フィリップ「……以上だね」
ユーノ「おかげで最近は皆定時で帰れて嬉しそうです」
無限書庫のアルバイトを始めて一月、かなりの戦力になっていた。
フィリップ「所で…」
ユーノ「ん?」
フィリップ「そろそろ懐に余裕が出来たから辞めようかと…」
ユーノ達「辞める!?」
フィリップ「あ、あぁ」
職員「辞めないでください!」
職員2「また残業になったら家庭が!」
ユーノ「お願いだ!辞めないでくれ!」
皆にしがみつかれた。
フィリップ「……」
結果、残留になった。
フィリップ「プール?」
なのは「そう。子供達が行きたいらしいんだけど…」
フィリップ「付き添いがいると?自分が行けないから代わりに?」
なのは「うん。どうかな?」
フィリップ「構わないよ」
ヴィヴィオ「やった!」
フィリップ「日取りは?」
なのは「今度の日曜日」
フィリップ「了解した」
そして日曜日…
フィリップ「……」
ヴィヴィオ「それ~♪」
ヴィヴィオ達は楽しく遊んでいた。
フィリップ「……」
フィリップは珍しく本を読まずにヴィヴィオ達を監視していた。
コロナ「楽しかった~♪」
フィリップ「戻ってきたね。お昼にしようか?」
フィリップはなのはに渡されたバスケットを広げた。
ヴィヴィオ達「いただきまーす!」
フィリップ「楽しんだかい?」
リオ「はい!」
フィリップ「後でアレに乗るかい?」
フィリップはウォータースライダーを指差した。
ヴィヴィオ「身長が…」
フィリップ「大人と一緒に滑るのはありらしい」
リオ「滑りたいです!」
フィリップ「決まりだな」
食後、フィリップは三回ウォータースライダーを滑った。
フィリップ「さて、そろそろ帰ろうか」
ヴィヴィオ達「はい!」
閉園時間まで遊び帰った。
なのは、ヴィヴィオ「出ていく!?」
フィリップ「あぁ、いつまでも居候してる訳にはいかないからね」
なのは「別に居てくれてもいいんだよ」
ヴィヴィオ「出て行っちゃっうんですか?」うるうる(T_T)
フィリップ「流石にこれ以上は…」
ヴィヴィオ「出ていちゃっうんですか?」
フィリップ「わかった…残らせて貰うよ」
ヴィヴィオ「やった!」
フィリップ「そうだ。ヴィヴィオ?ここのお店にケーキを予約しておいた。取りに行ってくれないか?」
ヴィヴィオ「いいですよ!いってきまーす!」
なのは「……何か問題?」
フィリップ「流石、エース」
なのは「何かあった?」
フィリップ「会話の記録をしてくれるかい?」
なのは「…うん。いいよ」
フィリップ「前にヴィヴィオの学校を襲った怪物に心当たりがある」
なのは「本当!?」
未解決事件になっていた事件が思わぬ所から証言が出てきた。
フィリップ「あの怪物の名前はドーパント」
なのは「ドーパント?」
フィリップ「元は…」
なのは「元は?」
フィリップ「人間だ」
ガタッ!
なのは「そんな!?」
思わず立ち上がるなのは。
フィリップ「事実だ。アレは無理やり身体にメモリを入れられてなる怪物…ドーパントだよ」
なのは「そんな…」
フィリップ「それで頼みがある」
なのは「何かな?」
フィリップ「この話は信用が出来る人間だけに話してくれ。不特定多数はやめてくれるかい?」
なのは「…わかった。でも何で急に話す気に?」
フィリップ「確証が得られなかった」
なのは「と言う事は確証出来る物が見つかった?」
フィリップ「これを見てくれ」
フィリップは何かの破片を見せてくれた。
なのは「これは?」
フィリップ「メモリの残骸だ」
なのは「メモリの?」
フィリップ「ドーパントを退治するには活動を停止させるか、メモリを破壊するかだ」
なのは「…元には?」
フィリップ「……」
フィリップは首を振った。
なのは「そう…ありがとう。話してくれて」
フィリップ「多分だけどこの世界の何処かに研究施設があるはずだ」
なのは「うん、調べて貰うよ。フェイトちゃんと話してみる」
フィリップ「すまない。本当なら僕だけで解決しなきゃいけないんだ…」
なのは「どうして?」
フィリップ「…僕の罪だから」
なのは「罪?」
フィリップ「最初のメモリを生み出したのは僕だ」
なのは「…え?」
フィリップ「僕はメモリを完成させた事に満足して研究所を辞めてしまった。だけど僕が辞めた後でも研究は続き、あのドーパントを生み出した。僕が気付いた時には研究所は移っていて足取りもわからなかった。星の本棚を使ってもキーワードが少なくて見つけられない」
なのは「そうだったんだ…」
フィリップ「本当にすまない」
なのは「フィリップ君はドーパント作る為にメモリ作ったの?」
フィリップ「違う!信じて貰えないかもしれないが僕は人の笑顔が見たくて作ったんだ」
なのは「信じるよ」
フィリップ「ありがとう」
なのは「私達の方でも何かわかったら教えるね」
フィリップ「本当にすまない」
なのは「気にしないで」
この後、なのはは信頼の出来る人達に話した。