理不尽壊しのリインカーネイション外伝 〜大切な人を守る物語〜   作:橆諳髃

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「今回はちゃんとした戦闘シーンが入るようだな」

えぇ、前回は結局キマリスの戦闘シーンを描いていませんなでしたので、見てくださった読者の皆様はすこしがっかりしたとは思います。ですが、今回はちゃんと描写も描いているので安心してください‼︎

「あぁ、なら俺も楽しみに読み進めるとしようか」


原作1期介入
1話 名を偽った男


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから3年ほど経ったか……俺は、軍に自分が生きていることがバレないように名前を偽った。ヴィダール……それが今の俺の名前だ。そして素性もバレないように仮面もつけている。

 

ん? どうやって入手したか、だと? そうだな……これは自らが創り出したものだ。俺の記憶にあるものは、想像すればいくらか作れるようだ。これが俺の3つ目の能力と言ったところだ。ただし記憶にあるものだけだ。記憶にないものはできないし、大きなものであれ小さなものであれ、作った後は疲労感が重くのしかかる。

 

なに? ヴィダールの記憶がないくせに何故その仮面が作れるか? か……

 

そうだな……この3年の間、寝ていると夢を見る。それは、俺がガエリオとして幼馴染に殺された後の世界のことだと思う。

 

夢の内容は……俺が顔に大きな傷を負い、そこからラスタル・エリオンという男の元でこれまでの身分と名を隠し、俺を殺した幼馴染の動向を探るというものだった。

 

勿論、ラスタルという男から下された命令には従ってはいた。それが……俺と俺が好きだったあいつを殺した幼馴染への仇に通じると思いながら……

 

そんな理由もあって、その夢は3年も経てば俺の記憶として定着した。勿論俺には身に覚えのない事だ。だが……それでも他人事には思えない。そんな実感が、俺にはある。まぁそんな理由もあって、ヴィダールとしての記憶もある。これで説明になっているか?

 

そんなわけでだ……無から有を創り出すというのは、それなりに代償が必要だということだ。これを颯也は普通にしているところを見ると、やはり只者ではないなと思ってしまう。俺も負けていられない。

 

そして今俺がやっていることといえば、補給部隊を襲おうとしているネウロイを撃破し、その代わりとしていくらかの物資と情報をもらっている。

 

俺は颯也のような慈善家ではない。まぁ、命があるからこそ明日を生きることができる……用は、彼らの命を守っているのだからそれぐらいの報酬があってもおかしくはないという事だ。

 

だが、その他にばかりに留まっているわけではない。幾らかの情報は自分自らが動いて収集している。そうしなければ、信憑性というものが無いからな……それに、留まるばかりだと身体が鈍る。だからキマリスを使い、身体能力の向上にも務めていた。

 

そして様々な土地に赴き、情報収集しつつその土地の風土を肌で感じた。文化の違いというものには酷く驚かされるところがあるが……それを身近に感じる事は、俺にとってもいい影響を及ぼしたと思う。

 

だからこそこの世界を守らなくてはという思いにもかられる。だが……俺が1番に願う事は……ミーナが無事で元気にいて欲しいという事だけだ。俺が仕入れた情報によれば、第501という部隊で隊長をしているようだ。しかも階級は中佐だ。あれからまだ3年しか経っていないというのに、凄いものだ。それほど努力をしたという事だろう。ミーナにも負けてはいられないな。

 

そして今日は、勝手ながら哨戒任務についていた。俺が得た情報からすると、扶桑国から赤城という母艦がブリタニアに着くらしい。その時に何事もなく着いてくれたなら、俺としてもありがたい。その理由としては、扶桑国で物凄い腕を持つウィッチがブリタニアに帰還するというものだ。そしてそのブリタニアにには501部隊の前線基地がある。勿論ミーナもそこにいる事は分かっている。

 

キマリスなら、ここからひとっ飛びで行くことができる距離ではあるのだが……今はまだ早い。軍が何をしようとしているのか突き止めるまでは、俺はミーナの元に顔を出すわけにはいかない……

 

なに? 顔を出さなかったら良いと? いや、声でバレてしまう可能性がある。だからこそ、俺は行きたくてもいけない。ただ……陰ながらではあるがサポートぐらいならできる。まぁそれがどうやるかは想像に任せるがな?

 

そして、赤城が通るであろう周辺の海域を哨戒していると、キマリスのレーダーに敵が映った。この方角は……まさに赤城が航行しているルートだな。だがブリタニアの方からも時期に援軍は来る。だから今回は大丈夫そうだな……

 

(いや待て……この方角にもう1機ネウロイがいるな。しかもブリタニアの前線基地に近い……まさかここで部隊の分断を図ってきたか?)

 

赤城の方にいるネウロイの元に、501の本隊がやっと到着したところだった。そこから基地に戻るには、早くても10分はかかる……その間にネウロイが前線基地を破壊してしまうかもしれない。ならここは……

 

「俺が行ってネウロイを撃退する」

 

俺はブリタニアの方にいるネウロイの元へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ミーナ

 

 

 

 

 

 

まさかネウロイが私達を分断する作戦を取るなんて思わなかったわ。私達が美緒の援軍に駆けつけたと同時に、前線基地の方にもネウロイが現れたまと報告が入ったの。

 

美緒の方は何とかなるとしても、基地の方はこれから急いでも10分はかかってしまう。

 

今取れる最善の策は、シャーリー中尉の固有魔法で基地に向かっているネウロイと単騎で戦闘をしてもらい、その後私達が全速力で戻るまで持ちこたえてもらう事かしら……

 

