ちょっと語弊がありそうだったので、訂正させてもらいます。
まず、6話に出てきたナイフを持っていた男(連続殺人鬼みたいなものです)。あの人物は本編でジル・ドレを召喚した時に使った本です。あれには、召喚陣も書かれていたので簡易的な魔術が書いてあってもおかしくないと思い、あんな感じになりました。
それと、登場した藤村大河は偽物です。本人はまだ学生です。(あまり話に関係ない話ですが)
戦闘描写が、何かフワッとしているかもしれません。すみません。
あれから、アイリスフィールと一緒に日本の冬木市に何事もなく到着した。大丈夫だとは思うが、何が起こるかわからないので一応警戒だけはしていた。
それで、今は........。
「ねぇ、アーチャー。この服どうかしら?」
「似合うと思いますよ」
「ねぇ。...少し返答が雑になっているのじゃないの」
「いえ、そんなことは」
実際は、こんなやり取りを何時間もしているので雑にもなってくるというものだと思う。買い物を始めて、この店で5店舗目でそこそこの量の荷物が存在していて、一軒一軒が長ければこんな対応をしてもしょうがないというものだ。
(私が生きていた頃には、こんな施設はなかったから新鮮ではあります。ですが、もしあったとしてもさっさと決めて帰っていたでしょう。それに、アイリスフィールと一緒ではなく私だけなら、こんなに時間をかけず機能性を重視した服だったり選んだりしていると思いますからね。あまり、どれがいいのかを聞かれてもわからないというのもあるのですけどね。こればかりは、アイリスフィール自身にやってもらうのが一番ですかね)
護衛がいるとはいえ、戦いが行われる場所にいるのであまり動いて、敵に発見されたくないと思っていましたがアイリスフィールのことも考えて、妥協して色々な所を回ったりもしている。
街を歩いて見ているときに、魔術を使って何かしたらしい場所もあったりと、も戦いが始まっているのだなと思わされた。
「アーチャー、そろそろ帰ろうかしら。人が少なくなってくると、危険が増えるからね。それに、いくつか何か細工したような感じがする場所もあったからね」
「.....アイリスフィール。そこまで、気づいていたのならもう少し慎重に行動してくれませんか?」
「その必要はないわ。参加者の大半は、夜に本格的に行動するのだから、昼間は比較的安全なのよ。それに、仮に敵と遭遇したとしてもアーチャー、あなたがいるから大丈夫だと思うのだけど」
「....そこまで信頼していただけるのは、ありがたいのですが」
「まぁ、正直に言うとね。一度、町でショッピングがしたかったから今やってしまおうと思っただけなんだけどね」
うん、何ていうか自由な人だと思った。
それから、止まっている場所に戻り荷物を置き、食事などをして過ごした。そのさい、アイリスフィールがあの城ではできない色々なことをして、楽しそうに過ごしていた。
それを見て、私も多少のことなら大目に見てもいいかも、と思いつつ付いて行った。
☆ ★ ☆ ★
それから、泊まっている所に戻り買った物を整理したりご飯を食べたりして何事もなく普通に過ごしていた。
そして、夜になってからだがアイリスフィールの要望で夜の海を見に行くことになった。その途中で、敵に遭遇するかもしれないので警戒しながではあるが。心配していたが、何も起きることなく海に辿りつき楽しそうにアイリスフィールがいるのをただただ見ていた。
何か、言おうと思ったのだが何となくこのまま何も言わないのがいい気がした。
(本当はあの人とここに来たかったのでしょうが、別行動なら仕方がない部分もあります。でも、もう少し気を遣ったらと思うのですが)
そこで、敵のサーヴァントの気配がした。それをアイリスフィールに伝えた。
「アイリスフィール、敵の反応です」
「ええ。わかったわ」
それで、反応があった場所に向かった。その場所は、そんなに離れた場所ではなく埠頭であった。
