上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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前回のあらすじ!
上海とルーミアが誘拐された!
なんてこった!


さて、やっと100話目までやってきましたね。ここまで来るのに約一年。サボってた期間を合わせると二年ですね...いやー長いような短いような...
応援ありがとうございます。さて、そろそろ2周年なので何かやりたいですが...リアルが忙しかったりするので厳しいですかね。
とりあえずこれからもよろしくお願いします!

上海かわいい


地獄・閻魔大王編
百体目 血の池ダイビング


「んで、」

 

私とルーミアはスキマの中に座り込んでいた。地面なのかは分からない。かといって空中でもない。そんな不思議な空間だった。

そして紫は私達の目の前に立っていた。

 

「ごめんなさいね。ただ今は時間が無いからちゃちゃっと説明するわね。」

「誘拐する程か...?」

「時間が無いのよ。色々と。」

「色々って?」

「それは.....色々よ」

 

そう言うと紫は手をパチンと叩いた。私達はまた、落ちた。

_______________________________

【█████】

落ちた先は空中だった。

頬を切り裂くような熱い空気。そこらかしこから聞こえてくる阿鼻叫喚。眼下に広がる真っ赤に煮え立つ池。

そこは、まるで地獄のような場所だった。

 

「わぷぁっ!」

「.....っ!...」

 

上がる水しぶき。私達はその池に落ちた。水は真っ赤でドロドロし、体にまとわりつく。

ペロリと舐めてみると、血のようだった。ていうか血だった。

 

「とりあえず岸まで泳ぐぞ!」

 

ルーミアからの返事はなく、ただ、バシャバシャと水しぶきを上げる音だけが聞こえた。

ルーミアの方を見ると、片腕以外沈んでしまったルーミアがいた。

 

「もしかして...ルーミア泳げないのか...」

 

そう呟きながら、私は血の池に潜った。

 

 

〜〜少女救命中〜〜

 

 

とりあえず岸までルーミアを運び上げる。ルーミアは飲んだ血をダラダラと吐いていた。

 

「ハァ...ハァ...まさかルーミアがカナヅチだとは...」

「.....申し訳ない...」

「ほんとねー...私も落とす所をもうちょっと考えた方が良かったかしら?」

「ハァ........紫、いつのまにか居るのはもう慣れたよ...」

「あらそう...ちょっと残念。」

 

紫はルーミアの背中を擦りながら残念そうに言った。

私は血の池に近寄り、手で池の水をすくってみる。不健康そうなドロドロとした血が手にまとわりついた。だが不思議な事に服には一滴もついていない。ルーミアも同じで、血の池に浸かったはずなのにその黒い服は健在だった。

 

「それで、ここはどこ?だいたい予想はつくけど...」

「えぇ。恐らくご名答。ここは地獄よ。」

「まるで地獄じゃなくほんとに地獄か...針山とかあるの?」

「あるわよ〜。事実あの有名な血の池はここよ。」

「.....うっぷ...もう血の池はこりごり...です...」

「それで、ここで何をすればいいんだ?私達を誘拐する程の出来事なんだろうな?」

「そうね〜。それよりもまず言っておくことがあるのよ。」

 

そう言うと紫はスキマの中に身を隠した。

 

「あなた達は今、不法侵入として狙われてるから気をつけてね♡」

「「.....は?」」

 

背後から巨大な気配を感じる。

 

「ルーミア...」

「.....うん...」

 

ゆっくりと振り返る。そこには肌が赤く。筋肉隆々。殺気増し増し。金棒担いだ二本角。

 

「悪魔やんけ......」

「鬼じゃい!!!!!!!」

 

そう叫びながら、赤鬼は金棒を私達目がけて振り下ろした。




はろはろー。さたんだよー。いやー長いね。でもお話の中盤くらいには来たかな?そしてこれまで見てくれた人達〜ありがとうね〜。これからも見てくれると嬉しいよ〜。
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