナがそう言うのなら、俺はこれ以上何も言わない。だが1つだけ……この避難作戦が終わって無事にまた会えたなら……渡したいものがある」

 

「渡したいもの?」

 

「あぁ。だから……また無事に会おう。俺とおじさんとミーナのこの3人で」

 

「っ! えぇ!」

 

そしていよいよ作戦が始まった。俺は1つの部隊長として、ネウロイと戦った。勿論その舞台に属する奴らも守りながらだ。だが……時間が経つにつれ1機また1機と堕とされ、最後には俺と3機だけとなった。だから俺はそいつらには撤退命令を出して、おじさんがいる戦闘機の整備基地まで避難させた。後の判断は自由だと言ってある。

 

だがこちらも消耗している。燃料は残り3割で、弾薬も残り2割……さてどうするかと思っていた時だ。

 

俺と交戦していたネウロイが、数発の弾丸を浴びて撃破されたのだ。俺は銃弾が撃たれた方向を見る。するとそこには……

 

「ガエリオ! 1人で突出し過ぎよ‼︎ ここは私達に任せて、貴方は基地で補給を受けて!」

 

それは、ストライカーユニットと呼ばれる装備を付けたミーナと、他のウィッチ達だった。

 

「す、すまない。助かった」

 

「良いのよ。それに約束したでしょ? また無事に会うって」

 

「っ! あぁ! その通りだ! すまないが、少しだけ持ちこたえていてくれ‼︎」

 

そして俺はその中域から離脱して、おじさんのいる補給基地へと行った。だが……そこで思いもよらぬ展開を知ってしまったんだ。

 

基地についた時、そこはほぼもぬけの殻となっていた。ただ……

 

「ガエリオ、無事でよかった」

 

「お、おじさん⁉︎」

 

そこにはおじさんが1人いた。状況を聞くに、既に一般市民の避難は完了しており、残すは軍属の俺達が撤退すれば作戦は終了となる。だが軍は思いもよらぬ事を思いついたようだ。

 

それは、ウィッチ達を囮として使い残りの軍属を撤退させると言うものだった。その通達はウィッチにはされておらず、彼女達は知らずに戦っていると言う事だった。

 

まぁ残りの軍人が撤退を終えたらウィッチ達にも撤退命令が降ると言う事なのだが……

 

「それだと……ミーナはどうなる⁉︎」

 

「あぁ、ミーナちゃんも囮として利用されたんだろう。だがそこは大丈夫だ。君がここにきた時にはウィッチ達にも撤退命令が下されているはずだよ」

 

「そ、そうか……だ、だったら何でおじさんがここに?」

 

「そんなことは決まっているよ。息子1人を残すわけにはいかないからね」

 

「おじさん……」

 

「さて、話はこのぐらいにして整備を始めるよ。それとこのインカムを持って行きなさい。近くの人と簡単に通信ぐらいはできるから」

 

俺はおじさんからインカムを受け取り耳につけた。そして整備が始まって数分後の事だ。インカムから通信士の声が聞こえる」

 

『ネウロイがウィッチ達の包囲を一部突破した! 避難していない者達は速やかに避難せよ‼︎ 繰り返す!』

 

(なっ⁉︎ ネウロイがもうここまで来るのか⁉︎)

 

「ガエリオくん!」

 

「は、はい!」

 

「整備はあらかた終わった。君はミーナちゃんを迎えに行くんだ!」

 

「あ、あぁ。だがおじさんはどうするんだ⁉︎ ここにネウロイが来るまで時間がないぞ⁉︎」

 

「そんなのはこっちで何とかする! それよりも君はミーナちゃんを迎えに行くんだ‼︎」

 

その言葉で俺はエンジンを入れる。徐々に戦闘機の振動を強く感じた。だがそれと同時に、この基地の近くにネウロイが現れた。俺は戦闘機の窓を解放しておじさんの方に手を伸ばした。

 

「おじさん! ネウロイが近くまで来てる! ここが攻撃されるのも時間の問題だ! だから……」

 

「そんな事したら戦闘機が重くなる! それよりも君はミーナちゃんの元に行け‼︎」

 

「で、でも‼︎」

 

「つべこべ言わずにとっとと行けぇ! ガエリオ・ボードウィン‼︎」

 

「っ⁉︎」

 

その言葉が引き金で……俺はその基地から飛び立ってしまった。

 

『そう……それで良いんだ、ガエリオくん。君は……ミーナちゃんと幸せになるんだよ……』

 

おじさんの声がインカム越しに聞こえた後、基地はネウロイに攻撃されてしまった。俺がさっきまでいたところも……ネウロイのビームで焼かれ、さっきまでいたはずのおじさんの姿も……そこにはいなかった。

 

「うぅ……ぐぅっ……うぁぁぁぁぁぁぁっ……!」

 

目から涙が溢れてきた。この感じは……あの時と一緒だ。カルタを失ったあの時と一緒の感情だった。俺は……許せない……俺には……キマリスが託されたはずなのに、未だにその力を使えない……それがあれば……その力を使えさえすれば……

 

「……許さない」

 

俺はたちまち、怒りの感情に飲み込まれた。

 

「許さないぞネウロイ‼︎」

 

俺は固有魔法を発動して、ありったけの弾丸をネウロイに撃ち込んだ。そいつはコアを破壊され散った。だが……この怒りは収まらない。収まらないが……

 

「……ミーナと合流しよう」

 

おじさんの最後の言葉これを違える事だけはしたくなかったから、一時的ではあるな怒りを抑えてミーナの元に向かった。

 

