やっぱりスランプかなぁ⋯
次回投稿に関してはバイトを始めなければなので、これ以上に遅れるかもとしか⋯
ぐぅ⋯執筆意欲ほすぃ⋯
—————————夜
夕食を食べ終えたヴァーリは、ホテルの屋上で夜景を眺めながら物思いに耽っていた。
「——————母上を返せ。ときたか」
そう、あの狐娘の発言。
決意と悲しみと怒りが感じ取れる、あの言葉。
「そうか、"母上"か——————————————」
やはり、思い出してしまう。
「いや、やめよう。今考思い出しても得なんてない。しかし、そういえば、あの狐娘。烏天狗や明らかに年上の狐妖怪を率いていたな。何故だ?力量的にもあの狐娘が偉いわけではないな。まさかあの狐娘の親か?狐で上位、尚且つそれなりの地位を持ち、稲荷神社辺りで信仰されている『狐の妖怪』——————————————」
そんなもの、一つしかない。そう、
「九尾の狐……!?いや、流石にない。か?いや、曹操ならやりかねんが、しかし———————————」
何をする気だ……?
「まぁ、『狐の妖怪』がどんな存在にせよ、だ。幸せに暮らしていた親子を引き離すというなら、曹操」
覚 悟 ハ 出 来 テ イ ル ン ダ ロ ウ ナ ?
幼少時代、虐待されていたからこそ分かる。
束の間の平穏の幸せ。
手作りの料理と、母の愛の温もり。
それを幼い子供から奪い取り、自身の下らない目的の為に利用するというならば。
「俺は貴様の悉くを叩き潰す」
白龍皇としてでもなく、
『英雄』などという妄執にとらわれる事すら馬鹿馬鹿しいと思えるほどに。な。
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次の日の朝。
イッセーたちは観光を続けた。(描写はダイジェスト)
「三年坂って、転ぶと三年以内に死ぬらしいわよ?」
「はぅぅぅぅぅぅぅ!怖いです!」
「いや、流石にないだろう……ないよな?兵藤一誠」
「うん、ねぇよ。だからそんな心配そうに見てくんな。戸惑う」
「銀閣寺だっ!って銀じゃないぞ!?」
「建設に携わった足利義尚が死んだから銀箔貼るのやめた、とか。単純に幕府の財政難だったとか。諸説あり。ってところね」
「金だっ!今度こそ金だぞ!!」
「金だぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「キャー!痴漢よぉ!!!」
と、皆で修学旅行を楽しんでいると。
ふいに、ケータイが鳴った。
「はい、もしもし。どうしたんですか?朱乃さん」
『もしもし、イッセー君。いえね、大した事では無いのだけれど』
朱乃が言うには、イッセーが送った写メに狐の妖怪が何体か写っていたので、何となく心配になっていたそうだ。
イッセーが電話を切ってお茶屋の方を振り返ると、松田、元浜、桐生の三人が眠りに落ちていた。
電話をしていた少しの間に三人が同時に眠るなどありえない。
現にアーシアたちは起きているわけだし。
イッセーは、ゼノヴィアが女性店員を睨みつけていることに気づく。
それもそのはず。女性店員にはなんと、狐の耳と尻尾が生えていたのだ。
これでは自分から『私は妖怪です』と言っているようなものだろう。
周りの観光客は全員眠りこけ、その代わりに獣耳の人々が周りを囲んでいる。
そんな中、ヴァーリは—————————————
「」もぐもぐもぐもぐ。ごくっ。んぐんぐ。ふぅ……
羊羹を食べつつお茶を飲み、一人ほっこりとしていた。
『おい!?』
「?どうした?」
思わず全員で突っ込みを入れてしまう。
「いや、どうしたじゃねえよ!今の状況解ってんのか!?」
「わかっているさ。———————————————ドッキリというヤツだろう!?」
「ちっがああああああああああああああああう!!!」
「冗談だよ。冗談。単純に戦う理由がないし、相手に敵意が無いからな」
「敵意がない……?」
言われてみれば、確かに昨日の様な敵意を感じない。
「それ以外にも、単純に羊羹と茶が美味くてね。いやぁ……羊羹とはいいものだ。茶とよく合う。アリアへのお土産に買っておくとしよう」
「なんか……お前への印象が滅茶苦茶変わったんだが……」
「そうか……?」
と、シリアスどころか戦闘を続ける気概すらも喪失した。そんな時。
「すいませーん」
ロスヴァイセが現れた。
「ロスヴァイセさん!?どうしてここに?」
その問いに、ロスヴァイセは息を吐きながら答える。
「貴方たちを迎えに来るようアザゼル先生に言われまして」
「先生に?何が起こってるんですか?」
「停戦です。というより、誤解が解けた。という方が正しいですね。
————九尾のご息女があなたたちにに謝りたいというのです」
停戦?誤解が解けた?つまりどういう事だってばよ?というイッセーの疑問をよそに、
「私は九尾の君に使える狐の妖でございます。先日は申し訳ございませんでした。我らが姫君もあなた方に謝罪したいと申されておりますので、どうか私たちについてきてくださいませ」
ついていく?どこへ?と聞こうとするイッセーが口を開く前に、狐の妖怪は話を続ける
「我ら京の妖が住む——裏の都です。魔王様と堕天使の総督殿も先にそちらへいらっしゃっております」
どうやら、イッセーたちが観光する間に誤解は解かれていたようだった。