理不尽壊しのリインカーネイション外伝 〜大切な人を守る物語〜 作:橆諳髃
やったぁー! 久々に投稿できたぁー‼︎ 皆々様お待たせしました! 今回もガエリオさんとミーナさんの熱い展開を書いてしまいました!
皆さん! コーヒーの準備はできてるか⁉︎ 俺はでk「タグに無い事を入れようとするな!」ゴンッ‼︎ ギャァー⁉︎
「全く……読者の皆にはいつも苦労をかける。とりあえず、今回の話を読み進めて見てくれ」
坂本少佐と模擬戦をやった後の事……俺はキッチンへと赴き朝食の準備を始める。さて今日は……扶桑料理でも作ってみるか。材料は確認した所ある様だし、1週間に最低1度は来る様だ。だから、何らかの事が起こらない限り食糧難になる事はまずないだろう。それはそうと始めようか……
それからガエリオさんは1時間程で大体作り終え、501の皆が来る頃には食後のデザートも用意していたと言います。
side ミーナ
(これは……まずいわね……)
ミーナは内心焦っていた……。何に焦っているのか?
書類仕事に対して……ではない。最近ではいつもよりも少ない作業量だ。締め切り間近の物は無い。
ネウロイの出現するタイミングが狭まっているので、それについての対応……という訳でもない。確かにネウロイが出現するタイミングが狭まっているのは事実ではあるが……今でも十分に対応できている。
では何に焦っているか? それは……
(ガエリオがこんなに料理上手なんて……)
そう……それは炊事能力だ。確かにミーナもある程度の料理をこなす事は可能であるし、カールスラントの郷土料理も勿論作れる。だが……幼馴染であり恋人、しかも男であるガエリオの料理技能がこんなにも高いとは思ってもみなかったのだ。
まだ軍属に入っていない頃の話にはなるが、ガエリオが料理を作れる事は知っていた。なにせガエリオは当時クルト・フラッハフェルトという名の男と2人暮らしであり、家事は日に日に当番でやっていた。そんな事情を知っているからこそ、ミーナはガエリオが料理を作れる事を知っている。
だがそれはカールスラントに伝わる郷土料理ぐらいを作れる腕前であり、今目の前で出されている扶桑料理をガエリオが作れるとは知らなかった。それに見栄えも良く、実際に口にしてみると、炊事係が作るよりも美味しいときた。これには……
「おぉ! これはまさしく祖国の味だ!」
「た……大した腕前ですわね……」
「これは……‼︎ 美味い! もっと食べさせろ‼︎」
「私も私も〜! おかわり〜‼︎」
順に坂本、ペリーヌ、バルクホルン、ルッキーニの発言である。(その中には某有名なゲームに登場する蛇のような発言をしている人もいるが……)ともかくとして501の皆の舌を虜にしたのは間違いない。
(……ガエリオに直接教えてもらおうかしら。えぇ! それが良いわ‼︎ そうしたら……)
『ねぇガッキー、ちょっと味見してくれないかしら?』
『ん? どれどれ……うん、とても美味しいよ』
『っ! 良かったわ‼︎ これも貴方が教えてくれたからよ』
『いや、俺はそこまで教えてはいないさ。ミーナの場合は最初の基礎が出来ていたからな、応用も難なくこなせていた』
『そ、そんな事……』
『謙遜する必要はない。それに俺は……毎日ミーナの手料理が食べれると思うと、とても幸せだ』
『ガッキー……』
『ミーナ……』
チュッ♡
(えぇ‼︎ とても……とても良いわ‼︎)
以上、ミーナさんの脳内妄想でした。
side out
(ミーナからの視線を感じる……)
朝食に扶桑料理を作ったのだが……結果としては良かった。そして今日もミーナの隣で食べていたのだが……その際ミーナの方から物凄い視線の圧を感じた。
あれは……どう表現して良いやら俺には分からん。だが……多分悪い意味ではないと思う。
(なにせ目が蕩けているように見えたからな……それも周りの皆には気付かれないような……)
