特になし!
上海かわいい
提案から作業までは早かった。
屋敷の中から鉄や革。木などをかき集めた。足りない物は外に行って取ってきた。途中襲ってきた狼らしき生物も軽く捻り、血や肉も集めた。
風呂敷に詰め込んだ物を幽理子の居た部屋で取り出す。幽理子に聞いたが、ここは【鳥兜の間】と言うらしい。
集めてきた材料は私の糸で繋ぎ合わせ、幽理子が形を整える。そんな作業をもくもくと続ける事一時間.....
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「ついに出来た...」
私の目の前には五体の人形が寝かされていた。私とてアリス様の近くでいつも人形作りを見ていたから、人形程度は作れる。能力である[想像する程度の能力][創造する程度の能力]もフル活用し、全力を尽くした。普通の人との見分けがつかない程の完成度だ。
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左から一番目。試作品一号。私を模した姿形をしている。というか私そのもの。
二番目。試作品二号。一号とあまり変わらず。変わった所といえば髪の毛が黒い所。
三番目。試作品三号。これまた一号とあまり変わらず。変わった所といえば牙が生えている程度。
四番目。No.1。金髪の幼女。小さくも力強さを感じる目をしている。
五番目。実験品一号。余った材料で作りあげた物。狐の尻尾が生えている人間。
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「こ、これでどうするんですか?」
「幽理子は亡霊だよね?」
「はい...亡霊ですけど...」
私は満面の笑みで人形を指さしてこう言った。
「これに入って動かしてみて!」
「.......えぇ...」
幽理子は露骨に嫌な顔をした。そりゃ急にそんな事言われたら困るよね。
「これはゆ〜ちゃんにしか出来ない事なんだ!」
「なんですかその呼び方.....うぅ...そんな目しないでください...」
そう言いながらも恐る恐る幽理子改めゆ〜ちゃんは試作品二号に入っていく。右足を入れ、膝。左足。左膝。そしてゆっくりと沈んでいく。
ずぷずぷ...ずぷずぷと...
そしてゆ〜ちゃんが見えなくなった時。二号が目を開けた。
「おぉ!!さすがゆ〜ちゃん!!喋れる?立てる?」
「.......」
ゆ〜ちゃんはばたばたともがくだけで立ち上がらない。
やはり幽霊の身、地に足を付けて立たないので慣れないのだろう。
私は二号改めゆ〜ちゃんを支え、立ち上がらせる。
「喋れる?」
「む.....つか...しぃ.....」
やはり言葉を喋るのは難しそうだ。幽霊の時はどうやって喋っていたんだろうか..
とりあえず幽理子を人形から引っ張りだそう
〜〜亡霊少女離脱中〜〜
「ふぅ...人形の中は狭かったです...」
「ごめんね〜無茶言って。で、次の実験だけど...」
「私は実験台ですか...?」
「亡霊だから他の亡霊を触れるよね?他の亡霊を人形にねじ込むことってできる?」
「さも当然のように言ってますけど触れれるか分からないですよ.....やってみますけど...」
そう言いながら幽理子は自分の背後に手を伸ばし、何かを掴んだ。
そしてその手をそのまま人形の方へ持っていき、ぎゅっと実験品一号に押し付けた。
次の瞬間。実験品一号はバタバタと暴れだし、
「ぷはぁ!ど!こ!こ?か!」
と喋り出した。活きがいいな。
とりあえず縄で縛って吊るしておく。口には猿轡だ。
「さて、実験は成功した訳だが...」
「まだあるんですか...?」
「次で最後だ。ルーミアの魂をNo.1に入れて欲しい。」
「.....それでルーミアさんが戻ってくる...と?」
私は無言で頷いた。
幽理子は複雑そうな顔をして
「どうなっても...知りませんよ」
そう言った。
幽理子はまた背後に手を伸ばし、何かを掴み、それをNo.1に入れた。
私はNo.1の顔を無言で覗き込んだ。
No.1はゆっくりと目を開き
私の顔を認識し
声を発した
「.....ただいま...」
「おかえり」
なんか...うっすいですね...次は頑張る?ほんとですかぁ?