Fake/startears fate   作:雨在新人

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第一部完ということで本編に置いても問題ないなとなった第一部サーヴァントのマテリアルとなります。外伝に置かれているものと内容は同一です

長すぎたので分割しました。ちょくちょく更新してますが、主に史実での設定等なので読まなくても問題はありません
立ち絵 エターナル14歳様(セイバー、ルーラー、ビースト)
    篠月祐様(アーチャー、アサシン)


第一部"夢幻の光剣"Material
Fake/Material 三騎士編


セイバー

【挿絵表示】

クラス:セイバー 真名:クリームヒルト

マスター:ザイフリート・ヴァルトシュタイン

性別:女性 出典:ニーベルンゲンの歌 地域:ドイツ

属性:混沌・善 身長:161cm 体重:44kg

筋力:D 耐久:E 敏捷:D

魔力:C 幸運:D 宝具:B+

 

クラススキル

対魔力:A-

殆どの現代魔術を無効化する。呪われしニーベルングの財宝の一つである結婚指輪依存の能力であり、一部呪いへの耐性は無い

騎乗:C

王妹の嗜み。訓練された騎獣であれば不自由なく乗りこなせる

復讐者:B

復讐譚の主役として、ブルグントを滅ぼしたものとして、アヴェンジャー適性を持つ

忘却補正:B

人は過去を忘れるが、彼女は復讐心を決して忘れない。彼女に残った全ては、もう居ない夫への尽きぬ愛だけ故に

英霊の纏:ー

この聖杯戦争に限り存在するクラススキル。イレギュラーな存在に呼ばれたが故に、彼女は所持していない

 

保有スキル

黄金率(呪):C-

一生においてどれだけの金銭がついて回るか

夫が与えた財宝により、基本的に不自由は無いが、呪われた財宝を持つ為に幸運が1ランク低下する

 

宝具

喪われし財宝(ニーベルング)

ランク:E-~A- 種別:対人宝具

レンジ:特殊   最大捕捉:特殊

王妹クリームヒルトが結婚の際にジークフリートから贈られたというニーベルンゲン族の財宝

彼女の元から奪われ、ライン川の底に沈められたという呪われた財宝をかつて所持していた縁から一時的に手元にあるものとして扱う、世界を欺く宝具。ジークフリートから贈られた財宝である限りどんなものであれ手元に呼び出し使用出来るものの、本来は既に彼女の手から喪われたものであるため本来より宝具ランクが1ランク低下する。また、使用時間にも制限があり、同じ宝具を使用する際は暫くのクールタイムが必要である。大体は身隠しの布(タルンカッペ)の使用の為に発動される

 

悪相大剣・人神鏖殺(バルムンク)

ランク:B+ 種別:対人宝具

レンジ:1~3 最大捕捉:五人

幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)の真の姿、人殺しの魔剣

そもそも、本来のバルムンクは竜殺しの聖剣等では無い。かつての持ち主を殺して所有者を転々としてきた、血塗られた人殺しの剣である。大英雄ジークフリートはファフニールを倒した偉業により、聖剣としての側面を産み出したに過ぎない。故に、クリームヒルトが持つ際には、本来の魔剣としての性質のみを顕す

柄の青い宝石には神代の魔力(真エーテル)が蓄えられており、真名解放と共に黄昏の剣気を放つ。真エーテルは神代ならざる時代の人にとっては殺戮の毒であり、人類に対して文字通り鏖殺、即ち皆殺しにする程の特異な効果を発揮する

 

基本設定

好きなもの:あの人(ジークフリート)

嫌いなもの:ジークフリートを殺した総て

天敵:ブリュンヒルト

一人称:私 二人称:アナタ/キサマ 三人称:彼/彼女 マスターの呼び方:道具(マスター)

 

