Fate/Grand Order-Veritas-   作:蒼天伍号

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……待っている人とかいるのだろうか?


EP-2

剣戟、撃鉄、もう幾度となく混じり合った互いの得物の音が焦げ臭い大気を震わせる。

 

互いに正面切っての戦いを不得手とする二人は、都市に散乱する瓦礫を上手く使いつつ、死闘を演じていた。

 

「ククク……ナカナカ、ヤルデハナイカ」

 

アサシンのシャドーサーヴァント、元の名を“呪腕のハサン”。彼は暗殺者のクラスの通り闇からの奇襲を得意とする英霊である。

故に彼は瓦礫の隙間を縫うように駆けながら己の得物、短剣ダークを投擲する。

 

影を渡り歩くようにして、じわじわと相手を追い詰めていく様は対人戦闘に特化した戦法。

ただ、確実に敵を殺すためだけの戦い。それこそがアサシン。

 

「……」

 

対して、英霊には似つかわしくない現代的な銃器を操り、ただ黙々と撃っては躱し、撃っては躱しを繰り返すガーディアンは、生き残ることを優先した効率的な動きを以ってして対抗していた。継戦能力を底上げするような持久戦。

瓦礫を隠れ蓑にし、同じく瓦礫の隙間を移動するアサシンの僅かな隙をついて銃撃する。

 

側から見ればゲリラ兵のような動きだったが、その実、本場のゲリラ兵たちからすればそれはあまりにも機械的だろう。

 

其れもそのはず、彼がこうして実践している動きは全て全知から“トレース”して効率的に組み上げたものに過ぎないのだから。

 

 

以上、両者共に継戦能力が高いこと、それらが奇跡的に上手い具合に噛み合った結果、今のような膠着状態が続いているとも言える。

 

そも、元一般人のガーディアンが本場の英霊(の残り香)と五分五分の段階まで戦えるようになったのはアラヤあってこそ。

そのアラヤが“勝てる”と判断した力量を持って彼は、ただマザーコンピュータ(アラヤ)の指示に従って動いているに過ぎない。

 

 

 

「すごい……」

 

しかし、そんな事情など知らない“元”一般人のマスターの目にはとても壮絶な戦いに写っていた。

的確に相手の死角を突いて放たれる漆黒の短剣・ダークを、ガーディアンを名乗る彼はまるで見えているかのように、鉛玉によって叩き落としていく。

さらには、アサシンの移動地点を予測し銃撃を放つことまでしている。

しかし、速さに勝るアサシンを捉えることは出来ないのか寸でのところで躱される。

まさしく接戦。

 

 

「……先輩、指示を」

 

目の前で行われる死闘に見惚れていると、マシュの冷静な指摘を受けた。

確かに、拮抗している今ならマシュと二人掛かりで仕留められる。

 

「ああ、ガーディアンの援護をーー」

 

と、指示を出そうとして突然、ドクターからの通信が入った。

 

『もう一体!?気をつけろ藤丸君!サーヴァントがもう一体、そちらに急接近している!』

 

「なんだって!?」

 

ジャラリ、と数珠の擦れる音のようなものが近くで鳴った。

その方へ目を向ければ、そこには威風堂々と瓦礫の上に佇む男の“ような何か”がいた。

それは本来のものとはかけ離れていると思われる真っ黒な姿で。

 

「シャドウサーヴァント……」

 

なんでも何らかの影響で本来の英霊になり損ねた失敗作、抜け殻、残り香とも称されるらしいが、ぶっちゃけよく分からない。

そもそも本来の英霊というものをガーディアンくらいしか見たことがないのだから。

 

……ただ、今、視界に納めているアレが英霊なんて高尚なものじゃないことくらいは理解できた。否、理解させられる。

数十mは離れているはずなのに、アレの放つ“嫌な気”が鋭利な刃物のように肌を突き刺し、じわじわと心にまで侵食してくるのだ。

そんなものが英霊であるはずがない。

 