その場所には、二本の長槍を持った人物がすでにいた。その人物以外は、近くには誰もいないようだった。髪の色は黒く、赤と黄色の槍を持ち緑色のタイツのような物を着ている人物だった。
(はじめから、武器を持っているということはよぼどの戦闘狂か襲撃にそなえているのかだな。現状では、まだアサシンがいる状態だから気を抜くわけにもいかないというのもあるな)
「おやっ、最初の相手が美しい女性とはな」
会ってすぐに、こんなことを言っていくるランサーらしきサーヴァントに少しイラついていた。会って早々こちらを弱者扱いしているような気がしたから。
「ふん、そんなことを言うのだから
「アイリスフィールは、安全なところに居てくださいね。巻きこれては危険なので」
「大丈夫だわ。私もそのくらいのことは、わかっているわよ。頑張ってね、アーチャー」
「ええ、任せてください」
そう言って、アイリスフィールから離れて少し前にでた。
「ふん。そんな舐めた言い方をして、いつまでそんなことを言っていられるのか、試してみるか」
「嘗めてかかかるなど、そんなことはない。.....生前、ちょっとしたことだと思っていたことによって後々苦しめられたからな。油断するつもりはない」
「そんなことを言う前に、構えろ。後から、卑怯な手を使ったと言われたくないからな」
そう言って、着ていた黒いスーツから臨戦状態になった。全身を銀の鎧で覆い、手にはまだ武器を持たずにいた。
(さて、相手はどう見ても槍を持っている時点でほぼランサーで決まりだな。こっちはあえて、あまり使っていなかった武器を使おうか。それに、クラスを偽っておけば何かの役にたつかもしれないしな)
そう思い、宝具で数ある武器の中からある剣を選んだ。それは、王が使うことで力を発する剣である。
剣には、謎の文字が彫られていたりもする。
「ほう、それがあなたの戦う時のすがたですか。それで、武器は剣と。つまり、あなたがセイバー、というわけですか」
「そんなこと、どうでもいいでしょ。真名に比べればね」
「確かにな。それでは、始めさせてもらおうかっ」
そう言って、ランサーが突っ込んできた。
それを剣で受けたり回避をして、こちらからは積極的に攻めずに相手の反応を窺っていた。剣で、相手の槍を正面から受けずに受け流すような戦術を採った。
(たぶん、持っている槍が宝具と関係があるだろうからな。下手にあの槍の攻撃を喰らうと、毒を受けるかもしれない。まだ、様子見をしておくか)
そこから、アーチャーは積極的ではないが相手の隙を見つけて攻撃したりしていた。その打ち合いを十回程度した。
それで、ランサーに掠り傷程度しか与えられなかった。私は全身鎧を着ているはずなのに、傷を負ったのがわかった。
「なるほど。ランサー、貴様の宝具の一つは魔力の無効化か。だが、その程度では致命傷まで程遠いぞ」
「ほう、そこまでバレましたか。この紅の長槍は、魔術的な防御を無効化して攻撃することができる。.....それにしても、その鎧は魔力でできているんですね」
少し厄介そうにランサーが、言った。
実際は、そんな単純な話ではないと考えている。
(とはいえ、もう一方の槍も警戒しておいたほうがいいだろうな。二本の長槍で、戦うのだからお互いに能力を補うものである可能性が高い。そのため、鎧は着ていた方がいいかな。それに、ちょっとこちらから仕掛けてみるか)
アイリスフィールの方を見てみると、ちゃんと後ろの方にいた。しっかりと安全を確保しているようで、安心した。
相手に向き直り、剣の先を後ろに向けて両手で持つ形にした。
「今度は、こっちからいかせてもらう」
そう言って、鎧を着たまま保有スキルの魔力放出を使った。剣から魔力を少し放出して、ジェットエンジンのようなことをした。それで、そのまま相手に高速で接近して魔力放出を維持しながら剣を振り上げた。普通の剣戟ではなく、魔力放出を使って攻撃したので攻撃範囲は少し大きくなっていたのだが、ランサーは後ろに後退しつつも上手く避けててきた。そのため、大きなダメージにはならなかった。
