フィリップ「ユーノ、検索終わったよ」
ユーノ「ありがとう。これで溜まってた検索依頼は終わりだよ」
フィリップ「半日で終わったね」
ピリリリ
フィリップ「もしもし?」
フェイト『あ、フィリップ?今、時間ある?』
フィリップ「今からかい?」チラッ
ユーノ「……」コクッ
フィリップがユーノを見るとOKを出された。
フィリップ「大丈夫だ」
フェイト『悪いんだけど少し相談したいんだ』
フィリップ「何処に行けばいい?」
フェイト『地上本部の会議室を使わせて貰えるからそこで』
フィリップ「わかった」ピッ
フィリップ「ユーノ、すまない。早退させてもらうよ」
ユーノ「ううん、大丈夫だよ。また頼むね」
フィリップ「わかった」
フィリップは指定された場所に向かった。
フィリップ「ここだな」コンコン
フェイト「フィリップ?」
フィリップ「そうだよ」
カシュ
フェイト「どうぞ」
フィリップ「さて、呼んだ理由はドーパントの事かい?」
フェイト「うん。通信を開いても?」
フィリップ「信用度は?」
フェイト「大丈夫」
フィリップ「構わないよ」
ピッ!
フェイト「こちら、クロノ・ハラオウン。こちらがカリム・グラシア」
フィリップ「フィリップだ」
フェイト「フィリップに聞きたいんだけど、最近妙な事件が起きてるんだ。不可解…人間技じゃない気がするって事件がね」
フィリップ「…話せる範囲で話を」
フェイト「最近、凍死した人が三十人いる」
フィリップ「…続けて」
フェイト「微弱な魔力を感じるけど凍死させる程の魔力じゃない」
フィリップ「検索してみよう。キーワードを」
フィリップは星の本棚に入った。
フェイト「キーワードは凍死、微弱な魔力」
フィリップ『他には?』
フェイトは捜査資料を見ながら共通点を探した。
フェイト「……!追加のキーワード、花」
フィリップ『花かい?』
フェイト「うん、遺体のあった部屋には必ず花が飾られていた」
フィリップ『キーワードを追加、花』
フェイト「どう?」
フィリップ「……ビンゴだね。メモリと犯人の特定が出来た」
フェイト「お願い」
フィリップ「メモリはアイス」
フェイト「【氷】だね」
フィリップ「犯人の正体は花屋に勤めていた奴だけど最近行方不明らしい。そしてこいつが狙ってるのは皆、花屋に買い物していた客だ」
フェイト「次に襲われる人はわかる?」
フィリップ「……この人…ギンガ・ナカジマ」
フェイト「ギンガ!?」
フェイト「知り合いかい?」
フェイト「うん」
フィリップ「急いで護衛を付けた…いや、僕が行こう」
フェイト「これは局員の仕事だよ」
フィリップ「僕は関係者だ。見届ける義務と止める義務がある」
クロノ『君の事情はなのはから聞いている。だが任せては貰えないか?』
フィリップ「……メモリブレイク…破壊出来るのは僕だけだ」
フェイト「どうして?」
フィリップ「メモリを破壊するにはメモリの力でないと駄目なんだ」
フェイト「……わかった」
フィリップ「すまない」
フィリップはフェイトとともにギンガの下に向かった。
ギンガ「なんか…すいません」
フェイト「気にしないでギンガ」
フィリップ「……!どうやらおでましのようだ」
アイスドーパント「……」
フェイト「こちら時空…」
アイスドーパント「カッ!」
フィリップ「避けろ!」
フェイトとギンガは咄嗟に避けた。
フィリップ「話の通じる相手じゃ無くなってる。メモリブレイクするか…殺すしかない」
フェイト「元には…」
フィリップ「不可能だ…」
ギンガ「そんな…」
フィリップ「僕がやろう」
《サイクロン》
《ジョーカー》
《サイクロン・ジョーカー》
フィリップ「さぁ、お前の罪を数えろ」
フィリップはアイスドーパントに向かった。
アイスドーパント「シャー!」
フィリップ「何!?」
フィリップは右手が凍らされてしまった。
フェイト「フィリップ!」
フィリップ「来るな!これくらい」
《ヒート》
《ヒート・ジョーカー》
右半身が赤くなった。
フィリップ「熱く行こうか」ドォン!
フィリップは右半身の氷を溶かすとアイスドーパントを火の拳で殴った。
フィリップ「さぁ、熱いプレゼントだ」
《ジョーカー、マキシマムドライブ》
フィリップ「ジョーカーグレネイド!」
左右の半身に別れて交互に殴った。
ドカン!
スタッ
フィリップ「……」カシャン。ヒュー
フィリップは倒れたアイスドーパントに近付いた。
フィリップ「メモリブレイク…成功」
アイスドーパント「…あ」
フィリップ「ん?」
アイスドーパント「死に……たく……な…い」
フィリップ「……」
その呟きを最後にアイスドーパントは動かなくなってメモリも排出され破壊された。
フィリップ「この罪を…死ぬまで背負う」
フェイト「フィリップ…」
かける言葉が見つからないフェイトだった。