【完結】ハーマイオニーと天才の魔法式   作:藍多

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ハリー・ポッターは原作が完結していますが
二次創作で完結しているのは極少数ですよね。
今作もその一つとなれるよう頑張っていきます。
残りは後少し!

それでは81話どうぞ。


81. 探索

三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)でレオが捕獲して改造したドラゴン。

それは神話に登場する黒いドラゴンで、魔法の神でもあったジルニトラと名付けられた。

作られた神話のドラゴンというのもあってピッタリだとレオ個人としては満足している。改造自体は随分前に終了しており最近は力を解放したいと訴えていたのだが、ちょうどよく巨人族の話を聞けたので試運転として仕向けることにした。

闇の陣営に協力する巨人族に損害を与え、ジルニトラは力を使え、レオは巨人族をモルモットに出来ると一石三鳥のつもりだった。しかし、巨人族は全滅、不満足だったジルニトラはレオに襲い掛かってくる始末であった。

この気性の荒さのせいで以前ペットにしていたドラゴンのハリエットが怖がってしまったので野生に返すことになってしまった。

結局はレオに再び挑むもジルニトラは敗れた。身体のスペックで言えばレオを上回っているのだが、知識の差でそれを補ったレオが勝ちを得たのだ。

ジルニトラは最強の身体を極めると言って魔法で作った異空間で修行している最中だ。まるでマグルのコミックの様だなとレオは思った。力を得たら再び襲い掛かって来るのにその余裕は崩れることはない。

 

そんなこんなでクリスマス休暇になった。

いつもの様に家族でパーティー。つまりは特に変わったことはない平和な時間だった。ただ一つ気になったのはアースキン曰く最近は死喰い人(デスイーター)による破壊活動や殺人は急激に減少し、死喰い人(デスイーター)と闇の魔法生物の目撃情報もほとんどなくなったようだ。

不気味なほど静かでこれが嵐の前の静けさではないかと嫌な感じだと言う。

魔法省でも活動が少なくなっているこの機に少しでも体制を立て直すようにしているが

どこまでやれるかは分からないとの事だった。

 

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休暇も終わり1997年になった。

レオは呪文学を教え、死の秘宝を研究し、ハーマイオニーの最終調整をし、たまに他の授業を受け、土曜には特別授業(戦闘訓練)を教えるという休暇前と変わらない日々を送っていた。

ダンブルドアからの依頼もなく、スラグ・クラブも変わらず開かれている。

 

そんなある休日。研究の合間の息抜きに湖の周りでハーマイオニーとデートを楽しんでいた。

そこへ一人の男子生徒が近づいてくる。

スリザリン生の七年生、アーノルド・トラバースだった。

 

せっかくの二人きりでのデートを邪魔された不機嫌になるハーマイオニーと、スリザリン生しかも純血主義の生徒が近づいてくるので興味深そうに見ているレオ。

トラバースはレオの目の前で立ち止まる。その顔は青く悲壮感が漂っている。

 

「や、やぁ! テイラー君! デ、デデデートだったかな? 邪魔しちゃ悪いし……死んでくれ!」

 

いきなり刃物でレオの腹部を刺そうとする。普通であればここでレオは出血による死が待っているだろう。目の前で恋人が殺されたハーマイオニーも泣き叫び、怒りのあまりトラバースに襲い掛かるかもしれない。

だがレオもハーマイオニーも常識はすでに彼方に置いてきてしまっていた。

その程度の害は魔法や魔法具で防ぐこともせず皮膚を硬質化させて防ぐ。

 

「は、ははは……。そりゃそうだよな……。ちくしょう! できるわけねーだろ! なぁテイラー、お前どうすりゃ死ぬんだよ? 俺はどうすれば良いんだよ!?」

 

泣き崩れるトラバース。何がどうなっているか分からないのでとりあえず開心術で心を覗く。

どうやらトラバースの両親は死喰い人(デスイーター)の様だが何かしらの失敗で帝王に罰せられることになった。それを防ぐためトラバースはレオの命を奪うことで免除を願い出たらしい。

 

「なるほどね。トラバース先輩、つまりあなたは両親の為に僕の命を狙ったということですね。でも生憎ですが僕はそう簡単には死なないのです。これから校長室に行きましょうか。ああ、安心してください、真実薬を飲んでできるだけ情報をくれればいいだけです。後はダンブルドア校長が処分を決めてくれるでしょう。」

