上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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前回のあらすじぃ!
特になし!

上海かわいい


九十四体目 上海初めての人形作り(ほぼかっと)

提案から作業までは早かった。

 

 

屋敷の中から鉄や革。木などをかき集めた。足りない物は外に行って取ってきた。途中襲ってきた狼らしき生物も軽く捻り、血や肉も集めた。

 

 

風呂敷に詰め込んだ物を幽理子の居た部屋で取り出す。幽理子に聞いたが、ここは【鳥兜の間】と言うらしい。

 

 

集めてきた材料は私の糸で繋ぎ合わせ、幽理子が形を整える。そんな作業をもくもくと続ける事一時間.....

 

 

_______________________________

 

「ついに出来た...」

 

私の目の前には五体の人形が寝かされていた。私とてアリス様の近くでいつも人形作りを見ていたから、人形程度は作れる。能力である[想像する程度の能力][創造する程度の能力]もフル活用し、全力を尽くした。普通の人との見分けがつかない程の完成度だ。

 

 

_______________________________

左から一番目。試作品一号。私を模した姿形をしている。というか私そのもの。

 

二番目。試作品二号。一号とあまり変わらず。変わった所といえば髪の毛が黒い所。

 

三番目。試作品三号。これまた一号とあまり変わらず。変わった所といえば牙が生えている程度。

 

四番目。No.1。金髪の幼女。小さくも力強さを感じる目をしている。

 

五番目。実験品一号。余った材料で作りあげた物。狐の尻尾が生えている人間。

_______________________________

 

「こ、これでどうするんですか?」

「幽理子は亡霊だよね?」

「はい...亡霊ですけど...」

 

私は満面の笑みで人形を指さしてこう言った。

 

「これに入って動かしてみて!」

「.......えぇ...」

 

幽理子は露骨に嫌な顔をした。そりゃ急にそんな事言われたら困るよね。

 

「これはゆ〜ちゃんにしか出来ない事なんだ!」

「なんですかその呼び方.....うぅ...そんな目しないでください...」

 

そう言いながらも恐る恐る幽理子改めゆ〜ちゃんは試作品二号に入っていく。右足を入れ、膝。左足。左膝。そしてゆっくりと沈んでいく。

ずぷずぷ...ずぷずぷと...

 

そしてゆ〜ちゃんが見えなくなった時。二号が目を開けた。

 

「おぉ!!さすがゆ〜ちゃん!!喋れる?立てる?」

「.......」

 

ゆ〜ちゃんはばたばたともがくだけで立ち上がらない。

やはり幽霊の身、地に足を付けて立たないので慣れないのだろう。

私は二号改めゆ〜ちゃんを支え、立ち上がらせる。

 

「喋れる?」

「む.....つか...しぃ.....」

 

やはり言葉を喋るのは難しそうだ。幽霊の時はどうやって喋っていたんだろうか..

とりあえず幽理子を人形から引っ張りだそう

 

〜〜亡霊少女離脱中〜〜

 

「ふぅ...人形の中は狭かったです...」

「ごめんね〜無茶言って。で、次の実験だけど...」

「私は実験台ですか...?」

「亡霊だから他の亡霊を触れるよね?他の亡霊を人形にねじ込むことってできる?」

「さも当然のように言ってますけど触れれるか分からないですよ.....やってみますけど...」

 

そう言いながら幽理子は自分の背後に手を伸ばし、何かを掴んだ。

そしてその手をそのまま人形の方へ持っていき、ぎゅっと実験品一号に押し付けた。

次の瞬間。実験品一号はバタバタと暴れだし、

 

「ぷはぁ!ど!こ!こ?か!」

 

と喋り出した。活きがいいな。

とりあえず縄で縛って吊るしておく。口には猿轡だ。

 

「さて、実験は成功した訳だが...」

「まだあるんですか...?」

「次で最後だ。ルーミアの魂をNo.1に入れて欲しい。」

「.....それでルーミアさんが戻ってくる...と?」

 

私は無言で頷いた。

幽理子は複雑そうな顔をして

 

「どうなっても...知りませんよ」

 

そう言った。

幽理子はまた背後に手を伸ばし、何かを掴み、それをNo.1に入れた。

 

 

 

私はNo.1の顔を無言で覗き込んだ。

 

 

No.1はゆっくりと目を開き

 

 

私の顔を認識し

 

 

声を発した

 

 

「.....ただいま...」

「おかえり」




なんか...うっすいですね...次は頑張る?ほんとですかぁ?
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