「ハ、ハハハハハハハハ!!!!」

 

認めまいと強い意志を保ちながら睨め付けていると、突然、“ソレ”は高らかに笑い始めた。それはどこか狂っているような、危うさを持った声。事実、彼は狂っているのだろう。

 

「……!」

 

しかし、狂っているとはいえ元が英霊の狂声を全身に浴びては一般人代表の俺ではひとたまりもない。現に足は震えが止まらずそれでいて動くことすらままならない。

人を超えた脅威を前に俺は正しく怯んでいた。

 

 

「先輩っ!」

 

ガィィン、と重く猛々しい音が響いた。

 

「マシュ……」

 

見れば眼前まで迫った薙刀を彼女が大楯でもって必死に抑えていた。

 

しかし筋力で劣るのかギリギリと音を立てて徐々に押し込まれている。

そんな状況でも彼女はこちらを振り返り、微笑みを向けてくる。

 

「大丈夫、先輩は必ず護ります。……ですから、私が、勝てるように指示を、ください」

 

「っ!」

 

その様を見て思わず自らの唇を噛んだ。

怪物がなんだ、戦いがなんだ、英霊がなんだ。俺は何のために頑張っている?今更、問うまでもない。

あの施設で、新しい職場で初めて出会った少女に一目惚れしたからだろう!

 

 

じわり、と滲む鉄の味を噛み締めながらこの数時間で得た“戦闘用の思考”をフル回転させる。震える脚を叩き起こし力を込めて立ち上がる。一寸前の己の不甲斐なさを払拭するように、血が滲むまで拳を握り締める。

 

「スキルを使え、マシュ!」

 

「っ!はい!」

 

俺の声に、彼女は嬉しそうに反応して指示通りスキルを解き放つ。

 

「っヌゥ!?」

 

マシュの身体から淡い光が一瞬漏れると共に、“ソレ”は弾かれたように身を仰け反らせた。

 

『今は脆き雪花の壁』。彼女、マシュが保有する固有スキルの一つ。

自身、味方の防御力を上昇させるバフスキルだ。

盾を装備していることからも分かる通り、どうやら彼女は守りに適したサーヴァントらしくステータス面でもその傾向が強い。

しかし、彼女と融合した英霊の真名も分からず、未だサーヴァントと化して数時間の彼女はその真価を発揮することができない。

 

本来なら本人曰く、手慰み程度の性能。とのことだが。

 

 

 

「やぁぁあああぁぁぁぁ!!」

 

「グハッ!」

 

このように意表を突いて発動すれば相手にいっときの隙を生じさせることも出来る。

 

仰け反り無防備となった“ソレ”の胴体に大楯を正面から押し出したマシュは、たたらを踏む相手へと更に追撃を加えるべく前進する。

 

「はっ!」

 

続いて横薙ぎ、切り上げ、切り下げ、と次々に連撃を叩き込んで行く。

いくら攻撃力に劣るマシュでも、これだけのコンボを決めれば其れ相応のダメージを与えられるはずだ。

 

「グ、ヌゥ……!」

 

現に、“ヤツ”は苦悶の声を上げ防戦一方に追い込まれている。

 

いける。

そう確かに思った。

 

「クク……」

 

不意に、近くでせせら嗤うような声が響いた。

 

「苦■を■■、『妄■■音(■バー■ーヤ))」

 

生命の終わりを告げる言葉、凍えるような殺気の塊が俺の死角から轟く。

 

振り返った時には、既に“悪魔の右腕”は目の前まで迫ってーー

 

 

 

 

ドン!と、今度は重い“銃声が響き渡る。

 

「ガッ……」

 