皆の目があるあの中で、誰にも気付かれずに俺にだけあんな視線を送る事ができる……器用だと思うが、他の奴らがそんな場面を見てしまうと恐ろしいと感じてしまうかもしれない。俺か? 何故俺がミーナを恐れる必要がある? そんな事は万に1つもない。……なに? この前部屋で迫られた時は後ずさりしていたのに……だと? あぁ……確かにあの時もミーナからの圧を物凄く感じた。あの時はいきなりという事もあったからな……人が昔から備えてきた本能……言い換えれば野生的本能が働いたからだろうな。言い訳をするな? 俺としてはその時の状況を考察したに過ぎないのだが……まぁそう思いたいなら勝手にすると良い。
それはともかくだ……今日は他の子達も含めての訓練をした。所謂編隊飛行という奴だな。元飛行機乗りという事もあって、実戦では近くでウィッチ達の編隊は見ていたし、ここに来る前に粗方復習はしてきた。だからすぐに順応した。
しかしやはりというか、ストライカーユニットも履かずに空を舞う事ができる俺を見て皆驚いていたし、休憩の際にちょっとした質問責めにもあった。まぁ俺の固有魔法だとその時は誤魔化したが……
後は……俺が携行している武器についても驚かれていたな。なにせ腰にシングルアクションアーミー1挺と、手には普通よりも長さがある斧……ハルバートまではいかないが、それを常時握っている。
ネウロイに対しての格闘戦は……あまり推奨はされてはいないが問題なくできる。だが最初から手に持つ事はない。近づいてやっと使用する……当然だがな。
だが俺の場合は……これを投擲する。斧に螺旋力をかけて、回転を鈍らせる事なく敵の装甲を貫く。そんな戦闘スタイルはどこを探しても俺だけだろう。だからそれについても少し質問ぜめされた。それもなんとか誤魔化したが……
そんなこんなで訓練も終了した。あぁ後、午前に行われたミーティングについては、今までにネウロイを撃墜した数の確認と、今後のネウロイが現れるであろう予測時期についてだ。撃墜した数の確認は、近々ミーナがブリタニア本部に赴いて報告するための確認も兼ねて行われた事だ。俺は昨日入隊したばかりだというのに既に4機程落としている。それがミーナからの言われた時の皆の反応は……いつの間に⁈ という顔がほとんどだった。まぁそんな反応をされて当然であるし……尚更俺について気になった事だろう。
今はまだ……過去等詮索されてもはぐらかすがな?
そして昼食夕食についてだが……俺が意外にも料理が出来たせいで他の子達がやる気を出して作っていたな。それが今後の生活においてプラスになるか分からないが……そうなるのであれば、お手本になる様な生活を心掛けていきたいものだ。
そして今日も夜は更けていった。今日も夕食後に哨戒任務に着こうとしたのだが……今回はミーナに止められてしまった。心配で仕方ないのだろう。だから俺は素直に従って、皆が風呂に入ったのを見計らって入浴した。
今日も体を動かしたためか、湯がとても心地いい。そんな気持ちが良い感覚に陥りながら入っていた時だ。
ガラガラ……
(っ⁉︎ い、今のは戸の開く音か⁉︎)
幸い身体は洗っていたため後は出るだけなのだが……これはマズイ……。
顔を見られない様にお面は付けている。問題はそこじゃない! 俺がウィッチ達が普段使用する浴場を利用している事だ。確かに全員が入った事は確認したし、誰も使っていない深夜帯の時間なら使用していいとミーナに言われた。だから使っているわけだが……
こ、これは……非常にマズイ……。
幸いにもオブジェクトの影に入っているから最初は気づかないだろうが……それも時間の問題だ……
チャポンッ……
相手が湯船に入ってきたか……ど、どうする? このままでは……
ザブ……ザブ……ザブ……
(ちっ、近づいてくるだと⁈ まさか相手の特等席か⁉︎)
どうにか対策を立てなければ……こ、ここは仕方がない‼︎