でもそうするとシャーリー中尉1人だけに負担がかかってしまいかねないわ……そうなると、ルッキーニ少尉にも着いて行ってもらって、2対1の戦闘に持ち込む……えぇ、これが1番良さそうね。

 

「シャーリー中尉、ルッキーニ少尉、あなた達には今から基地の方に現れたネウロイの元に行って下さい。そして私達が戻るまで基地にはできるだけ近づけさせないようにお願いできるかしら?」

 

「おう! それなら任しとけ‼︎ 行くぞルッキーニ!」

 

「お〜う! 私達2人に任せておけ〜‼︎」

 

そしてシャーリーがルッキーニを抱えて基地に戻ろうとした時……

 

「ま、待って下さい!」

 

「? どうかしたの、サーニャ中尉?」

 

「基地の方向に……超高速で向かう存在をキャッチしました……っ⁉︎ いえ! 今は音速の域にまで加速しています‼︎」

 

「ね、ネウロイか⁉︎」

 

「いえ! ネウロイではありません。これは……人? でも、今のストライカーユニットでは、ここまでの速度は出せません‼︎」

 

「と、とにかくシャーリー中尉とルッキーニ少尉は基地のネウロイの方へ向かってちょうだい! 私達も後で向かいます!」

 

「お、おう! 行くぞルッキーニ!」

 

そしてシャーリー中尉達は先に基地へと戻って行ったわ。

 

(それにしても……ストライカーユニットもなしに人が空を飛ぶなんて……しかも音速の域まで加速する……どういう事なの?)

 

ミーナはそれが気がかりでならない。だがミーナは知る由もない。今音速の域で基地のネウロイに向かっている者が……あの時いなくなってしまったと思い込んでいる恋人だという事に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむ……音速にも慣れてきた。音速の世界……後ろを見れば、音速によって生じた空気の衝撃が下の海にまで影響を及ぼし、少し割れたような様相を描いている。だが……のんびり楽しむ余裕はない。

 

基地の方に現れたネウロイと接敵するまで後数秒……俺は右手に構えているデストロイヤー・ランスを前方に向けて、いつでもネウロイに突撃できる態勢をとる。

 

その態勢をとるのに1秒……その時には目の前にネウロイが目視で確認できた。距離的には後700m程あるが、この距離からでも射撃は当たる。

 

デストロイヤー・ランスに搭載されている140mmの機銃でネウロイを狙い撃つ。俺よ固有魔法で、大体い1kmほど離れていても攻撃力は変わらない。寧ろ今は距離が近づいているから、逆に威力は増して行くだろう。

 

そしてデストロイヤー・ランスから放たれた初撃がネウロイに命中し、表面の装甲を削り取る。そこを中心として、次々と撃った弾は命中していき、表面どころか奥まで貫き、最終的には貫通した。

 

そしてあちらも漸く射程に入ったのか、俺に向けてビームを放ってくる。元々ガンダムフレームにビームはそれほど通用しない。まぁ、俺が元いた世界では、ビーム兵器に対抗する手段はほぼ確立されていたからな……ガンダムフレーム以外の機体にも、ビームはそれほどききはしない。

 

だが……俺はこんな柔なビームに当たってやろうなどと考えていない。全て避けきる! でないと……いつまでたっても颯也の背中に追いつけそうにないからな……

 

前方から迫り来るビームを次々と交わし、デストロイヤー・ランスの先っぽがいよいよネウロイに触れた。

 

「ネウロイを貫け! キマリス‼︎」

 

俺はそう叫びながらランスでネウロイを貫通する。そしてネウロイの内部を一瞬通った時、右側に核が見えた。ネウロイを貫通した後、俺は急旋回してネウロイの核に突貫した。

 

だが、ネウロイもそれを黙って見過ごす事はない。再度俺に向かってビームを放つ……が、そんな攻撃はお見通しだ。突貫しつつも、各所にあるブースターで少し噴かしてビームを避け、狙いを調整するためにまたある所のブースターを噴かす。

 

そしてランスによる2撃目で、そのネウロイの核を壊した。その時、赤城がいるであろう方角から2人のウィッチが接近していたために、俺はその場を離脱した。

 

まだ俺は……俺だいう存在は知られてはならない。軍の動向を見極めるまでは……

 

 

 

 

 




「ふむ……この作品で俺が使う固有魔法……中々強く見えるな」

そうですね。まぁ今回はそこを踏まえて解説しようと思います。

「あぁ、頼んだぞ作者」




解説

螺旋の固有魔法

その名の通り、回転力に関する固有魔法ですね。これは対象の回転力を自由にコントロールできるというもので、例えばストレートを投げても、回転力を自由自在にコントロールできるため、回転数を上げたり下げたりできて、変化球が簡単に投げる事ができます。終いにはナックルも投げれたり、上に曲がる変化球も投げる事が可能です。

今回は、キマリスが所持している武器、デストロイヤー・ランスから放たれる銃弾にその能力が付与され、範囲ギリギリに離れていても威力はそこまで変わらない。逆に近づけば近づくほど威力を増す鬼畜設定となっています。


ガンダムキマリス トルーパーver

ガンダムキマリスを主に地上で戦えるように設定された装備で、脚部部分が変形する事でケンタウロスの様な形になり(これは例え)ホバーで移動する事ができます。また、キマリスは高速下での攻撃を得意としており、そこから放たれるランスの一撃は侮れません。

武装

・デストロイヤー・ランスは
・140mm機銃
・キマリスシールド
・キマリスサーベル
・機雷

となっています。

それでは、またお会いしましょう!
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