次の瞬間には声にならない断末魔を上げながら黒い霧となって消えて行くアサシンが見えた。

遅れて、ローブを脱ぎ捨てた彼が現れた。肌にぴったりとくっつくような独特な黒いスーツ、ともすればロボットもののパイロットスーツのような。しかし胸の中央には紅く大きなひし形の宝玉が備えられそこから派生するように黄金に輝くラインが身体の四方へと駆け巡っていた。

 

ありていに異様、異装と称すべき姿の彼は無機質な表情で構えた拳銃をゆっくりと下ろした。

 

「……」

 

ふと、こちらに視線を向けた彼はしばし俺を見つめた後、未だ攻めあぐねているマシュの援護へ向かうべく駆け出した。

 

「……」

 

対して俺は、先のガーディアンの視線が妙に気になっていた。

 

これまで無感情さしか感じられなかった彼の瞳に、あの瞬間だけは『色』を見ることができた。

 

金色に輝く人間離れしたその瞳孔に僅かながらの哀愁、そして強い憧憬。

果たして、何を見てそれを感じたのか。まさか自分であるはずがないとは思いながらも、その対象に少しばかり興味を唆られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハハ、ハハハハハ!!」

 

「ぐっ!」

 

笑い狂いながら薙刀を振るうランサーと、その猛攻を大楯にて必死に防ぐマシュ。

 

ちょっとした裏技(・・・・・・・・)(有り体に言えば死んだフリ)で成功した不意打ちによってアサシンを仕留め、未だ交戦中のマシュの援護に来てみれば、見事に苦戦中だった。

先ほどの小技では仕留めきれなかったらしい。

 

まあ、彼女は先ほどまでは人間だったわけだし、マスターに至っては魔術のまの字も知らない一般人だったのだ。

残滓とはいえ、いきなり百戦錬磨の英霊相手に勝利をもぎ取れなどというのは無茶だろう。

 

 

「まあ、そのための俺か」

 

呟きつつ、『再現』したリボルバーの銃弾に魔力を込める。

常に注ぐ量を超えても注ぎ続ける。やがて弾丸からバチバチと青白い稲妻が生じ始め、さらには銃身全体にまで広がっていく。

それを二丁。

込めた銃弾は6発ずつ、合わせて12発。いずれもギリギリ形を保てる限界まで魔力を蓄えている。

 

「……いくか」

 

サーヴァントの、ましてや格落ちたる『影』の霊核如き一瞬で吹き飛ばす威力を持った12発の銃弾を携え、いざマシュの援護に入ろうとしてーー

 

 

「アンサズ!!」

 

突如、明後日の方向から飛んできた火の玉によってランサーは弾き飛ばされた。

 

「まったく、健気な嬢ちゃんの心意気に免じて手助けしてやろうと思ったら、随分と妙な英霊を連れてるじゃねぇか」

 

飄々としながらもどこか威厳の篭った声と共に、ドルイド姿の御子が現れた。

 

見慣れた青タイツは何処へやら、今はドルイドとしての側面が強調されたイマイチピンとこない魔術師姿のクー・フーリン。通称キャスニキは木製の杖を振るいつつ瓦礫の上から地に降り立った。

 

「あ、貴方は……?」

 

完全に出鼻を挫かれた俺が、少しばかりの不満(・・)を込めてキャスニキを睨みつけていると、驚いた様子でマシュが問いかけていた。

なんとなく、なんとなくだが俺の時より驚いている。なぜだろう?

やはり本物の英霊と、俺とでは格が違うというのだろうか。

 

本当になんとなくだが、気に入らない(・・・・・・)

 

そんな俺をよそにキャスニキは待ってましたと言わんばかりに得意げな笑みを浮かべた。

 

「俺はキャスター、この聖杯戦争で唯一生き残った正真正銘、本物の英霊、サーヴァントだ」

 

「サーヴァント……!」

 

マシュが感動したように目を輝かせている。いや待て、その前に俺がいるだろう。結構、かっこいい登場だったと思うのだが。

 

