上海可愛い
[過去・森の広場]
来たくは無かったが、とりあえず来てみた。まだ、死ぬと決まったわけじゃない。
彼女は昨日と変わらず切り株に座っていた。
こちらの姿を見つけると「来たか...」と言い、こちらへ来るように手招きをした。
「お前には...本当ならば死んでもらわなくてはならない...」やっぱり殺されるのかな?とか考えながら話を聞く。
「だが、お前にも何か秘密がありそうだ...それを私が弱みとして握り、昨日見た事の他言無用を誓う...どうだ?これならお前は死なずに済むが?」秘密?まさか自立人形って事か?それならこっちはいつでもバレても問題は無い。
「その取引...乗った...」「.......喋った.....」「そりゃ自分で動けるんだから喋れるだろう?」「.....納得がいかないが...まぁ、いい...それで、お前の弱みを言え...」「僕は自立人形だ。まだ、誰も知らない。」「.....それは知られたらまずいのか...?」痛いところを突かれた...別になんとも無い秘密だが、弱みとしてはまだ不十分だ...
「なら...叶えれる範囲で願いを聞こう。叶えれる範囲なら何でもだ...」今思い返してもこれは悪い選択だった。
「そうか...なら.....仕事を毎回手伝ってもらおうか...」仕事?「どんな仕事だ?」彼女はしばらく間を置いてこう答えた。
「.....裏の異変解決...」「裏?よくわからないがそういうのは巫女や魔法使いに任せればいいんじゃないか?」「だから...裏だよ...表向きにならない異変...そういうのは直接八雲紫から頼まれるんだよ...」「何だ?...それは...例えばどんな異変があったんだ?」「紅霧異変...あの時、とある人物を殺した...色々あったんだよ...それの帰り道に巫女に絡まれた...」「とある...人物?」「ギターの様な...いや...バイオリンのような物を持った人物だった...金髪だったかな...暗くてよく見えなくてな...」「何故殺した?」「依頼だったからさ...それ以外は知らない...」「そいつは何をしたんだ?」「知らない...私はそいつを殺せ...としか言われてなかったからな...」
彼女は立ち上がり「これからはその仕事を手伝ってもらうから...依頼が来たら迎えに行く...」とだけ言い残しどこかへ帰っていった...
正直いって...裏の異変ってのがよく分からなかったが、もう彼女は見えなかった。
[現在・アリス亭]
って事があったんだが、あれから音沙汰なくて忘れていたんだが...どうやらお迎えが来たようだ...
裏の異変解決の初仕事だ...
今回はちょっと謎を残した感じで終わらせました。続きが気になる?そいうい時は自分で想像してもよし、最終回らへんを待つもよし、です。
まぁ、後々全てが分かるんですけど...