上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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今回は香霖堂編です。とっておきのアイデアが浮かんだので、5、6話位になりそう(小並感)てことで紅魔館編は少し後です。
いつまでもどこまでも...

上海可愛い


十三体目 上海と香霖堂

[香霖堂]

ここは香霖堂。森近霖之助と言う男が営んでる...雑貨屋?みたいなものだ。いつも変な客が来るのだが、今日はもっと変な客が来た。人形だ。この僕、森近霖之助でもこんな客が来るとは思っていなかった。来ると知っていたら店を臨時休業にしていたのに...

[数分前]

ガチャ!! この扉無駄に重いのです...もうちょっと私の様な人形にも優しい作りにして欲しいです...「いらっしゃ....い?」「いつもの紅茶を咲夜さんの代わりに取りに来た。」「えっと...君は確か...アリス・マーガトロイドの所の人形じゃなかったか?」「家出をして今は紅魔館で住み込みで働いているのです。さぁ、無駄話をしている暇があったらさっさと紅茶を出した方がいいと思うのだけど?」「あ、あぁ、分かった...今倉庫から取ってくるよ...」

[現在]

今僕は倉庫で紅茶を探すフリをしながらどうやって帰ってもらおうか考えている。幸い今日はあの咲夜と言うメイドじゃないからありがたい。え?肝心の紅茶を出せばいいじゃないかって?昨日魔理沙に全部飲まれていたよ...彼女は魔法使いをやめて、盗人になった方がお似合いだ。きっとスグに捕まってくれるだろう。さて、紅茶のことをどう誤魔化すべきか...「遅いですね?一体倉庫のどこにしまったのですか?」いきなり後ろから声がかかる。常に浮いているから足音がなく、近づいてきた時に気づきにくいのだ...変な独り言も許されないのか...「あぁ、確かここら辺にしまったんだけど...」「私も手伝いますよ」「いや、大丈夫。すぐに見つけるから店番を頼めるかな?」「.....分かりました。」最後らへんに怪しまれたような...

「こんちゃーす!!」「シャンハーイ!!お客さんが来ましたよ~?」「今行くよ!」どうやらいつもの客が来たらしい。釣り人らしいが、いつも外の世界の釣具を買って行ってくれる。お得意さんの内の1人だ。「って、あの時の命の恩人のボッタクリ人形じゃなぇか!!!!」「あ、あの時の釣り人...」どうやら2人は知り合いらしい。だが命の恩人のボッタクリ人形って.....「あ!霖さん!!こいつを雇ってるんですか!?」「雇ってはいないが…君達は知り合いか?」「シャンハーイ。」「聞いてくれよ!!霧の湖で釣りしてたら........」

[釣り人説明中]

「って事があったんだよ!」「霖之助さん、お茶入れてきますね。」「あぁ、ありがとう。えっと...あぁそうだ。それは大変だったね」「聞いてなかったな!?」バレてたか...「それで今日は、何の用かな?」「ん?あぁ、そうだ。今日は鑑定をしてもらいに来たんだ。」「盗品なら受け付けないけど?」「そんなことしねぇよ..この前釣りをしてたらよ...湖の底からこの変な長い棒を釣り上げたんだ。」「ここはゴミ処理場じゃないんだが?」「違う違う。何となく磨いて汚れを落として物干し竿にでもしようとしたんだ...すると...」「すると?」「汚れが落ちたら...ホラ、この部分」黒い塊がちょっと落ちたところから青銅のような蒼が顔を覗かせている。「青銅?かな...」「んでもしかしてと思って後ろの汚れを全部落としたんだけど...」と言い彼は[それ]を裏返した。見事に裏面だけ汚れが落ちていた。ここまで綺麗に片面落としたら、もう片面も頑張れよって話なのだが...見た目は青銅の剣と言った所か...大きさは短刀くらいなのだが...どこかにこれは凄く価値があると思う本能的な何かがある。試しに能力を使って[それ]を見てみると...

名前:アマテラスの剣

使用用途:全てを切り裂く

アマテラス...大神のあの、犬のアマテラスか?いや、違うだろう...きっと神様の方のアマテラスだろう。あんな犬っころじゃないだろう。うん。

これは自分的に凄く気になる...釣り人には悪いがこれは貰わせてもらおう。「う~...これは...余り金銭的価値も無いし、呪われているな...」「だから最近運が悪いのか...」ごめん、適当に言った。「どうする?頼まれれば僕が呪いを祓って処分しておくけど?」「あぁ!!頼む!!これで運が良くなるなるぞ~!!」運が悪いのはきっと生まれつきだろう。「お代は要らないよ。君最近運がないみたいだから」「ありがたい!!この前釣り上げた指輪もあの人形に取られちまったし...」可哀想だな、この僕に騙されているとも知らずに...「それじゃあそういう事だ!!ありがとうな!!霖さん!!」「またいつでも来なよ」「あ、そうだ!!外ちょっと吹雪いてきそうだから気を付けなよ!!」「わざわざありがとう。」「そいじゃ!!」そう言って彼は小走りに帰っていった。「シャンハーイ!!お茶が入りました...ってあの人もう帰ったんですか?」「あぁ、帰っていったよ。お茶貰っても?」「どうぞ~」僕はお茶を1杯貰う。明らかにこの店で1番高いお茶の臭いがするのは気のせいだろうか...お茶を一口飲む。明らかに高級茶の味だ...霊夢以外にこんなことできる人がいるとは...「そう言えば霖之助さん、紅茶は?」すっかり忘れていた。「吹雪いてきたな...」適当に話を逸らしてみるが「紅茶は?」逃がしてはくれないようだ...




あれれーおかしいぞー?主人公は上海だよね?ってことは言わないでくださいお願いします何でもしますから。
で、でも偶にはこんな回でも良いよね?ね?
ちなみに、可哀想な釣り人はもうちょっと出番がありますよ。1編に1回くらい...
ちょっと長くなってしまいました。もうちょっと短くまとめれるように頑張らなきゃ...
次回は吹雪の香霖堂です。お楽しみに...(今日中に投稿できたら良いな...)
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