何とか次回に繋ぎたい...
上海可愛い
スヤスヤと眠っていると肩を優しく叩かれた。
眠い目を擦りながら肩を叩いた者を見る。そこには申し訳なさそうな顔をした、さっきの羽衣の人がいた。
「申し訳ございません...私、慌てると周りが見えなくなるんです.....」
どうやら説教は終わったようだ。
私は口の周りに付いた涎を拭い取り、ゆっくりと立ち上がる。
周りを見渡すと、少し薄暗くなっていた。どれだけ説教されたのか分からないが、さっきの桃天人はうつ伏せで倒れている。
「申し遅れました、私の名前は永江衣玖と申します。この度は総領娘様がご迷惑をお掛けしました...あ、総領娘様と言うのはそこの人、比那名居天子と言います。」
「大丈夫ですよ、こういうトラブルには慣れてますから」
「トラブルに慣れているんですか?」
「色々とありましてね.....私の名前はシャンハーイと言います。」
「上海さんですね、分かりました。」
前々から気になっていたのだが、シャンハーイで通じるものなんだな。
2人とも自己紹介を終えると、桃天人改め天子が上体だけを起こし、呻くように喋り出す。
「衣玖~.....ご飯...」
「そうですね、そろそろ帰りますか。あなたも来ます?もう暗いですし、お詫びもしたいので。」
「それじゃぁお言葉に甘えて...」
その言葉を聞くと、衣玖さんは天子を肩に担いで歩き出した。
私は衣玖さんの後ろに付いていく。
天子は肩に担がれながら、私を見つめている。
「あなたは一体誰?」
「え?」
突然天子が問いかけてきた。
意味不明な質問をしてきた天子に私は動揺した。ここでの正しい回答が分からない。私の名前が聞こえていなかったのか?
「私の名前は「違う、お前じゃない。もう1人いるだろ?」
[私の事を言っているんでしょうかね...]
「すいません、総領娘様はお腹が空くと変なことを言い出すんです。気にしないであげてください。」
こういう話は笑って流すのだが、そういう訳にもいかない。
今の私の頭の中は、なぜバレたと言うのでいっぱいだ。いや、待てよ。なぜバレてはいけないみたいな考えになっているのだ?
.......深く考えても分からないものは分からないか。
「.....衣玖~.....」
「何ですか総領娘様。」
「右斜め後ろ。」
言われるがまま衣玖さんは振り向いた。私も釣られて後ろを振り向いた。
そこには黒い服に黒いスカート、足元まで伸びた綺麗な金髪。背丈は衣玖さん並の長身で、その手には身長と同じ長さの太刀のような物を持っていた。
私はその姿に見覚えがあった。昔、魔法の森で見かけた妖怪に似ていた。
[完全なるスランプ!!圧倒的スランプ!!あれだけアイデアが出ていた頃はどこに行ったのか.....
まぁ、ゆっくりでも出していくんですけどね。って言ってました。今回私の出番少ないな.....]