性格

素直で純情。思い込みが激しく激情家で、一途で、愛が重い。現代で言うヤンデレの一種といえる

一度好いた相手にはひたむきな愛情を注ぐが、一度嫌った相手は執念深く憎悪する。また、ジークフリートを今でも深く愛しており、彼以外に恋愛的な愛情を向けることは無い

動機・マスターへの態度

余程の事がない限りマスターを優先する事の無い彼女は、サーヴァントとしては扱いにくい範囲に入る

万が一彼女が召喚される事があるとすれば、それは彼女自身の目的を果たすためであり、彼女の目はその目的のみを見据えているだろうからだ。その目的は最愛のジークフリートに関する事であり、彼女にとってはマスターより余程優先される

だがしかし、彼女に嫌われない限り、彼女が裏切る事はないだろう

 

史実の実像・人物像

「ニーベルンゲンの歌」の登場人物。ジークフリートの妻

クリームヒルトはブルグント王グンターの妹の美少女であり、ジークフリートがブリュンヒルトとグンターとの結婚を手助けする代わりに、ジークフリートの願いにより彼の妻となる。それだけであれば、ジークフリートの英雄譚のクライマックス、ハッピーエンドであった

だがしかし、嫁取りの際のジークフリートの手助けを知らずにグンターの妻で自身の義姉となったブリュンヒルトとの夫自慢の会話の際、その認識の違いからジークフリートをグンターの部下にすぎないと侮辱され、激昂しブリュンヒルトを酷く侮辱し、その結果として彼女は最愛の夫ジークフリートを喪う事となる

そうして、10年以上夫の喪に服した彼女は、フン族の大王エッツェルと復讐の為に結婚し、夫を殺した者達すなわち兄達を含むブルグント族と、フン族が全面戦争を行うように行動する。結果として殆どの相手に対し復讐を果たすも、夫の剣で捕虜となった兄を斬殺した事を咎められ、自身も夫の剣の前に倒れた

 

因縁キャラ

ジークフリート

『大好きな人。彼さえいてくれれば良かったのに』

ブリュンヒルト

『死ね』

 

 

 

 

 

 

アーチャー

【挿絵表示】

クラス:アーチャー 真名:ハヌマーン/斉天大聖

マスター:多守紫乃(たがみしの)

性別:男 出典:ラーマーヤナ/西遊記 地域:インド/中国

属性:中立・善 身長:202cm 体重:76kg(武装含まず)

筋力:A 耐久:B 敏捷:A+

魔力:B 幸運:B 宝具:EX

 

クラススキル

対魔力:C

二小節からなる魔術を無効化する。多少の魔術では傷一つ付くことはない

神性:A+

神霊適正を持つか否か。大神ヴァーユの息子であり、自身も神に近しい事から、最高クラスの神性を持つ

単独顕現:C

マスターからの魔力供給を絶ってもしばらくは自立出来る能力。彼はそもそも正しい意味でのサーヴァントではない。気になった少女を助ける為に、隠居した世界から分霊体を自力で現界させ、聖杯に働きかけてサーヴァントを名乗っているだけである。その為、実際にはマスターの魔力など一切関係なく、完全に自力のみで存在する事が可能。なのだが、それをやってしまうとほぼ人類悪なので宝具使用等にはマスターの魔力による承認が必要等と自分から枷を嵌めている

英霊の纏:A+

縁深い神霊英霊幻霊を身に纏い、その存在ともなるスキル。彼の場合、纏った神霊ハヌマーン側が、核となった英霊孫悟空の了承を得て主人格をなしている。ランクA+は規格外、纏った側の英霊の大半を(彼の場合は逆に主人格を譲った核となった英霊の能力の大半だが)使用出来る。使えないのは一部宝具の真名解放程度である

 

保有スキル

変化(真形):B

自身の体を変化させる。ハヌマーンの五面八臂ではなく、サーヴァントレベルに合わせて三面六臂となる

千里眼(偽):D

遠くのものを見通す力。彼のそれは魔術ではなく、世界の果てを物理的に見通した、核となった英霊の逸話が形となったものである

七十二変化(へんげ)の術:A

様々なものに変化する孫悟空の術。色々なものに化けることが出来る。また、自分の体の毛を自分の分身へと変化させる等の応用も可能。Aランクであれば、1ランク下がるものの良く知っている宝具にすら変化することが出来る

 

 

