次回くらいには仕事回を出したいですねぇ...
上海可愛い
[地霊殿・庭]
一周まわって地霊殿に戻ってきた。
辺りはすっかり暗くなり(地下だから暗いのは当たり前だけど)寒くなってきた。「ぶえっくしょい!!!!」こいしちゃん、もうちょっと可愛いくしゃみを心がけよう?
「寒いから先に戻っとくね」と言い、こいしさ...ちゃんは地霊殿に入っていった。
しばらく庭にある噴水に腰掛けて空を見上げていた。当然地下なのでゴツゴツした岩が見えるだけだ...とりあえず地霊殿に戻ろうと思い腰を上げると声が聞こえてきた。
「うにゅ?だれ?」振り返ると、大きな翼を背中に付けた少女がこちらを不思議そうな顔で見つめていた。
「名乗る時はまず自分から、でしょ?」「うにゅう...わたしの名前は霊烏路空。地霊殿にくらしているんだよ」「.....今日からここで働くことになったシャンハーイです。」「へぇ~」あまり興味はなさそうだった。
すると彼女は周りを見渡し雰囲気を変え、こっちを睨みつけながら周りに聞こえないように小さな声で話し始めた。
「お前...結構前にここに攻め込んできた魔女の持っていた人形の仲間だろ。地霊殿にいる誰かに手を出してみろ、テメェの主もテメェも灰も残さないくらいに燃やし尽くしてやる...」この言葉には確実に殺意が篭っていた。
「お空~?どこ~?」近くからお燐さんの声が聞こえてきた。
「...とにかく、お前が何か変な行動を起こしたら即蒸発させるからな。」「あ!お空~!!こんな所にいたのか~!!探したよ~」「ごめんねお燐~、このひととおしゃべりしてたんだよ!」さっきとは全く別人のようだった。
「あ、いちよう紹介しとくね。この人は霊烏路空。お空って呼んであげてね。」「あ、あぁ、分かりました。」「?どうしたの?何か様子が変だけど...まさか、何かあったの?」
「あの、さっき...」瞬間、動けない。全く動けなくなった。
まるで蛇に睨まれたカエルのように指1本。そして視線さえも動かせなくなった。
お燐さんの後ろからこっちを睨みつけているお空さんから視線が外せない。ピクリとも。
そしてゆっくりとお空さんの口が動く。
(言・っ・た・ら・殺・す)私にはそう動いたように見えた。
「どうしたんだい?更に顔色が悪くなっているけど?」「え?いや...」やっと動けるようになった。何か言わないと...
「えっと...さっき色々食べ過ぎてしまって...」「なぁんだ!!食べ過ぎたのか!!アッハッハッハッハッ!!」
そしてしばらくお燐さんは笑った後、お空さんを連れて地霊殿に帰っていった。
お燐さんとお空さんが見えなくなると一気に体の力が抜けた...人形時代にも感じたことのない恐怖だった...
「何だよ...あの化け物...」とりあえず部屋に帰ろう。部屋でゆっくり休めばきっと落ち着く...
いや~...今回はお空回でした。
え?お空がイメージ通りじゃないって?作者の中ではこっちの家族や仲間を思い、そのためならば手段を選ばないスタイルのお空なんです。こっちの方が何かいいじゃないですか。
ちなみにお空の話し方にはちょっと特徴があって、殆どの「」内の言葉が平仮名なんですよ。(誰もいないところでは普通に漢字が出てきますけど...)見分けやすいでしょ?
こんな感じでちょくちょく話し方には特徴があるキャラもいるので、探してみてください。