尋問中ぅ!!
吸血鬼逃亡ぅ!!
終わりぃ!!
上海可愛いぃ!!
私達は森の中、地面に座っていた。
作戦会議である。
「これからどうする?」
「.....私は未定...」
「私はルーミアさんを地上に送り届けれたので天界に帰ります。総領娘様も心配ですし...」
衣玖さんは申し訳なさそうな顔をする。
私は精一杯明るい声で
「分かった。天子によろしくね」
「はい」
本音を言うと帰って欲しくない。頼りになるしもっとお話もしたい。けど、だけども衣玖さんには衣玖さんの人生があるから。私が引き止める事は出来ない。私に出来るのは
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笑顔で手を振って見送る事だ。
衣玖さんは羽衣を膨らませ、気球のように空に登って行った。
白だった。
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「.....これからどうする?...」
「そうだなぁ.....あの吸血鬼追いかける?」
ルーミアは明らかに嫌な顔をした。
そりゃ嫌だよね。でもそれ以外にやることないんだもん。
「.....泊まるとこ...」
「あ...確かに...泊まれるとこ探さなきゃ」
「.....賛成...」
そんなふわふわとした目的を掲げ、私達は森を歩き出した。
〜〜人形&少女移動中〜〜
しばらく歩くと大きな屋敷が突如姿を表した。
外見は古い木造建築だが、蜘蛛の巣等の物は一切なく、まだ誰かが住んでいてもおかしくない雰囲気だった。
ただ一点を除いて。
ありとあらゆる窓、扉は木の板で塞がれていた。何者も入れぬ様に、まるで全てを拒絶するように、何かに怯えるように。
「まるでお化け屋敷だな...」
「.....もうすぐ夜...」
「そうだな...とりあえず正面玄関の板を外そう。」
そう言い、私達は作業に取り掛かった。
板はなかなかに外れなかった。二人で協力してやっと外せる程固かった。
外した板の裏を見てみると御札がびっしりと...
私達は外してはイケナイモノを外してしまったのかもしれない。
そして日が完全に暮れた頃。やっと人一人分が通れる隙間が出来た。
さっきからゴソゴソと後ろの草むらが揺れ、赤い目がこちらを見ている。
私達は民家に不法侵入した。
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【???】
「中は思ったより綺麗だな...」
「.....何だか寒い...別の所探す?」
「なんだよルーミア。ビビってんのか?」
カタッ
奥の部屋で何かが倒れた音がした。
「.....バカバカしい...お化けなんているわけない...科学的に考えて...」
「あ、ちょっと!!」
ルーミアは音の正体を確かめようと奥の方へと歩いていく。
いくつもの襖や廊下をどんどんと進んでいく。何かに取り憑かれたように他の物に目もくれず。
私はと言うと、その襖や廊下に一面何重にも貼られたお札を横目にルーミアを追いかけた。
渡り廊下を渡り、角を何度も曲がり、それでもルーミアは進む。’’一度も迷うこと無く,,
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【???の間】
ルーミアが立ち止まったのは大広間の前だった。大広間の襖にはお札は一枚しか貼っていなかった。だが、そのお札は襖の間で縦に真っ二つになっていた。
「ル、ルーミア?どうしたの?」
「.......」
「中に...何かあるのか?」
ルーミアは私の言葉に耳を傾けず、襖に手をかけ、一気に開け放った。
そこに居たのは、白い髪の毛。ふわりとした花柄の着物が印象的な少女が、御膳にのったご飯を食べていた。
御膳の上には少量の白米。焼き魚の切り身。花形のお椀に漬物と言う質素な食事がのっていた。
ばたり
突然、そんな音が聞こえてくる。
視界の端に金髪が見える。
花柄の着物を着た少女は悲しそうな顔をしている。
ゆっくりと横を向く。
ルーミアは地面に倒れ伏していた。
「ど...どうしたの...?」
「.......」
返事は無い。助け起こそうと、手に触れる。
冷たかった。
まるで死人のように。
ルーミアを仰向けにする。
ルーミアの目はしっかりと見開かれていた。
瞳孔は開ききっていた。
左胸に耳を当てる。
心音は聞こえない。
聞こえるのは、
震えた私の息遣いだけだった。
あ...あれ?ルーミア...さん?えっと.....衣玖さんはしばらく出番はありません.....それよりもルーミアさん...ど、どうするんですか?これ?