宝具

嵐獣よ、刻を喰らえ

ランク:B 種別:結界宝具

レンジ:1~1000 最大捕捉:千人

月を食らい、星の運行を止める事で時を止めて夜しか咲かぬ花を夜のうちには辿り着けぬはずの場所まで運んだ逸話が昇華された宝具。月を概念的に食らうことで、周囲の時間を停止させる。時が止まっている間、止まっている対象には誰も一切干渉出来ない。本編では街の人間を戦闘から護るためにサーヴァントやそれと契約している者レベルの魔力を持つ者以外の時を停止させたが、少しの間であればサーヴァント等を含めて時を止めることも十分可能。本気で殺しに来る場合、時間停止からの宝具解放、当たる瞬間に解除という月が出ている場合ほぼ回避不能な即死コンボも存在する

だが、輝く月を概念的に食べる事で発動する為、月が見えない屋内で天井を壊されないように戦う、月を破壊する、月が夜空に輝いている時間を避ける等で発動を封じることが可能

 

大河鎮定神珍鐵(たいがちんていしんちんてつ)

種別:対城宝具 ランク:A+

レンジ:1~1万 最大捕捉:1万人

海の深さを測り、海の柱とされたという伝説の棒。最大まで伸ばした際は三界を貫く程の長さを誇るという。その真髄は、世界の壁を貫き繋げる神造兵器。星の彼方より来る外敵を滅ぼす為の星の聖剣に対して、異次元より侵攻する者を星の聖剣の前に引き摺り出す星の聖杖である

なのだが、今の彼は真実の担い手闘戦勝仏孫悟空では無い為、星の聖杖として真名解放は不可能ではないが面倒らしい

 

天斉冥動す三界覇(ブラフマーストラ・ヴァジュラ)

種別:対界宝具 ランク:EX

レンジ:1万~ 最大捕捉:10万人

 『天の果ての忉利より地の奥底の陳莫へ、三界総てを貫くは

 音に聞こえし如意金箍、神振り下ろす天の雷。その真実を御覧あれ

 インドラよ、刮目せよ、これぞてめぇに何時か撃ち返す金剛杵!

 この理こそ三界制覇、天冥地に在りし幾多の怒りよ、天の帝の元に集いて

 星を討て、<天斉冥動す三界覇(ブラフマーストラ・ヴァジュラ)>!』

天の理の神威。宇宙に辿り着いた人の手により、魔術の域へと堕ちた神がかつて振るった魔法の一つ。天界より人界を越え冥界すら征する如意棒の真髄。人が手を出すべきでは無かった禁忌の一片。人の手により堕ち、されども畏怖を込められて付けられたその魔術の名は……衛星兵器"神の杖"(ロッズ・フロム・ゴッド)

太陽を手にする為に宇宙(ソラ)へと飛んだ、そして更にはある目的の為に月を喰らった逸話により、地の理の領域を抜け、宇宙(ソラ)より放つが故に使用可能な天の理。かつて太陽を目指した自身を撃ったヴァジュラを、何時かインドラへと撃ち返す為に自力で再現したもの

具体的には、遥か宇宙から地表へ向けて風神の全力をもってある程度巨大化させた如意棒を加速させ、激突させる。風神の加護により減速をほぼせぬ神の杖は、その速度を初速のマッハ10越えより緩めぬまま、より高く、より速く、より重く、全てが人の手による神の杖を超越するものとして炸裂する。そのエネルギーは、遥か地底にある冥界までも届くという

天界(忉利天)から冥界(陳莫)まで届いた如意棒の逸話から、世界を制覇する……対界宝具としての性質を持つが、その性質なくとも全力で撃てば街を滅ぼし、国を滅ぼし、星を滅ぼす力を持つ。本来は如意棒で撃つものではないので、本来よりも更に性能が向上しているものの、元より天の理。規格外の性能は変わらない

 

 

基本設定

好きなもの:ラーマ、シータ、バナナ(ハヌマーン)/御師匠、楽しいこと(孫悟空)

嫌いなもの:インドラ(ハヌマーン)/退屈、苦痛(孫悟空)

