上海可愛い
[近くの川~蓮子side~]
私達は神社での調査を終え、1度私の実家に帰り昼食をとった。
そしてメリーの提案で釣りに来た。場所は私の実家の前の森の奥の方。って言っても適当に歩いてたらたどり着ける所なのだがな。
メリーは近くの石に腰掛け、釣り糸を垂らしている。釣りをしている気まんまんなのだが、釣り針は岩に引っかかっている。教えないでおこう。
上海はもう既に魚を20匹程捕まえている。全て手づかみで捕まえている。反射神経や集中力が飛び抜けていいのだろう。
「良く手づかみで取れるな」「.....ここら辺の魚は動きが単純だからな...幻想郷の魚はどんな魚でも、アホみたいに動き回った。ここの魚は元気が無く、単純な動きばかり.....つまらん...」
何か難しいことを仰ってらっしゃるが理解できない。幻想郷は常識を超越しているのだろう。ますます興味が湧いてくる...
「ねぇ蓮子~何も釣れない~魚居ない~」
そりゃ、岩釣ってる奴が魚なんて釣れるわけねぇだろ。
「ツリハネバリダヨー、ガンバリナー」「棒読みの様な気がするけど...分かった!!粘るよ!!」
例え川に釣り糸を垂らしても、上海が全部取っていくから釣れないだろうな。
「不味いな.....」「上海、何で生で食べてるの?お腹壊すよ?」「え?魚は生で食うものでは無いのか?」「まぁ食べても良いけど、持って帰る分は残しといてね。」
このままだと全部生で食べそうだったので、釘を刺しておく。あの魚はどこに行っているのだろうか...あの小さな体の3倍くらいの量の魚を既に食べている。やっぱり幻想郷は常識が通用しないのだろう。
[蓮子の実家~メリーside~]
大きい魚を10匹程持って、蓮子の実家に戻ってくる。私は1匹も釣れていないので、ちょっと不機嫌だ。
手づかみで50匹捕まえる化け物みたいな人形が何か仕組んだのだ。そうに違いない。
釣った魚は蓮子のおばあちゃんが調理するらしい。
台所に魚を持っていき、まな板に乗せておく。そうすると調理してくれるらしい。
私達は魚を置いたあと、客室へ向かう。手伝うと言ってもおばあちゃんは
「大丈夫だから客室に居なさい」
と言うだけだ。
客室でしばらく喋っていると、晩御飯が出来たと呼ばれる。
食堂に行くと、料亭で出てくるような豪華な魚料理がテーブルの上に並べられていた。鯛も乗っていたが、鯛は持って帰ってきた記憶が無い。まぁ、美味しいならいいか。
美味しい魚料理を食べ、お風呂に入る。上海も一緒に入れ、ピカピカにする。
上海は
「こんなにも綺麗になるものなのだな」
とランスを眺めながら言っていた。自分の事は気にしないのか...
客室に戻り、また川の字に布団を敷く。今日こそイチャコラ出来るかと思ったが、既に蓮子は寝ていた。
べ、別に悔しい訳じゃないんだから!!だって明日には帰れるし、ゆっくりと家でイチャコラすればいいのだ。誰も邪魔できないだろう。
明日に備えて今日は寝よう...きっと明日には帰れるさ.....
きっと明日には帰れるさ.....
ちなみに持って帰ってきた魚の種類は
・鮭×3
・良くわからないやつ×2
・イワシ×4
・山女魚×1
これが意味するものとは.....無い!!