壁掛け時計を見る。9時
どういうことだってばよ・・・
[核融合炉]
黒い影の正体を暴くために探し続けてもう3日...手がかりすらも見つからない...
お空さんに話を聞いても「私が見たのは影だけだ、それ以外は知らない」だけしか言わない。
今持っている情報は、[黒い影]って事だけだ...これだけで見つけられたら、それこそ名探偵だ。
「...さて、どうしたものか...」核融合炉のパイプの上に腰掛けながら呟く。熱いのだが、もう慣れてしまった。
現在地は核融合炉の上部。まだ1人で下の方に行く事は出来ないが、お空さんと一緒なら大丈夫だ。
下からの熱気に顔を晒しながら、下の方を覗き込む。お空さん以外は巨大な太陽の様なものしか見えない。その太陽の様なものはエネルギーを生み出している、エネルギー源の様なものだ。仕組みは知らん。
お空さんがこちらに飛んでくる。
「何か見つかったか?」「いえ...まだ何も...」「.....何でも屋ってのも役に立たないな...」「...否定はしません...」「否定しないのか...」2人でパイプの上に座り静かに下を覗き込む。
「ん?」お空さんが声を上げる。「どうしました?」「今なにか...あ!ほらあそこ!!」お空さんが指を指すほうを見ると...確かに...何か動いた。だが、それはありえない所にいた。
[それ]は超高温のエネルギー源の中に影が見えたのだ。あんなものの中に居れば、皮膚は焼け落ち、骨が溶ける位の高温なのに...
いるはずがない[それ]を見てお空さんが「行くぞ!!奴が犯人だ!!」と言い、パイプから飛び降りる。それに続いて私も飛び降りる。
[核融合炉・最下層]
熱い...恐ろしい程に熱い...よくこんな所で平気な顔をしていられる...
「おい!!とっとと出てこい!!今なら焼死系だけで済ましてやる!!」そんな事を言いながら制御棒を[それ]に向ける。[それ]は未だエネルギー源の中を動き続けている。
「いい加減に顔でも見せたらどうですか?このままだとお空さんに焼かれますよ~?」一応呼びかけておく。
すると、[それ]はあっさりとエネルギー源から顔を出した。私は[それ]を見て驚愕した。
私と同じ人形だった。
「人形?お前の仲間か?」「.....いや、こんな顔をした人形は見たことありません...」本当に見覚えが無かった。だが、顔の作りがアリス様の作ったものに非常に似ていた。
「...お前は誰だ?」知らずのうちに問いかけていた。「グゴォォォォォ...」唸り声の様なものが返事なのか...
ゆっくりとエネルギー源からそいつは出てこようとしている。「動くな!!」お空さんの忠告も聞かずにゆっくりと全体像が見えてくる。
そいつは非常に大きかった。上海百人分はありそうだ。「デカイ...」これには流石のお空さんも驚いている。そいつの手には大きな鉈のようなものを握り、こちらをいつでも切れる状態だ。
「どうやら戦いは避けられないようだな...」「...負けられませんね」エネルギー源の熱がより緊張を高める。睨み合いの時間が永遠に感じられる.......「ぐぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」奴の雄叫びが核融合炉全体を震わせる。
「かかってこい!!」お空さんが熱玉を打ち出す。これが開戦の合図だった.....
今回文章全体が不安定になってしまいましたが、アドバイスなどを頂けるとありがたいです!
さぁ、次回はバトル回です!!頑張って書かなきゃ...
後、今回の謎の人形は良くマンガなどに出てくる巨人の様な感じでイメージして頂くとわかりやすいです。