造られた大罪の少女と白龍皇の少年   作:眼鏡熊@ヒロアカ完走

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今回は何時もよりは長いです。後1話ぐらいでぱっぱとラグナロクを終わらせたいですね。


悪神討伐2

「な、何故フェンリルが三頭も……!?」

「この二体はスコルとハティ——————ヤルンヴィドに住まう巨人族の女を狼に変えて交わらせた。その結果生まれたのがこの二匹だ。無論。親と同じく神殺しの牙を持つ。一度でも噛まれればたちまち死をもたらすぞ?」

 

面倒な……歯噛みしていると、リアス・グレモリーが手を挙げる。すると、

 

「にゃん♪」

 

黒歌が微笑み、術式を展開。魔法の鎖、グレイプニルを取り出して親フェンリルを縛り付ける。

 

 

「ふはは!無駄だグレイプニルの効果など、とうの昔に————————」

「残念、強化済みです」

「ふぁっ!?な、ならば、スコル!ハティ!鎖を引きちぎれ!!」

「させない」

 

瞬間、フェンリルの周りに結界を張る。

一時しのぎにしかならないのはわかってる。

でも、やらないよりましだ!

 

「イッセーとヴァーリは基本ロキの相手を!アリアはスコルとハティをやれ!他の奴らは量産型ミドガルズオルムを片付けろ!いいな!」

『はい(了解/おう)!』

 

アザゼルさんの号令を皮切りに皆が戦闘に入る

 

 

 

 

 

 

 

 

眼前には血走った瞳の神喰狼二頭。

—————さて、使うしかないよね。

私は神器(セイクリッド・ギア)、『呪怨の鎌(カース・デスサイズ)』を取り出し、鍵言を謳う

 

禁手(バランス)———————(ブレイク)

『Balance Break!! Wake Up The Lord Of Darkness!!!!!!!!!』

 

呪怨の鎌(カース・デスサイズ)』の禁手(バランスブレイカー)。『呪怨の暗黒冥主(カース・デスサイズ・ダークネスロード)』。大鎌は更に禍々しさを増し、黒に赤い宝玉が付いた籠手、脚甲、胸当て、ローブ、インナー、足元までのスカートを身に纏う

 

『Venom・・・・・・!!』

 

鎌の宝玉から音声が鳴り、刀身に禍々しい黒のオーラが静かに、しかし激しく迸る。

 

「せいっ!」

 

鎌を振り、オーラをスコルとハティに飛ばす。当然避けるけど・・・

 

「ふっ・・・!」

 

「「ガッ!?」」

 

短距離転移(ショートワープ)で2人の後ろに転移して斬り裂いた。

 

縛れ(バインド)偽・獣縛りの鎖(グレイプニル・レプリカ)

 

最後の仕上げのために、グレイプニルを真似た魔法を放つ。

何時もは『獣を縛る』っていう効果を付加してるけど、今回は少しアレンジした。

『フェンリルを縛る』こうして種族を絞ることで、他の獣には意味が無くとも、フェンリルには絶大な効果を発揮する。

それに加えて、

 

付加(エンチャント)呪毒の茨(ソーン・オブ・ヴェノム)

 

魔法を付加する事で鎖は棘を持ち、毒を纏う。

 

「グルッ!?グルァ!!!」

「ギャンギャン!!」

 

二頭は苦しみに悶えながらも鎖を破ろうとする。

まぁ、種族特効に加えて動けば動く程絡まるようにしてあるから無意味なのだけれど。

 

「丁度いいから、神殺しの牙をこの鎌に加えましょう。完全付加(フルエンチャント)暴食(グラトニー)!!」

『G-G-G-Glu-Glu-Gluttony・・・・・・!!