天敵:インドラ(ハヌマーン)/釈迦(孫悟空)

一人称:オレ

 

動機・マスターへの態度

そもそも、彼を召喚する事は基本的には出来ない。ハヌマーンという神霊は座におらず、更には自身が死力を尽くせども叶わず、けれども聖杯程度で叶えられる願いなど彼には無いからである。そんな彼が召喚されるとしたら、マスターを放っておけなくて自分からサーヴァントを自称して押し掛けた場合のみと言えるだろう。その為マスターには非常に忠実であり、その神霊としての性能を軽く振るってほぼどんな無茶振りだろうがやってのける。扱いやすいどころではない圧倒的な使いやすさを持つ最強サーヴァントであり、欠点はただ一つ、そもそも召喚出来ない事のみである

 

 

 

ランサー

クラス:ランサー→バーサーカー 真名:ブリュンヒルト/ブリュンヒルデ

マスター:ファッケル・ザントシュタイン→グルナート・ヴァルトシュタイン

性別:女性 出典:ニーベルンゲンの歌/北欧神話 地域:ドイツ/北欧

属性:秩序・善 身長:170cm 体重:53kg

筋力:B+ 耐久:B 敏捷:B

魔力:C+ 幸運:D 宝具:B+

 

クラススキル

狂化:D→A

本来はバーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を身に宿す。彼女の場合は、愛する者を殺す戦乙女の愛憎の影響により、本来の彼女以上に攻撃的に変性しており、かつて自分を辱しめたジークフリート夫妻に対しては、義理の妹とその夫でありかつては悪くない関係であった等の和解の糸口は関係なく完全に聞く耳を持たない。後にバーサーカー化の為に聖杯により強化、全ての理性を喪い、憎悪の焔のみを宿すように変質した

神性:E

神霊適性を持つかどうか。纏った英霊が半神ではあるものの、彼女自身は人間であるため、ランクは低い

対魔力:B

三小節からなる魔術を無効化する。現代魔術で傷つけることはほぼ不可能

騎乗:C

王の嗜み。訓練された騎獣を乗りこなすことが出来る

復讐者:E→C

自身を辱しめたジークフリート、そしてそのことを自身に告げたクリームヒルトに復讐したことから、一応所持している。憎悪のみを増幅されたことによりバーサーカー時は強化される

英霊の纏:C→D

縁深い英霊を纏うスキル。彼女の場合、時に同一視されることもある北欧神話の戦乙女、ブリュンヒルデを纏っている。が、人格の基本は完全にブリュンヒルトであり、ブリュンヒルデの要素は能力以外には無い。バーサーカー化により愛憎はほぼ憎悪のみと化し、結果として乖離が進んだことで弱体化している

 

保有スキル

怪力:B→B+

一時的に筋力パラメータをランクアップさせる。本来は魔獣のみが持つスキルだが、生前から使用可能。バーサーカー化により、憎悪の焔を纏うことで更に一段階強化可能になった

 

宝具

死が分断つ悲愛の理(ブリュンヒルト・トラジェティ)

ランク:C+++ 種別:対人宝具

レンジ:1    最大捕捉:3人

戦乙女ブリュンヒルデの<死が二人を分断つまで>(ブリュンヒルデ・ロマンシア)から派生した宝具。自身が眺めた神々の黄昏の再現。自分が愛用していた槍を核に、黄昏の焔を呼び出す。深い愛憎により形成される本来の<死が二人を分断つまで>の憎悪の部分に宝具としての性質が強く移っており、愛ではなく憎悪に心を燃やせば燃やすほどに、槍から沸き上がる焔はより強く激しくなってゆく。その憎悪が強まれば強まるほど、焔の槍ではなく世界をを焼き尽くす焔としての性質は強まり、極限の憎悪の対象相手であれば、真名解放せずとも近くに居るだけで周囲を焼き払う程の性能を発揮する。逆に、自身が好意的な相手、憎悪の欠片も抱いていない相手に対しては、冬場に外から店屋の扉を開けた際に感じる暖かい風より生温い程度しか感じない


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