リリカルW   作:高町 優希

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第8話

 

 

 

フィリップ「……」カチャカチャ

 

 

休日、フィリップがこの間買った部品で物を作っていると…

 

 

ヴィヴィオ「いらっしゃーい」

 

 

下の階でヴィヴィオが来客の応対してるのが聞こえた。

 

 

フィリップ「……完成かな」カチャカチャ

 

 

リオ「こんにちは~♪」

 

 

ヴィヴィオ「ダメだよリオ!?」

 

 

リオが突撃してきた。

 

 

フィリップ「やぁ、いらっしゃい」

 

 

ヴィヴィオ「あれ?完成したんですか?」

 

 

コロナ「こんにちは」

 

 

フィリップ「今、完成したのさ」

 

 

リオ「何ですかそれ?」

 

 

フィリップ「…服が透けるメガネ」

 

 

バッ!

 

 

咄嗟に身体を隠すヴィヴィオ達。

 

 

フィリップ「冗談だよ♪」

 

 

ヴィヴィオ達「セクハラですよ!」

 

 

フィリップ「ふむ、おかしいな」

 

 

ギャグのセンスは皆無だった。

 

 

フィリップ「これはデンデンセンサー」

 

 

《デンデン》

 

 

リオ「カタツムリだ~♪」

 

 

リオ「クワガタにコウモリにカエルにカタツムリにクモですね」

 

 

ヴィヴィオ「うん♪」

 

 

《スタッグ》

 

 

ヴィヴィオはメモリを入れてスタッグフォンを起動させた。

 

 

フィリップ「ふ」

 

 

《スタッグ》

 

 

フィリップもスタッグフォンを起動させるとスタッグフォン同士が突っつきあっていた。

 

 

リオ「あれ!?お揃いですか!」

 

 

フィリップ「正確に言うとヴィヴィオが後だよ」

 

 

リオ「いいな~…」

 

 

フィリップ「ふむ、ならこれをあげよう」ガサゴソ

 

 

フィリップは机の引き出しから赤いビートルフォンを出した。

 

 

リオ「いいんですか!?」

 

 

フィリップ「構わないよ。コロナにも」

 

 

コロナ「あ、ありがとうございます」

 

 

コロナには黄色いビートルフォンを渡した。

 

 

フィリップ「それで今日どうしたんだい?」

 

 

リオ「フィリップさんお暇ですか?」

 

 

フィリップ「特に予定はないよ」

 

 

リオ「星の本棚が見たいです!」

 

 

フィリップ「構わないよ」

 

 

フィリップは星の本棚に入り、ヴィヴィオ達と休日を満喫した。

 

 

 

 

 

 

 

フィリップ「どうすればこの短期間でここまで溜まるんだい?」

 

 

ユーノ「文句は依頼人に言ってよ…」

 

 

フィリップ「仕方ない、検索を始めよう」

 

 

久しぶりにアルバイトをこなしていた。

 

 

フィリップ「ふぅ」

 

 

職員「また定時で帰れる…」

 

 

ユーノ「助かったよ」

 

 

フィリップ「これも仕事の内さ」

 

 

フィリップはアルバイトを終えて帰ろうとしたとき…

 

 

ヴィヴィオ「あ、フィリップさん」

 

 

フィリップ「やぁ、ヴィヴィオ」

 

 

ヴィヴィオ「終わりですか?」

 

 

フィリップ「そうだよ。ついでに乗ってくかい?」

 

 

ヴィヴィオ「いいんですか!」

 

 

フィリップ「構わないよ」

 

 

フィリップとヴィヴィオは一緒に帰宅した。

 

 

フィリップ「学園祭?」

 

 

ヴィヴィオ「はい!是非来てください!」

 

 

フィリップ「わかった、楽しみにしているよ」

 

 

ヴィヴィオ「ママ達もちゃんと来てね!」

 

 

なのは「なんかオマケみたーい」

 

 

フェイト「そうだね」

 

 

ヴィヴィオ「そんな事ないよ!」

 

 

フィリップ「ふ」

 

 

フィリップは微笑ましく見ていた。

 

 

フィリップ「……」

 

 

コンコン

 

 

フィリップ「どうぞ」

 

 

フェイト「ちょっといいかな?」

 

 

フィリップ「下に降りた方がいいかい?」

 

 

フェイト「お願いできる?」

 

 

フィリップは居間に向かった。

 

 

フィリップ「それでどうしたんだい?」

 

 

フェイト「フィリップは何でドーパントを追ってるの?メモリだけの責任感じゃない気がするんだ」

 

 

フィリップ「……いつ気付いた?」

 

 

フェイト「最近、何となくだけど」

 

 

フィリップ「……」サッ

 

 

フィリップはなのはとフェイト向けて一枚の写真を投げた。

 

 

なのは「この人は?」

 

 

フィリップ「僕の大切な人さ。今はもういない」

 

 

フェイト「それって…」

 

 

フィリップ「ドーパント第一号……僕がメモリブレイクして殺した」

 

 

なのは、フェイト「ッ!」

 

 

フィリップ「彼女は実験に利用され……僕と戦い……散った」

 

 

フェイト「フィリップが追ってるのは復讐なの?」

 

 

フィリップ「違うよ。僕が追っているのは罪を数える為さ」

 

 

なのは「罪を数える?」

 

 

フィリップ「一つ、僕は好奇心でメモリを作ってしまった。二つ、そのせいで街の人々を泣かせた。三つ、この手で大切な人の人生を奪った」

 

 

フェイト「……それが…フィリップの罪なの?」

 

 

フィリップ「そうさ。僕はドーパントに投げ掛けると同時に自分にも問いかけているのさ、罪を数えろ。とね」

 

 

なのは「あのセリフにそんな意味があったんだ…」

 

 

フェイト「ごめん、無神経だった」

 

 

フィリップ「構わないよ」

 

 

なのは「辛いよね…恋人を失うのは…」

 

 

フィリップ「違うよ。この人は僕の姉さ」

 

 

フェイト「フィリップのお姉さん?」

 

 

フィリップ「あぁ、優しくて暖かい人だった」

 

 

フェイト「そうなんだ」

 

 

フィリップ「だから僕はずっと背負うのさ。この罪を」

 

 

フェイト「フィリップは!」

 

 

フィリップ「安易な言葉は要らないよ。これは変わることのない罪だから」

 

 

なのは「フィリップ君…」

 

 

なのはとフェイトはこの日、フィリップの闇を知った。

 

 

ヴィヴィオ「……」

 

 

そしてヴィヴィオも。

 

 

 

 

 

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