それから数分でミーナの元に合流はしたが、既に魔法力も底をつきかけていた。

 

「聞こえるか⁉︎ ミーナ!」

 

「っ⁉︎ ガエリオ⁉︎」

 

「軍からの撤退命令が出ているはずだ! ミーナ達も早く戻れ‼︎」

 

「で、でもネウロイがまだこんなに……」

 

「そいつらは俺が食い止める! だから早くミーナ達は行け!」

 

「……分かったわ。でも……必ず帰ってきて……」

 

ミーナはその言葉を俺に告げてその場から去った。さぁ……ここからは俺の復讐だ。

 

「おじさんの仇……取らせてもらうぞ‼︎」

 

それから時間がいくら経ったか分からない……あれだけいたはずのネウロイも残りわずかとなったが……こっちも満身創痍だ。それに弾薬も1割を切って残り数発……どう見ても倒せそうにない。

 

(くそ……ここまでなのか……せっかくミーナにも生きて帰るように言われたのに……。それに、これも渡すつもりだったのに……)

 

後ろの席には、無事に帰ったらミーナに渡すと約束した品が入っている。これは何としても渡したかったが……どうやら渡せそうにない。

 

そんな時、ある風景が頭を過ぎった。ミーナと楽しく過ごしたあの時間……ミーナの笑った顔、嬉しそうな顔、怒った顔、涙を流した顔、ふくれっ面の顔、いじけてる顔……そして俺の事を大切に想っている顔……

 

(そうだ……こんな所で諦めれる訳がない‼︎)

 

颯也だって、こんな事じゃ諦めない! なのに俺が諦めてどうする‼︎

 

俺は懐から拳銃を取り出した。そして戦闘機の窓を開けて、一体のネウロイに向けて撃つ。するとそれは、ネウロイを貫通して核も壊した。

 

(よし……まだ俺は戦える! 生きて帰る事ができる‼︎)

 

しかし、その思いが油断を生じさせたのか、ネウロイから放たれたビームが戦闘機の翼に直撃した。

 

「くっ⁉︎ 制御が効かない‼︎」

 

目の前にはネウロイがいて、このまま行けば衝突は免れない! だが制御が効かない! また銃で撃って攻撃し核を壊すか? いや、間に合いそうにない……

 

これは……いよいよ詰んだか……

 

(ミーナ……すまない……)

 

そう想った途端……視界が暗くなった。俺は……いよいよ死んでしまったのかと……そう思った。だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【おい……我が主人よ、起きろ】

 

その声は聞いた事がなかった……だが、身体が勝手に反応して目は開いた。するとそこには……巨大なシルエットが佇んでいた。

 

【ようやくここに来たか……随分と遅かったな、我が主人よ】

 

「お、お前は誰だ? そしてここは……」

 

【ここは主人の深層心理……主人が諦めかけ、心が折れる寸前にここへと来たのだ。そして我が名はキマリス……主人と共に戦場を駆け抜けた者だ】

 

「き、キマリス⁉︎ お前がか⁉︎」

 

【そうだ。だが……ここでいつまでも話している余裕はない。そこで単刀直入に聞かせてもらおう……我が主人よ……力を欲すか?】

 

「……あぁ。お前の力が必要だ」

 

【即答だな。では……何のためにだ?】

 

「俺は……さっき大切な家族を失った。正直お前の力は……復讐として使いたい。だが……俺にはまだ大切な存在がいる。だから俺は……その人を……ミーナを守るためにその力を使う‼︎」

 

【良かろう! 我が主人ガエリオ・ボードウィン! 汝に我の力を授けよう‼︎】

 

その声で俺は正気に戻った。状況は以前変わらずネウロイに追突しようとしている……

 

だが……俺はもう諦めない! 挫けない‼︎ 俺はもう……力を得たんだ‼︎

 

「俺の想いに応えろ! キマリス‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日……ウィッチーズ隊の撤退を支援したガエリオ・ボードウィン少尉は、ガリア上空に佇んでいた最後のネウロイに突貫……結果、ネウロイは撃破されたが、ガエリオ少尉は戻ってこなかったという。

 

その少尉の勇姿を讃え、軍はガエリオ少尉を二階級特進として大尉の称号を与え、盛大に追悼した。そこには……ガエリオの父親的存在であったクルト・フラッハフェルトの遺影と、ガエリオの笑みが映った写真を抱えながら泣いているミーナの姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……一方は……

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……やっとこの戦闘機も直ったな」

 

そこには、死んだはずのガエリオが自分の愛機である戦闘機を直していた。

 

しかも体もピンピンしていた!

 

「正直あの後、すぐにミーナには会いに行きたかったが……」

 

その途中……軍が何かを回収している場面に遭遇した。それはネウロイの核の破片だった。そこで俺は……軍が何か良からぬ事をしようとしていると考え……そのまま身を隠した。

 

軍の方では、どうやら俺は戦死扱いになっているようで……ミーナにも悲しい想いをさせていると考えると心が痛かった。

 

だが……軍の事も放ってはおけない。だから俺は、ネウロイに占領されたと思い込まれているガリアの地にて身を隠しつつ、軍の動向を探った。

 

(この世界……どうやら最終的には一部の人間が事を起こすという事か……)

 

どこの世界でもそれは変わらないのかと思いながら、俺はこの世界で生きていく。ミーナと再び再開するために……




ふぅ……やぁっと書けました!

という事で、ここで燃料切れ……続きはまた後日という事で‼︎
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