Beelzebub Scythe!!!』

 

Beelzebub Scythe———————即ち蝿の王(ベルゼブブ)の大鎌。呪怨の鎌(カース・デスサイズ)は何時ものような無機物な造形でなく、宝玉は複眼の様に、刃の反対側にはハエの羽の様な飾り、鎌は刃先が二股に別れて口の様になっている。

更にはオーラまでもがハエの群のように放出されていて、鎧にも機械的かつ有機的なハエの羽、複眼の様なモノクル、複眼の様にカットされた宝玉となっている。

 

「さぁ、太陽を追う神喰狼(スコル)月を追う神喰狼(ハティ)、私の糧に成ってもらうわ」

 

笑う、嗤う、可笑しそうに、嬉しそうに、誰かがこのアリアの姿を見ていたら、間違い無くこう呼ぶであろう。

魔王と———————

 

ザシュッ——————————————

 

『Double Fenrir, Power is taken!!!』

 

肉と骨を切り裂く音と共に、鎌から音声が鳴り、二頭の神喰狼の亡骸をハエのオーラが喰らい尽くして鎌へと還元される。

 

「なっ、フェ、フェンリルを喰らい尽くしただと———————!?」

「えぇ、ちょっと可哀想ではあったけど、フェンリルの力は欲しかったから。ごめんなさいね」

 

さて、状況確認ね。と、アリアは周りを見渡す。

親フェンリルとヴァーリ居ないところを見ると、ヴァーリは親フェンリルを討っているのだろう。

それに、あれ!?もう1匹フェンリル!?何で!?と、いきなり狼狽えたアリアは急いでアザゼルに念話を送る。

 

「〈アザゼル総督!なんでフェンリル増えてるの!?〉」

「〈ロキが出しやがったんだよ。スコルとハティの弟だそうだ!〉」

「〈はぁ!?何それ!何時出したの!?〉」

「〈ついさっきだよ!隠し玉だってよ!クソが!〉」

 

と、アリアがアザゼルと念話をしているなか。

ロキは言い様のない恐怖に襲われる。

分からない、ワカラナイ———————『コレ』は人間なのか?

フェンリルを喰らい、糧にする人間などいてたまるか

人間の皮を被った『化物(ナニカ)』では無いのだろうか?

分からない、分からない、ワカラナイ———————

 

そんな中———————

 

「おっさん!」

 

イッセーが声を張り上げる。

何かと思って念話を打ち切ってイッセーの方向へ向くと、

 

「乳神様って、何処の神話体系の神様だ!?」

 

・・・・・・・・・はっ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・リアス嬢ォオオオオオオ!!!アイツの頭に回復魔法かけてやってくれぇ!致命傷だぁっ!!!」

衛生兵(メディック)!!衛生兵ーーーー(メディーーーーック)!!急患!!急患よ!!!精神科医呼んできてぇ!!SAN値直葬されてるわ!!!」

「もちつけアリア!!こんな時は頭を叩けばなんとかなる!」

「総督こそしっかりしてください!それは一昔前のテレビの直し方です!」

「イッセー!しっかり!しっかりして!幻聴よ!あぁ、なんてことなの!?フェンリルの毒牙は精神にも影響を!?」

「ち、違うんです!なんか、朱乃さんのおっぱいが!自分は乳の精霊だって!」

「赤龍帝・・・貴様ァ・・・うちの娘がそんな訳のわからん巫山戯たものだと言うのか・・・・・・!おのれおっぱいドラゴン!!」

 

 

あ、アーシアがイッセーくんの頭に治癒の光飛ばしたわね。と、アリアがどうでもいい事に気を取らている中———————

 

『い、いや、皆聞いてくれ。確かに俺にも乳の精霊とやらの声が聞こえる・・・・・・俺の知らない世界の力を感じる。残念な結果だが、こいつは異世界の神の使いを呼び寄せたらしい』

「バカな!」

「そんな!」

「ドライグまでダメージを!!」

『うおおおおんっ!どうせおっぱいドラゴンの言葉なんて誰も信じちゃくれないんだ!おれなにもわるくないもん!あいぼーが、あいぼーがぁぁぁぁ!!』

 

 

 

今度は鎧の宝玉に光が飛んだ。

まぁ、聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)には精神回復効果はないんだけどね。

 

 

 

さて、カオスが跋扈するこの戦場。

勝利を手にするのは、悪魔か、悪神か。

 

To be continued・・・・・・

 

『あいぼーのバカぁあああああああ!!うわあああんっ!』

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