ガエリオさんは大きく息を吸い、静かに湯の中に入る。まるで忍者の様に相手に気取られる事もなく身を潜めるように……
(不測の事態に対処できるように、息を長く止める訓練もしておいて正解だったな。だが問題は……)
自分が入っている事を気付かれる事なく、尚且つ息が相手がこの湯船から出るまで息が持つかである。今の所のガエリオさんの最高記録は5〜6分程……正直心許ない数字である事は確かである。
(息がもちそうにないのなら、オブジェクト沿いの相手に見えない位置に行ければ……)
だがそれも相当のリスクを伴う。湯船の中で動くという事は……当然体が動くに伴って湯水も揺らぎとなって伝播してしまう。相手が動く瞬間を捉えそれに合わせて動くのであれば、相手に気付かれる確率は少なくなる。しかし相手が動くタイミングを見計らなければならない。非常に難しく、精神を多く使う作業なのだ。
そんな考えを巡らせながら、今自分に近づいている相手がどう動くのか伺う。
一方の相手は、着実にガエリオに近づく。一歩ずつ一歩ずつ……
そしてガエリオが潜んでいる湯船の中に、相手はあろうことか手を入れて来た。
(なっ⁉︎ まさか最初から俺がここにいる事が分かって⁉︎)
ガエリオは……まだこの部隊に入って日は浅いものの、死と似たような感覚がした。
そんな絶望的なガエリオの状況とは裏腹に、湯船に入って来た手は正確にガエリオの顔を両手で優しく掴み、ゆっくりと湯船の中から引っ張り出す。そして……
「もぅ……何をやっているの? ガエリオ」
「み、ミーナ……だったのか……」
その時にガエリオさんは、九死に一生を得るという諺の意味を実際に体感したといいます。
「……さっきのは心臓に悪かった……」
「ふふっ、ごめんなさいね? でも、私もガエリオと一緒に入りたくて……」
「そ、それならそうと、入って来た時に呼びかけてくれれば良かったと思うのだが……」
「貴方の驚いた顔が見たかったのよ。でも……まさかお風呂の時でも自分の顔を晒さないなんて」
「備えあれば憂いなし、だ。万が一に他の子とここで出くわしたとしても、顔はばれない」
「用心深いわね……」
「当たり前だ。俺はまだ……自分の存在を公にされるわけにはいかない。それに……」
「それに?」
「俺は……大切な者を……君という大切な存在を守るためなら、どんな苦難にも立ち向かって見せる。今の俺がどれだけ姿を偽ろうとも……それだけは変わらない」
「ガッキー……」
ガエリオさんのその言葉に、ミーナさんは自分の身体をガエリオさんに体重を乗せて寄りかかる。いきなりの事でガエリオさんは困惑した。その隙にミーナさんはガエリオさんの顔を覆っているお面をずらし、彼の顔が見えるようにした。
「ミーナ……」
「ガッキー……甘えても……良いかしら?」
「……何を言うかと思ったら……そんな事、当然だろ? 俺はミーナの事を全力で愛する。俺にめいいっばい甘えてくれ。いつだって俺は……君の事を受け止めるから」
「っ‼︎♡ ガッキー‼︎♡」
その日……ガエリオさんとミーナさんは、お風呂から出た後……夜が更けてもその2人は互いに自分達の愛を確かめ合ったといいます。
うぅ……ガエリオさんに拳骨された所が痛いよぉ〜……
「あらあら? 大丈夫?」
み、ミーナさん⁉︎
「ガエリオも、もう少し作者さんに対して加減するべきじゃ無いかしら? それはまた今度言うとして、とりあえず作者さん、頭を出してもらえるかしら?」
えっ? い、良いですけど何するんですか?
「ふふっ、それはね……」
「痛いの痛いの飛んでけ〜♪」ナデナデ……
い、痛いのが無くなった⁉︎ ありがとうミーナさん‼︎
「ふふふ、良いのよこれぐらい。じゃあ読者の皆さん、また見てくれると嬉しいわ♪」
また見てくださいねー‼︎
一方のこの方は……
「あいつ……次会った時はどうしてくれようか?」ピキピキッ
手にかけていた壁にヒビを入れながら、ガエリオさんは作者に怒りを向けていた。