だが、ランサーの体勢を少し崩せたので畳み掛けるように攻撃をしていった。槍の攻撃を鎧で受けないように気をつけながら。技量では、圧倒的な差はないのでそこまでアーチャーは押し切れなかった。
そこで、多少無理な体勢からでも攻撃してこちらの力をあまり見せずに終わらせようとした。だが、上手くランサーに流されてしまった。
そうすると、ランサーがここぞとばかりに槍を上手く使いどちらかしか剣では防げないようにズラして攻撃してきた。それを黄色い槍は、持っていた剣で防いだ。そのため、ランサーはがら空きになった胴に赤い方の長槍で突いてきた。
あえて、その槍を引き付けて防ぐ手段がないと相手に思わせるくらいまで引き付けた。相手はこちらの鎧では、防げないことをしているので当たると確信していた。
だが、
「なにっ!」
当たる寸前になって、さっき剣を取り出したゲートから今度は盾を展開して防いだのである。
それで、相手の一瞬の隙を使って後の防御などを考えない全力で軽く魔力放出しつつ剣を振り下ろして勝負を決めにいった。
しかし、相手も英霊になった人物なのでそう簡単に致命傷を与えてくれるはずもなくもう一本の長槍で防ぎつつ後退した。そのため、魔力放出の余波かつ浅くではないがダメージを与えることができた.
「っ」
「ちっ」
相手がもう一本の長槍の宝具を使う前に決着を着けようとしたのだが、決まられなかった。さすが、英霊にまでなる人物なだけはある、と思った。それに、たぶんランサーのマスターもこの戦いを見ているだろうから回復してくるとはいえここでこのまま押し切ろうと考えた。
畳み掛けるように攻撃しようとした瞬間、空の上から雷と共に何が落ちてきたようなうな音がした。それで、急いでその場から離れてランサーと距離を空ける形になった。
「ふん。戦いが始まっていたから見に来たら、この程度のものか」
その声と共に、二頭の馬に引かれた戦車が空から現れた。そこには、堂々としているサーヴァントらしき女性と現状に驚いて少し怯えているマスターらしき少年?が乗っていた。
さらには、私たちがいる場所の上にゲートが現れてそこから魔術で攻撃してきた。私は、急いでアイリスフィールの元に戻って盾を使い全て防いだ。ランサーは、傷があるせいか全て避けるもしくは回避することができなくいくつか喰らっていた。だが、どれも最低限のダメージで抑えていた。さっき現れた女性は、剣で防ぐのと何かしらの魔術らしきものを使って防いでいた。
「大丈夫ですか、アイリスフィール?」
「大丈夫よ。あなたが助けてくれたおかげでどこも怪我していないわ」
「それは、よかった。さっきみたいな広範囲の攻撃もあるかもしれませんので気をつけてくださいね」
アイリスフィールを守るために抱えていたので、降ろそうとした時にまた別の人物の声がした。
「ほう。手加減したとはいえ、あの攻撃で誰も脱落はしないか。ある程度の質は期待できるということだな」
これなら、少しは楽しめるかもな、と誰に言うわけでもないような感じで言った。
その人物は、いつの間にか戦っている場所にあった街頭の上にいた。金髪で目が赤く、どこかキャスターのような服装をしていた。先ほどの攻撃は、この人物がしたのだと理解した。
(これで、この場には私を含めて4騎のサーヴァントがいますね。背後から攻撃されないのとこの戦いに気づいてやって来るサーヴァントの奇襲にも気をつけないといけませんね)
お互いに様子を見ながら、この聖杯戦争の初めの戦いの第二ラウンドが始まる。
戦闘描写は、これから少しでもよくしていけるように改善していきたいと思います。
また、説明不足なところがありましたら教えてもらえれば幸いです。