リリカルW   作:高町 優希

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第6話

 

 

フィリップ「ユーノ、検索終わったよ」

 

 

ユーノ「ありがとう。これで溜まってた検索依頼は終わりだよ」

 

 

フィリップ「半日で終わったね」

 

 

ピリリリ

 

 

フィリップ「もしもし?」

 

 

フェイト『あ、フィリップ?今、時間ある?』

 

 

フィリップ「今からかい?」チラッ

 

 

ユーノ「……」コクッ

 

 

フィリップがユーノを見るとOKを出された。

 

 

フィリップ「大丈夫だ」

 

 

フェイト『悪いんだけど少し相談したいんだ』

 

 

フィリップ「何処に行けばいい?」

 

 

フェイト『地上本部の会議室を使わせて貰えるからそこで』

 

 

フィリップ「わかった」ピッ

 

 

フィリップ「ユーノ、すまない。早退させてもらうよ」

 

 

ユーノ「ううん、大丈夫だよ。また頼むね」

 

 

フィリップ「わかった」

 

 

フィリップは指定された場所に向かった。

 

 

フィリップ「ここだな」コンコン

 

 

フェイト「フィリップ?」

 

 

フィリップ「そうだよ」

 

 

カシュ

 

 

フェイト「どうぞ」

 

 

フィリップ「さて、呼んだ理由はドーパントの事かい?」

 

 

フェイト「うん。通信を開いても?」

 

 

フィリップ「信用度は?」

 

 

フェイト「大丈夫」

 

 

フィリップ「構わないよ」

 

 

ピッ!

 

 

フェイト「こちら、クロノ・ハラオウン。こちらがカリム・グラシア」

 

 

フィリップ「フィリップだ」

 

 

フェイト「フィリップに聞きたいんだけど、最近妙な事件が起きてるんだ。不可解…人間技じゃない気がするって事件がね」

 

 

フィリップ「…話せる範囲で話を」

 

 

フェイト「最近、凍死した人が三十人いる」

 

 

フィリップ「…続けて」

 

 

フェイト「微弱な魔力を感じるけど凍死させる程の魔力じゃない」

 

 

フィリップ「検索してみよう。キーワードを」

 

 

フィリップは星の本棚に入った。

 

 

フェイト「キーワードは凍死、微弱な魔力」

 

 

フィリップ『他には?』

 

 

フェイトは捜査資料を見ながら共通点を探した。

 

 

フェイト「……!追加のキーワード、花」

 

 

フィリップ『花かい?』

 

 

フェイト「うん、遺体のあった部屋には必ず花が飾られていた」

 

 

フィリップ『キーワードを追加、花』

 

 

フェイト「どう?」

 

 

フィリップ「……ビンゴだね。メモリと犯人の特定が出来た」

 

 

フェイト「お願い」

 

 

フィリップ「メモリはアイス」

 

 

フェイト「【氷】だね」

 

 

フィリップ「犯人の正体は花屋に勤めていた奴だけど最近行方不明らしい。そしてこいつが狙ってるのは皆、花屋に買い物していた客だ」

 

 

フェイト「次に襲われる人はわかる?」

 

 

フィリップ「……この人…ギンガ・ナカジマ」

 

 

フェイト「ギンガ!?」

 

 

フェイト「知り合いかい?」

 

 

フェイト「うん」

 

 

フィリップ「急いで護衛を付けた…いや、僕が行こう」

 

 

フェイト「これは局員の仕事だよ」

 

 

フィリップ「僕は関係者だ。見届ける義務と止める義務がある」

 

 

クロノ『君の事情はなのはから聞いている。だが任せては貰えないか?』

 

 

フィリップ「……メモリブレイク…破壊出来るのは僕だけだ」

 

 

フェイト「どうして?」

 

 

フィリップ「メモリを破壊するにはメモリの力でないと駄目なんだ」

 

 

フェイト「……わかった」

 

 

フィリップ「すまない」

 

 

フィリップはフェイトとともにギンガの下に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギンガ「なんか…すいません」

 

 

フェイト「気にしないでギンガ」

 

 

フィリップ「……!どうやらおでましのようだ」

 

 

アイスドーパント「……」

 

 

フェイト「こちら時空…」

 

 

アイスドーパント「カッ!」

 

 

フィリップ「避けろ!」

 

 

フェイトとギンガは咄嗟に避けた。

 

 

フィリップ「話の通じる相手じゃ無くなってる。メモリブレイクするか…殺すしかない」

 

 

フェイト「元には…」

 

 

フィリップ「不可能だ…」

 

 

ギンガ「そんな…」

 

 

フィリップ「僕がやろう」

 

 

《サイクロン》

 

 

《ジョーカー》

 

 

《サイクロン・ジョーカー》

 

 

フィリップ「さぁ、お前の罪を数えろ」

 

 

フィリップはアイスドーパントに向かった。

 

 

アイスドーパント「シャー!」

 

 

フィリップ「何!?」

 

 

フィリップは右手が凍らされてしまった。

 

 

フェイト「フィリップ!」

 

 

フィリップ「来るな!これくらい」

 

 

《ヒート》

 

 

《ヒート・ジョーカー》

 

 

右半身が赤くなった。

 

 

フィリップ「熱く行こうか」ドォン!

 

 

フィリップは右半身の氷を溶かすとアイスドーパントを火の拳で殴った。

 

 

フィリップ「さぁ、熱いプレゼントだ」

 

 

《ジョーカー、マキシマムドライブ》

 

 

フィリップ「ジョーカーグレネイド!」

 

 

左右の半身に別れて交互に殴った。

 

 

ドカン!

 

 

スタッ

 

 

フィリップ「……」カシャン。ヒュー

 

 

フィリップは倒れたアイスドーパントに近付いた。

 

 

フィリップ「メモリブレイク…成功」

 

 

アイスドーパント「…あ」

 

 

フィリップ「ん?」

 

 

アイスドーパント「死に……たく……な…い」

 

 

フィリップ「……」

 

 

その呟きを最後にアイスドーパントは動かなくなってメモリも排出され破壊された。

 

 

フィリップ「この罪を…死ぬまで背負う」

 

 

フェイト「フィリップ…」

 

 

かける言葉が見つからないフェイトだった。

 

 

 

 

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