ぶっちゃけ短編の方がいいんじゃないだろうか・・・と、思いましたが、どうに書き上げました。
悪い所はどんどんご指導お願いします!!
少年少女、邂逅
俺は『
……しかし、堕天使の幹部はあれでいいのだろうか……?
「……お、着いたぞ。ヴァーリ」
「ここは?」
「開ければ分かる」
ニヤニヤ、と笑う様子が気に入らない。蹴っておくとしよう。
「痛ぁ!?ヴァーリ!お前脛を蹴ったな!?」
「……ふん」
と、キレるアザゼルを尻目に、俺は扉を開けようとすると、
ガシュゥ。と、先に扉が開いた。
「うるさいですよアザゼル総督。……?ねぇ、銀髪の君。君の、名前は?」
そこから出てきたのは、絹のように美しい白い髪と、紅玉の様な輝きを持つ赤い瞳の少女だった。
「ヴァーリ、ヴァーリ・ルシファーだ」
「ルシファー……?魔王の?」
「ああ。それより、俺はお前の名前を聞いてないぞ?」
「私はアリア、アリア・エーベルヴァインよ。あ、アザゼル総督。ヴァーリ君って何歳?」
「お前の三つ下の六歳だ」
「そうなの!?なら、ヴァー君ね!」
「なっ!?」
なんだその呼び名は!?
「……嫌?」
うっ……そんな顔をされると、断れない。
「……ヴァー君でいい」
「うん、よろしくね!ヴァー君!」
さて、これからどうなることやら……
「あ、アリアとヴァーリは今日から同じ部屋な」
「おいちょっと待てどういう事だ説明しろアザゼルゥゥウウウウウ!?」
「だってよぉ。俺も忙しいし。かといって、お前らをほっとくわけにもいかないだろ?だから、同じ部屋に住んで仲良くなって、ついでに一緒にいてくれたら面倒も見やすいからな。アリアは嫌か?」
「ううん、いいよ!弟が出来たみたいで嬉しいし!!」
「なぁっ!?」
「ヴァー君は、やなの?」
「嫌というわけでは……」
「じゃあいいよね!」
「そうだな!」
この後、俺の必死の説得も虚しく、アリアと相部屋になった。
「ヴァー君!好き嫌いしちゃダメ!」
「嫌だ。なんで
ピーマンを食べなくたって死にはしないだろう!
「いいから食べなさい!それとも、ピーマンも食べれないおこちゃまなの!?」
「なんだと?いいだろう、ピーマン位幾らでも食べてやる!」
俺がおこちゃまで無い事を証明してやろうじゃないか!
「その調子だよヴァー君!」
うっ……やっぱりにがい。
「ヴァー君、お風呂入るよ!」
「はぁ!?ちょっ、待て!」
羞恥心が無いのかこいつは!?
「いいからゴー!!」
「うぉおい!?」
どうにか振り払t駄目だこいつ力強い!お助けぇええええええ!!
「ヴァー君、一緒に寝るよー!!」
「オイやめろ抱き着くnぐぼぁ!」
鳩尾がっ!
「すぴー……」
「寝るの早いな!?……思えば、こんなに騒がしい一日なんて、アザゼル以外とは初めてだ」
俺の鳩尾に頭をグリグリと押し付けながら眠る年上とは思えない少女。
張り詰めていた俺の心を解きほぐしてくれた明るくも不思議な少女。
よくわからない感情が胸に広がっていって、思わず————
「—————ありがとう、アリア」
感情が、言葉としてあふれ出た。
この感情の答えは出ていない。
だが、この少女に恩返しする為に、せめて、せめて、この日常を守れるぐらいには強くなってみせよう—————
「さて、アリアとヴァーリはもう寝たか?」
アザゼルは、二人の様子を見るために部屋を覗くと、
「……随分優しい顔するようになったなぁ、ヴァーリ」
ふと、優しい笑顔を浮かべた。その先には、ヴァーリに抱き着きながら眠るアリアと、それを受け止めながら、穏やかな表情で寝ているヴァーリが居た。
「さて、明日からかってやるとするか♪」
次の日の朝、今日の事をからかうアザゼルと、それに怒って殴りかかるヴァーリがいたそうだが、それはまた別のお話。
ここのヴァー君はマセガキです。