上海可愛い
[メリーの家~蓮子side~]
リビングのソファの上で目を覚ます。
「確か昨日は.....家に帰ってすぐにピザ頼んで...それ食べながら寝たんだっけか.....」
机の上を見ると、ピザや飲み物の残りがそのまま置いてあった。
後でちゃんと食べようと思いながら周りを見渡す。メリーと上海が見当たらない。
メリー達はどこに行ったのかと思い、家中をくまなく探す。片付けの手伝いをしてもらわなければ...
1度リビングに戻り、家中に聞こえるようにメリーに呼びかける。
「メリ~?どこ~?早く出てこないとメリーのベッドの下にあったU・R写真集(R18)ってやつ捨てちゃうよ~?」
「ちょっと待って!?そういうのやめて!?ていうか何で隠し場所知ってんの!?」
と軽く叫びながら、台所の床下から這い出てきた。ていうかそんな所にスペースあったんだ。
「ねぇメリー、上海見なかった?」
「私が起きた時には既にいなかったわよ?それより隠してたやつの中身見たの?」
「見てないけど?それより昨日の片付け手伝ってくれる?」
「そっか~...見てないのか~...良かった~...って片付け?仕方ないわねぇ~」
「あれ?いつもなら「めんどくさいからやらな~い」とか言うのに。どうしたの?熱でもあるの?」
「今日は機嫌がいいのよ(U・Rが宇佐見蓮子だなんて地球が滅びても言えない.....)」
後でこっそり写真集の中身を確認しようと思いながら片付けを始める。
ピザの入っていた箱を退けると1枚の小さい紙が敷かれていた。
何か書いてあるがピザの油などでしわくちゃになり、ほぼ読めなくなっていた。
この紙はメリーが書いたのかと思い聞いてみる。
「ピザの下に紙が敷かれてあったんだけどこれメリーの?」
「知らないよ?蓮子の...じゃないよね、聞いてきてるし。」
となると残りは上海なのだが.....
突然居なくなった上海+何か書いてある紙=.....上海の置き手紙?
その可能性を考慮して、そこに書いてある文字を解読し始める。
「ねぇ蓮子~、読めた?」
「ちょっと待って.....えっとね、多分分かった。全部平仮名で書いてあるのが謎だけど.....ちょっと新しい体を慣らしてくる...かな?」
「へ~...上海も努力家だね~...でも無意味かな~?」
メリーが変なことを言い出す。
するとメリークルリと回ってこちらを向き、喋り出す。
「だってこの石忘れてるんだもん。」
「.......え?」
メリーの手には昨日の赤い石が握られていた。
「どこに置いてあったの?ていうか普通忘れる!?」
「ね~...まるで作者が学校から帰るときに色々入ってるカバンを忘れた時みたいだね~」
「その作者って誰か知らないけれど、その人も災難ね.......で、何の話だっけ?」
「蓮子も忘れっぽいね~.....」
上海は昼頃に忘れ物に気づいて戻ってきたとさ。
赤い石の呼び名、何にしよう.....