俺には前世の記憶というやつがある。
それに気付いたのはいつだったか覚えてはいない。
というのも衝撃的なことが出来事があったのだ。
どうやら今世では貞操の概念が逆転しているらしい。
朝のニュースで痴漢の女性版が痴女って悟った時は、変な表情になっていたと思う。
しかも、概念がただ逆転しただけならまだいいんだが、なんとこの世界の男性はとても少ないらしく、周りにいる女性の目がなんか…めっちゃ怖い。
実際に何回か襲われかけた。なんとか逃げ切ったけど。
他にも色々あって話したいんだが、長くなりそうだからカット。
あ、それと貞操観念が逆転しているという事実が強すぎて忘れそうだったが、どうやら俺の家系は魔術師系の家らしい。
といっても、魔術が多少使える程度のもので、昔からのんびりと自分のしたいことをしているって感じだ。
そんである日、カルデアってところでなんか募集をかけていた。
丁度、働く所はないかなと思って探していたので、渡りに船と思い応募したところ見事合格した。
親も初めは心配していたが、可愛い子には旅をさせよということで、なんとか行かせてもらえることに。
しかし、さすがの俺も吹雪の中の山を登山することになるなんて思っていなかった。
なんとか到着したのはいいが、根こそぎ体力を使ってしまったのですぐに寝たかったが、そんなことすると起きた時が色々と怖いので、なんとかスタッフに部屋へ教えてもらい向かうことに。
案内すると言われたが身の危険を感じたため、遠慮しておいた。
そうして部屋へ向かう途中に変わった奴を見た。
名前はマシュ・キリエライト。パッと見た感じは俺より少し年下の女の子なのだが、なんでもここの職員らしい。
さらにはこの施設の外を見たことがなく、この施設にいる職員は募集して採用した者も含めて全員女性らしいので、男性を見るのは初めてらしい。
知りたくない情報を知ってしまったな…。果たして俺は無事に綺麗な体でいられるのだろうか?
何はともあれ、今は疲れているので次会った時に外の話をしてやる約束をして、部屋へ向かう。
なんとか部屋にたどり着いて休もうと思ったが、部屋の中で見知らぬ女性が思いっきり休んでいた。
彼女は医療部門のトップ、名をロマニ・アーキマン。通称ミス・ロマンと言うらしく、この空き部屋でサボっていたらしい。
彼女に疲れていることを話して、他の場所へと行ってもらうことに。
今日は移動だけで大分疲れた。明日からのことを考えなくてはいけないのだろうけど、考えたくないなぁ…。
とりあえず、この疲れを取るために今は休もう、そうしよう。
じゃあ、おやすみなさい……