次々に露呈する俺と他のサーヴァントとの扱いの違いに軽くショック(・・・・)を受けながらも、俺を除くメンバーはみんなキャスニキに注目していた。

 

「貴様……!キャスター!!何故、漂流者ノ肩ヲ持ツ!?」

 

煙を上げながらヨロヨロと立ち上がったランサーが怨嗟を籠めた声でキャスターを睨みつける。

その姿を気怠げに見ながらキャスターは杖を構えた。

 

「往生際が悪いな。……ま、俺も人のことは言えんが。とりあえずテメェはここで終いだ」

 

言い終えると共にキャスターの周りに複数のルーンが浮かび上がり、収束、やがて炎の塊となって撃ち出された。

 

「グッ!?ガアアァァァア!」

 

そして、神代の炎の魔術をモロに受けたランサーはメラメラと燃え盛る炎に包まれ、怨念に満ちた断末魔をあげて塵となって消えていった。

 

 

消し炭すら残さず消え去ったランサー、その最後を見届けて、くるくると杖を回して肩に担ぎながらキャスターはこちらに振り向いた。

 

「坊主、あんたがマスターかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャドウサーヴァントとの戦闘からキャスニキとの合流。ここまでは一先ず流れとして正史と変わりなく進んだ。まあ、俺が存在することで色々と誤差は生じてはいるが。

 

唐突な闖入者たるキャスターに、所長やマスターたちは最初こそ驚いていたが、俺という前例があり、そもそもここ冬木では聖杯戦争が行われていたという事実を知っている。

寧ろ、ようやく事情が分かりそうな相手が現れたと安堵している様子だ。

 

「……だが、俺たちの聖杯戦争はいつの間にか別のものにすり替わっていた」

 

しかし、キャスターの話に耳を傾けていたぐだ男たちは続くキャスターの一言に表情を強張らせた。

混じり合った聖杯戦争(・・・・・・・・・・)、確かそんなようなニュアンスの話をしていた記憶がある。

 

メタな話をすれば、この冬木で行われた聖杯戦争は、別の並行世界の冬木で行われたものと同一の術式だと推測される。

ただ、違うのはそのメンバーと勝者。……そして回数にある。

この世界の冬木で行われた聖杯戦争は、2004年が初めてで最後だ。

さらに言えばこの世界の聖杯は汚染されていなかった(・・・・・・・・・・)

 

そのために勝者はなんの問題もなく願いを叶えてそのまま穏やかに戦争は幕を降ろす。

……はずだった。

 

その後の展開は、まあ、色々と立て込んでいるのだが問題はそこではない。

 

目先の要注意人物が今の目の前で状況説明を行なっていることだ。

 

 

 

「……奴さん、水を得た魚の様に暴れ回ってーー」

 

自分たちの聖杯戦争が別物になっていた、人が忽然と姿を消した、街が一夜にして炎に包まれた……etc。俺がゲームを始めた頃に聞いた通りの説明を順調に続けて行くキャスター。

しかし待ってほしい。俺がストーリーの後半で知り得た情報ではキャスターはクー・フーリンではなかった(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。そもそも勝者はセイバーではなくキャスターだ。

加えて聖杯戦争は一度きり。キャスターがいつかボヤいていた冬木でどうのという発言は些か矛盾が生じる。

 

……まあ、先ほどの混じったという発言や、そもそも特異点として生じていることからもこの冬木が正史でないのは確かだが。

それにしたって、人が忽然と消え去ったり街が一瞬で炎に包まれるなど常軌を逸した現象に思えるが。

 

「……悪い話じゃねぇだろ?」

 

どうやら思考する間に協力関係を築くまで話が進んでいたらしい。

まあ概ね原作通りの展開だ。ならば問題はない。

 

キャスニキと協力するにあたり今後の方針について話し始めた所長たちをよそに、キャスニキがふらりとこちらに寄って来た。

 

