上海可愛い
[✕✕神社~上海side~]
長い石段を超え、神社にたどり着く。夏ということもあり、セミがやかましく鳴いている。
神社には八雲紫が待っていた。地面に転がっているわけにも行かず、宙に浮いている。夜に見ると、幽霊と間違えそうだ。
八雲紫は私の姿を確認すると、頭を下げ夜中のことを謝ってきた。
.....がその言葉は慌てているのか何を言っているのか分からなかった。文字にすると「##@#&&_、?@#_&*@+÷‰#@。」みたいな感じだ。
「とりあえず言いたいことを40字以内で」
「あなたが本当に魔法を使えなかったことを知らなかったとはいえ、あれだけやってしまったことを許して下さい。」
「40字超えたけど許す。」
「え?.....許してくれるの?」
「何故許さないと思ったんだ?」
まぁ、あれだけボコボコにされたら許されないと思うが.....悪気はないようなので、そこで許さないのは違うと思う。後、蓮子の作ったおかゆが食べれたのもあるがな。
「そんなことより頭を上げてくれ、ここに呼ばれた理由も知りたいしな」
ゆっくりと頭を上げ、ゆっくりと語り出す。
「私は...あなたを気絶させてしまった後、あなたを菫子と共に寝室に運んだの。その時あなたに触れた時、あなたが魔法を使えない理由が分かったの。あなたが人形だったのが原因だったの。」
「はいストップ。人形ってこと知ってたんじゃなかったの?」
「それは.....あなたに.....いや、幻想郷の住人に会えたことが嬉しかったから忘れてたの。ごめんなさい.....」
「忘れてたって.....お茶目さんかよ.....それで話の続きは?」
と話の続きを促すと、こちらに近づきながら話の続きを始める。
「えっと.....あぁ、人形って事が原因だったの。人形は中身に綿くらいしか入ってないでしょう?魔力も何も無いわけ、それでも生きているあなたはおかしいのだけど.....魔力も無く、中身も空っぽ。そこで私が出した[あなたが魔法を使える]って言う結論は一つ。あなたの中に魔力を流し込んで、留めればいいのよ。」
「色々とツッコミどころはあるけど、まず一つ。それだとただの魔力袋にならないか?」
「あー...えっと...説明しにくいんだけど.....あなたには意志があるでしょう?だから魔法も使えるかな~.....って思って...」
「なるほど.....ここに呼ばれた理由が分かった。人目につかない。例え入れた魔力が暴走しても山だから問題ない。そしてこの神社を見に来たって所?」
「ちょっとハズレ。私がやるからには、魔力は暴走させないわ。上手く行けば妖力とかも入れてみましょう。あ、瓶詰めにした神力とかもあるわよ?」
「昔私は紅魔館にいた事もあってな.....そこの図書館でとある本を見つけたんだ。それはアリス様の家でも見た、魔法についての本だった。興味があった私は中身を見てみた。するとなんて書いてあったと思う?」
「.....さしずめ物に魔力を注ぐ時は設備を充分にしてから...って所ですか?」
「そう。ここは山の中、設備は充分か?充分じゃないよな?」
「私の能力を使えば、私を一級の魔女の魔法設備並の力も出せるわよ?」
「なんて言うか.....万能だな...その能力。」
私の目の前まで近づいてきた八雲紫が私に触れる。なお、首だけなので八雲紫が頬ずりをしている形だ。
すると八雲紫は不思議そうな顔をしながら不思議な事を聞いてきた。
「あなた...何故少しだけ魔力を持っているの?いつの間に.....しかもこの魔力使えない.....魔法使いで言う、魔法使いの生命維持装置の感じに似ているわね.....何かやった?例えば何かを身につけたとか、何かを食べたとか。」
何故私が魔力を少しだけ持っているかは分からないが、その原因らしきものは分かる。
「蓮子のおかゆか.....」
別に美味しいからいいけどさ!!
魔力を含んだおかゆ.....食べてみたいですね。(ジュルリ)しかも蓮子が作ったという特典付き.....売れる(確信)