ゆるーく行きたいですね。
上海可愛い
[Five Nights at Freddy'sゲーム内・警備室]
「なんだ最近の若いのは...儂の走りにも反応できないとは...」「Foxy先輩が早過ぎるんですよ」
人の首を持った茶色の狐の人形と、黄色いアヒルの人形が会話をしている。
「それにしても最近Foxy先輩が1人で片付けちゃうので、僕達の出番が減ってるんですよね~...なんでそんなに張り切ってるんですか?あ、それください」「ほらよ。ん~...張り切ってるん理由か~...あいつがいなくなったからかな...」
生首を渡しながら語り出す。
「あいつは儂のいいライバルだったんだけどな...」「Golden Freddyさんの事ですか?数ヶ月前にいなくなった」「あぁ...あいつは儂でも追いつけなかった.....」「確か...どこいったんですっけ?なんか人形を探しに行くとかで...」「日本という国に行った...置き手紙だけ残してな.....勝ち逃げは...ズルイだろ...」「僕も会いたかったなー.....」
[日本・幻想郷in上海の家]
ここは幻想郷...忘れ去られたものがたどり着く場所...そこの一角に家を構えるもの...その名は上海...
過去に幻想郷を救った救世主なのだ...だがこれ以上はネタバレになるからやめておこう。
そんな話は置いといて...
今は全てが寝静まる丑三つ時...上海はゆっくりと自分のベッドで寝ていた。
「むにゃむにゃ...カレーパンに...秋刀魚は美味しいよ.....」
変な寝言を言っていると[カチャン...]と皿を軽くぶつけたような音が聞こえた。
その物音に気づいた上海は目を覚ました。まず周囲を見渡し、安全を確認する。
安全を確認した後、どこから音が聞こえたのかを調べるため歩き回る。
玄関を探したり、キッチンを探したり...でも何も見つからなかった。
「気のせいだったのかな...」
と言いながら上海は自分の部屋に帰ってゆく。
自分の部屋に入ってすぐ正面に窓が見える。その窓には金色の熊の顔がへばりついていた。
それは上海を見つけると嬉しそうに口を開け閉めして、窓を開けようとする。
上海は素早くカーテンを引き、自分の部屋の扉を閉める。
「.......クソ作者めでも...また番外編か...なんでいつもこんな目に.....」
とブツブツ独り言を言いながら枕元にある小型ディスプレイに手を伸ばす。
電源を入れると自分の家の各部屋の様子が映し出される。そう、この世界に相応しくない監視カメラだ。
「この前香霖堂で買っておいて正解だったな...」
そう言いながら1つ1つの部屋を見ていく。
どこも窓は開いておらず、侵入できそうな場所は一つも無かった。
最後に自分の部屋の前の廊下を映し出す。すると.....
「なんで扉の前に居るんだよ.....」
薄らと体の透けた金色の熊が 、扉の前に立っていた。
監視カメラを、ガッツリ見ながら喋り出す。その声は扉の中にも聞こえてきた。
「あの.....ここは上海という人形の家でしょうか?」
意外にも丁寧な訪ね方に少々驚く。こんな見た目なら、(コロシニキタゾ...)とか言いそうなのに....
「要件はなんだ?手短に頼む」
とりあえず聞いてみる。するとさっきより穏やかな口調で答えてくる。
「えっと...私、Five Nights at Freddy'sというゲームで適役をさせて貰っているGoldenFreddyと言うものなんですけど.....上海さんのように自我を持ち、動ける人形は少ないので.....あの...今度私達の店の後輩に、人形としての基本を教えては頂けないでしょうか?」「はぁ?えっと.....つまりは...動ける人形の先輩として基本を教えに行って欲しいと?」「はい!!お願いします!!あなたしかいないのです!!」
凄く無茶なお願いをされた気がする.....とりあえず幽霊は嫌いなので、お引き取り願いたいのだが...いい言葉が思い浮かばない。
「もちろんタダとは言いません!!こちらも滞在期間+前後の2日は、衣食住などのサポートを用意させて頂きます!!なのでどうか!!お願いします!!」
扉越しでもその必死さが分かる程感情を込めて頼んでくる。私はそれに心を動かされたのかもしれない。
「.........ハァ...分かりました...引き受けましょう...あなたの本気には負けました...」「ッ!ありがとうございます!!」
その頼みを引き受けた。
「とりあえず部屋に入ってきてくれ、細かい話がしたい。」「分かりました!!失礼します!!」
そう言いながら金色の熊が入ってくる。
その姿は薄汚れていて、The(金色の熊の)幽霊だった。
私は幽霊は嫌い...と言うか苦手なので、気絶してしまった。
目が覚めると朝だった。ちゃんと自分に布団がかかっている所を見ると、昨晩のあれは夢だったのだろう。少しホッとする。
「あ、目が覚めましたか!!もう昼ですよ、ご飯を作らせてもらったので食べてください!!」
と言いながら部屋に入ってきたのは、可愛い熊の刺繍が入ったエプロンを付けた昨晩の金色の熊だった。
私は恐怖と驚きの混じった声でこう叫んでしまった。
「ベアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その日、幻想郷中に上海の謎の叫び声が響き渡ったらしい...
結局上海はその依頼を受け、その後輩達が待っている店に向かったが、それはまた別の話.....
こういうのってオチに困りますよね(笑)夢オチは前使ったんでね...
ちなみに時間設定の方ですが、本編の後の話となっております。
そう言えばリクエストにはFreddyと書いてあったのに、Golden Freddyで良かったのだろうか.....
好評なら続きます(笑)