「で、お前さんが二人目のサーヴァントか」

 

「そうだが、何か用か?」

 

思った以上に陽気な態度に疑念を抱きつつ応える。

なんとなくだが俺の元となった霊基が危険であるとしつこく訴えかけてくるのだ、思わず塩対応になって仕方あるまい。

 

「そう警戒すんなよ。……それとも、俺について知ってるのか?」

 

「質問の意図が読めんな。俺は俺の知る限りの情報を以って貴様の語る“冬木の聖杯戦争に”疑念を感じたまでだ」

 

やはりこいつは何か別の思惑があって行動している。

それはこの特異点のみ()()()()()()()、もしくは()()()()()()()()ことと関連があるはずだ。

 

「知っていることと言えば……冬木の聖杯戦争、ある戦いでは貴様はランサーとして()()()()()()()()()()()()()()()。その戦いの結末が三つに分かれていることと、その後日談にて本来のマスターを救ったことぐらいしか知らないな」

 

こいつが俺に話し掛けてきた意図は不明だがこちらもあわよくばこいつの真意を引き摺り出してやろうと思う。

 

だが次に掛けられた言葉は予想の斜め上を行くものだった。

 

「そっちの話じゃねぇんだが、なるほどな。お前は()()()を知っているのか」

 

どこか呆れたような態度の彼に困惑する。どういうことだ? こいつは人理に敵対する存在ではないのか? 応えろ俺。

 

「あー、なんとなくだがお前さんが心配していることは分かった。つまり俺が()()()()()()()()()()()もしくは()()()()()()()()()()()()()()()()()()、そしてそれが人理に反するものだと。そういうことだな?」

 

「……」

 

やはりキャスターというクラス故かランサーの時よりも冷静で頭がキレる。

しかしこちらも想定外なので情報を得るべく首肯する。

 

「安心しな、今の俺は坊主どもの味方だしお前さんが心配するような騒動は起こさねぇ。なんならルーンで約束してやってもいいが?」

 

あくまで朗らかに和やかに述べる彼に俺はそれ以上追求することが出来なかった。否、する必要が無くなった。

 

「人理を滅ぼさぬならば構わない。影響を及ぼさぬなら如何様にも動くがいい」

 

それが“抑止の体現者”たる俺の使命だ。

 

「……なにをもってそこまで警戒してんのか知らねぇが、普通逆だろ。序盤に出てくる味方っつったらお助けキャラとかそういうゆるーい認識が当たり前だと思うんだが」

 

残念だったな、俺の元の霊基はすでに型月厨。なんの気なしの脇役が実は黒幕とかそういうエグいことしてくるのが型月クオリティだ。

 

「……というか、ランサーの俺のこと知ってるとかお前の方が怪しいだろ」

 

と気を抜いていたのがいけなかったのか痛いところを突かれた。確かに本来の英霊である彼と、ポッと出に加えてガーディアンなどというエクストラクラスに並行世界のいざこざを知ってるとなれば完全に俺の方が不審者である。

 

「どうだろうな、ただ、俺はあくまでアラヤの端末でしかない。少なくとも彼らが反人理的行動に出ないなら容認するのが常だ。……レイシフトはこの緊急事態においての特例として黙認するがな」

 

結局のところそれだけなのだ。俺はアラヤの体現者、反人理的か否か。それ以外に関心などないしどうでもいい。

……本来であればこの事件においては抑止力は機能していない。そんな中で俺がこうして抑止の使者として来たのは明らかに()()()()()()()()()()()()()()だ。それにより抑止力の発動要因となった“何か”が生まれ現在進行形で人類を脅かしている。

それを消すために俺は来た。敵の正体も目的も分からないが、この旅を続ける以上、必ずどこかで接触する。

だからこそアラヤは俺を最後のマスターの元へと送ったのだから。

 

 

 

 




色々言ったけど筆者はキャスニキの今後の活躍に期待しております。
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