 

「レオ、その前に一発ぐらいお見舞いしてあげるわ。」

 

ハーマイオニーの鉄拳を受けてトラバースの意識が吹き飛ぶ。

その後は魔法で拘束して校長室に向かう。

真実薬と開心術で得られた情報ではヴォルデモートが何かしらの大きな計画を立て、ターゲットがホグワーツだという程度の情報しか得られなかった。

念のため研究室の防衛を強化することを決めたレオ。

トラバースをダンブルドアに任せた後は研究室に戻った。

デートの時間を潰されたのでいつもより甘えてくるハーマイオニーとたっぷりと甘い時間を楽しんだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

学年末試験が近づいてきた六月。

ダンブルドアに呼び出されたレオ。

 

「急に呼び出して済まない。分霊箱(ホークラックス)の在処が分かった。レオにはわしとハリーに同行して助けて欲しいのじゃ。もちろん対価は用意しておる、以前に言った最後の死の秘宝の在処を教えよう。」

 

「行きます。闇の帝王が分霊箱(ホークラックス)を守るために施した防護魔法についても興味がありますしね。それで最後の死の秘宝……透明マントでしたっけ? ハリー・ポッターが持っているそれですか?」

 

「そうじゃ。ハリーよ、君の透明マントをレオに見せてやって欲しい。」

 

ハリーが渋々レオに自慢の透明マントを見せる。それを目を輝かせて観察するレオ。

 

(通常の透明マントと違い半永久的に持続する効果、高い魔法耐性。これも素晴らしい魔法具だ。)

 

「ありがとう。そうだ、ポッター君。何か願い事はあるかな? その透明マントをくれるのであれば僕に可能な限りで何でも実行しよう。それを手放してでも叶えたい望みができたなら相談して欲しい。」

 

「お断りだ! これは父さんの形見だ! 誰がお前の研究材料にさせるもんか!」

 

「そうか、残念だ。だけど気が変わったらいつでも言ってくれて構わないよ。」

 

夜になって出発することになった。

ダンブルドアとレオがいなくなるため万が一を考え騎士団員をホグワーツに集めることになったようだ。

レオもハーマイオニーに研究室から出ないようにとを言っておき、クーにはホグワーツの防衛を任せた。一応ジニー達特別授業(戦闘訓練)を受けている生徒にも情報を共有させておいた。

 

「レオ、気を付けてね。大丈夫だろうけどこの世には絶対はないってレオも言ってたしね。」

「行ってらっしゃいませ、レナード様。お母様と研究室の防衛はお任せください。」

 

ハーマイオニーのキスとクーの敬礼を受けて探索に向けて出発した。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

レオ達三人がたどり着いたのは海辺の洞窟だった。

ヴォルデモートの幼少期に過ごしていた孤児院が近くにありここを選んだ何かしらの要因があるとかなんとかダンブルドアが話していたがレオは聞き流していた。

洞窟を進んでいくとレオの『眼』に魔法が施されている場所が見えた。

ダンブルドアもそれに気が付き足を止める。

 

「ここじゃな。……生き血を使わなければ先には進めそうになさそうじゃな。」

 

「その様ですね。」

 

レオは自身の爪で腕を切りつけて血を岩壁に付着させる。すると岩壁は幻の様に消失して奥に続く道が出現した。

 

「さぁて、お次は何かな?」

 

レオはワクワクしながら奥に進んでいく。一歩目を踏み出した時には既に傷は跡形もなくなっていた。

更に奥に進むと黒い湖が見えてきた。湖の中央には緑色に光る何かがあり、湖には亡者が大量に漂っている。

 

「この小舟を使ってしかあそこにはたどり着けないようじゃの。それ以外の手段ではこの亡者たちが襲い掛かってくると考えて間違いないじゃろう。」

 

「でも先生、この小舟に乗っても大丈夫なのでしょうか? これにも罠があるのでは?」

 

「大丈夫じゃよハリー。仮にヴォルデモートが自らの元に分霊箱(ホークラックス)を戻す際にはその方法が必要になって来る。つまりは安全な方法は用意されているというわけじゃ。」

 

フロクラント(凝集せよ)・亡者」

 

レオはそんな二人のやり取りを無視して魔法を発動させる。

湖の全ての亡者がレオの手のひらに向かって飛び込んでくる。そうして限界を超えて超重力で押しつぶされて唯の肉の塊が出来上がった。それを跡形もなく燃やし尽くしてしまう。

