今回は難産だったので、更に駄文かも知れません
夏の某日、アリアは学校から出された課題に忙殺されていた。
「ヤバい、死ねる。何だよこの量……多いってレベルじゃないぞ」
思わず、口調が少し崩れる程に追い詰められているようだ
「そんなに多いのか?」
「うん、残りは数学のワーク10ページに国語のワーク11ページ、理科のワークに至っては20ページ。提出は明日だよ!」
「サボってたのか?」
「アザゼル総督の依頼に忙殺された」
「なら、最近食卓のメニューがグレードダウン気味だったのは……」
「依頼のせい……とは言いたくないけど、無いとは言い切れないわね」
「ちょっとアザゼルボコってくる」
「ちょっと待ちなさないこの腹ペコドラゴン」
「なら、手伝おうか?大体……高校卒業程度の頭脳は持ち合わせているぞ?」
「ホント!?ってか誰に教えてもらったのよ」
「シェムハザ」
「成程」
「他ならないアリアの為だからな」
「おいしいご飯食べたいだけでしょ?」
じとぉ、と睨むアリアの視線に耐え切れず、ヴァーリが目を逸らすと、
「こっち見よっか?」
「よし、課題を始めるぞ!!」
「話を逸らすなぁ!」
と、口論を続けていながらも、課題を終わらせ続け……
「「終わったぁ—————」」
午前十二時半、飲まず食わずで遂に終わった。
「じゃあ、軽食作るね」
「ああ、頼む」
出てきたのはおにぎりだった。
「……しかし、面倒な物だな。学校というのは」
二人並んでおにぎりを食べながら、他愛の無い話をしていく、
「そういうものなのよ」
「ねぇヴァー君」
「ん?」
「私たちお風呂入ってないわよね」
「……そうだな」
「————入りましょうか」
「ああ」
「一緒に」
「おい!?」
「だって、時間的に厳しいでしょ」
「いや、いい!俺が我慢する!!」
「駄目よ。不衛生だわ。そんなの」
「それ以上に不純だろうが!?」
「つい最近も一緒に入ったでしょう?」
「一年前の話だ!!」
「十分近いじゃない」
「そうだけど!」
「いいから行きましょう」
「三十六計逃げるにs「
「いいから行くよ?」
「くッ……!」
「そんなに……」
ふと、アリアの顔が曇る。
「そんなに、私とお風呂入るのが嫌なの?ヴァー君」
「いや、あの「嫌なの?」」
泣きそうな顔で、問いかける。
それを見たヴァーリは、覚悟を決めた様子で、告げる。
「……恥ずかしいんだよ言わせるな」
「嫌じゃ、ない?」
「勿論だ」
「じゃあ、入りましょう♪」
「ああ、いいだろう」
そうして、ヴァーリは
「—————フフッ」
一人の少女(?)の、蠱惑的な笑い声は、
————風呂場にて
「さて、ヴァー君♪」
「なんだ……」
生き生きとしているアリアと死んだ目のヴァーリ。
対照的な二人はお互い身体を洗うのを終わらせ、湯船で向かい合っていた。
「キス……しようか」
「なっ!?」
戸惑うヴァーリだが、ふと、気づいた。
「(アリアじゃ、ない!?)」
ふと、急速に頭が冷めて行く。沸々と、怒りが沸いた。何故、どこぞの馬の骨が、
訳のわからない輩が、自分の大切を操るのに我慢ならなかった。
「……貴様、誰だ?」
「っ!?や、やだなぁ私はアr「嘘を吐くな。貴様は違う。
「アリア!戻ったのか!?」
「戻った?どういう……」
ふと、アリアは今の状況を確認した。
場所:お風呂場
自分:裸
ヴァー君:裸
「なっ、ななななななななななななななななな…………!!」
顔が赤くなるとともに、魔力が右手に収束されていく。
「ちょ、落ち着け!話せばわk「ヴァー君のえっち!!!」たわらばっ!?」
ヴァーリの意識は、沈んでいった。
————暫くして
アリアは、服を着たヴァーリを膝枕していた。
「————ここは?」
ふと、ヴァーリが目を覚ます。
「————ヴァー君!」
アリアは、たまらず抱き着いた。
「アリア!?」
「良かったぁ……!死んじゃったらどうしようかと思ったよぉ……」
「……大げさだな。あの程度で死ぬような鍛え方はしてないぞ?」
「わかってるけど、わかってるけどぉ……!」
泣きそうなアリアに、思わず苦笑してしまう。
「(ああ、何時もの彼女だ。これでいい。しかし、ならば)」
あの時の『ナニカ』は何だったのだろう?
ヴァーリは、アリアを慰めながら、思考を巡らすのだった。
2017/7/14 少し書き足し