 

「これで脅威の一つは排除しました。じっくり観察するには邪魔になりそうでしたしね。」

 

亡者がいなくなった湖を小舟で移動する三人。緑色に光る場所には小島があった。その中央には石の台座があり、その上に水盆が置かれている。

水盆には燐光を発するエメラルド色の液体で満たされている。

 

「これは……ふむふむ。」

 

ダンブルドアが色々と試している横で観察を続ける。

二人はこの液体を飲むことが除去する条件と結論を出した。

レオは時間をかければ消失することもできるがどうせだったら液体の効果を体験したいと思っていた。

ダンブルドアが飲もうとしてハリーに止められている。

そこでレオが自分が飲むことを提案する。

 

「僕の肉体なら大抵の魔法薬は無効化できます。それに死ぬことも無いでしょう。」

 

「……すまない。」

 

「謝る必要はないですよ。僕が飲みたいだけですから。それでは、いただきます。」

 

水盆の上に手をかざすとカップが出現する。それですくって一口飲む。

魔法薬に対する耐性を敢えて低下させて効果を体験する。味は特に感じなかったが、急に目の前が暗転する。

 

暗闇の中で悪夢の世界が無数に展開されている。魔法がない、魔法を使えない、ハーマイオニーがいない、ハーマイオニーが死ぬ、どれをとっても発狂してもおかしくないほどのものを無限に見せる悪夢の魔法薬だった。

だが、レナード・テイラーはそれを突破する。

 

(僕の恐れるのはこういう感じのものなのか。……飽きた。)

 

レオの『眼』には目の前の光景が幻であると見破ることができた。

どんな悪夢でも嘘であると知っているのなら恐れる必要などないのである。

強化された指輪、『聡明』を使って悪夢を見ている部分の意識だけ分割・隔離をする。

意識を現実に戻して残りの液体を飲み干す。

空の水盆の底にはロケットがあった。

 

「んん? ダンブルドア校長、これ分霊箱(ホークラックス)ではないですよ?」

 

「何じゃと!? 確かに違う。サラザール・スリザリンのロケットではない。メモ? R・A・B……? この者に破壊されていると信じるには情報が足りんのぉ。レオ、ハリー無駄足になってしまったが、それでも半歩は進んだじゃろう。今日はホグワーツに帰るとしよう。」

 

「先生、R・A・Bに心当たりはあるんですか?」

 

「まだ何とも言えんの。ハリー、これからも分霊箱(ホークラックス)を破壊するのに同行してもらうことになるだろう。今回はレオがいたから無事じゃったが、次回もレオがいるとは限らん。気を引き締めてゆこうかの。」

 

「あ、ダンブルドア校長。ホグワーツが襲撃されているようです。」

 

レオの突然の発言に目を見開くアルバス・ダンブルドアとハリー・ポッターであった。




ドラゴンのスペック!
名前 ジルニトラ 神話のドラゴンを調べてたら黒かったり、魔法の神だったり、捏造だったりと合っていると思ったので命名。
爪と牙:分解魔法を纏っているので触れた瞬間分子レベルで分解する。
鱗:強固な鎧。普通のドラゴンの何倍もの強度と魔法抵抗値がある。
炎:何もかも焼き尽くす黒炎を放つ。
角:電撃を発生させる。攻撃力はそこまでではないが(比較的)速度が速い。
体内には賢者の石も内蔵しており命の水を魔力に変換する炉も完備。
全魔力を破壊のエネルギーとして放出することもできる。
さらに魔法の使用も可能。でも本竜が使いたがらない。
その他にもチートスペックが勢ぞろい!

番外編でレオVSジルニトラの戦いを書くかも? 内容はハリー・ポッターとかけ離れたチートバトルになってしまうので本編では除外しました。
広域殲滅力ではジルニトラが最強ですけど万能性ではクーが、不死性ではレオに軍配が上がります。ジルニトラが真面目に魔法を学んで努力すればレオに勝てるようになるはず。(殺せるわけではない)

アーノルド・トラバース
適当に考えたオリキャラ。トラバース家は原作でも聖28一族です。
レオを襲撃したのもお辞儀の計画の内です。

分霊箱探索
トラップもレオにとっては無意味でしたね。

ホグワーツ襲撃
詳細は次回ですね。

それでは次回お楽しみ。
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