Fake/startears fate   作:雨在新人

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Fake/Material 四騎編

キャスター

クラス:キャスター 真名:カッサンドラ/アテナ

マスター:久遠錬

性別:女性 出典:ギリシャ神話 地域:ギリシャ

属性:秩序・悪/秩序・善 身長:151cm 体重:39kg

筋力:E   耐久:E 敏捷:D

魔力:C++ 幸運:E 宝具:B

 

クラススキル

陣地作成:C

魔力を使い、自身に有利な状況を作り上げる。得意分野ではない

道具作成:E

魔力を込めたアイテムを作成する。苦手分野であり、まともなものは作成できない

気配散逸:C

何処か現実離れしたスタンスにより存在感を散らし、気配感知を欺くスキル。Cランクであれば、他の存在感が強い者の側にいれば埋もれてしまい感知出来なくなる程の効果を発揮する

英霊の纏:C

自身のとある神罰の逸話を通し、本来は召喚不可能な存在……神霊アテナを纏うスキル。本来のアテナの巫女ではない為、僅かな時間のみ使用出来る

 

 

保有スキル

未来視の呪い:EX

アポローンにより恋人に与えられた神霊の呪い。結ばれる代わりにという体で与えられた力だが、巫女がその力で見たものは、散々に弄ばれて捨てられる自身の姿であった。故に巫女はアポローンより逃げ、誰かに言えども信じてもらえない呪いをかけられる

自身の目を通して、望む望まざるに関わらず未来を幻視する。けれども、見た未来を告げた場合、相手が3度の幸運判定に全て成功しない限り相手はそれを信じることが出来ない。例えそれが、相手自身が啓示等で理解した事と同一であろうとも、告げた瞬間にその未来は相手の中で嘘として処理される。嘘の未来である場合その限りではない

 

 

宝具

戦神神殿・天罰執行(アテーナー・ヘイルダウン)

ランク:B 種別:天罰宝具

レンジ:特殊 最大捕捉:特殊

対象に天罰を下す宝具。カッサンドラ陵辱、およびそれに対する戦神アテナの怒りが宝具となったもの

発動する事で、小アイアスにより自身が陵辱されたアテナ神殿を建造する。自身がその中に居る限り、自身或いはアテナ神殿そのものに対して危害が加えられる度に、その危害の度合いに応じて天罰という形でダメージを跳ね返す。ダメージそのものが神霊による天罰という性質上、アテナを格下視出来る程の偉大な神霊でない限り、何者であろうとも影響下から逃れることは不可能。アテナ真体が天罰を執行している為、アテナそのものを倒さなければ例え神殿ごと跡形もなく一瞬で消し飛ばそうが、止まった時の中で破壊しようが何しようが天罰は下る。また、逸話が逸話だけにセクハラ事項を行った場合は危害の度合いを無視して即死天罰となる

 

 

 

 

ライダー

クラス:ライダー 真名:ユーウェイン

マスター:ドゥンケル

性別:男 出典:アーサー王伝説 地域:ブリテン

属性:秩序・善 身長:181cm 体重:70kg

筋力:C 耐久:C 敏捷:C

魔力:B 幸運:B 宝具:B++

 

クラススキル

対魔力:B

三小節以下の魔術を無効化する。大魔術でもなければ、傷つけることは出来ない

騎乗:C++

訓練された騎獣を乗りこなすことが出来る。幻想種には、相手が認めた場合は騎乗が可能

陣地作成:C-

魔力を使い、自身に有利なフィールドを作り上げる。彼のそれは血統によるもの、本格的な修行は行っていない為か効果は不安定

英霊の纏:ー

ヴァルトシュタインの聖杯戦争に召喚されたサーヴァントではあるが、他にモルガンに協力的な円卓の騎士が居なかった為、誰も纏わず単体で顕現している

 

保有スキル

動物会話:D

動物の言っている事がなんとなく理解出来る。また、何となく自分の意思を伝えることも出来る。だが、細かいニュアンス等は分からない

魔術:D

母モルガンの血故か最低限の魔術を行使出来る

竜殺し:D

竜を殺した逸話が形となったもの。獅子との協力での偉業故、単体でのランクは高くない

魔力放出(竜):C

食料に困り食らった竜の血肉が、剣に組み込まれた竜の甲殻と牙が、大地の魔力を増幅する

 

宝具

約条せし帰還の楔(リュネットの剣・改)

ランク:B 種別:対人宝具

レンジ:1 最大捕捉:2人

リュネットに渡された名も無き剣を、母モルガンが地竜素材でもって改良したもの。旅に出る際、必ず無事に帰ってくるように(ねが)いを込めて、自分で用意した名剣とは別に渡された、単純に堅くて折れない事に特化したなまくら剣。刃の通りは悪く、剣というよりも鈍器ではあったが、折れないようにと願いを込めて選ばれただけあり、名剣ですら歯がたたない地竜と対峙した際その堅さ故に折れずに持ち主を守り抜いたという

ユーウェインはそれに感動し、母に頼んでかの剣を……憧れた王の剣のようにビームが出るように改造して貰った。本来の刃の外に纏うように竜の甲殻から作られた外装が取り付けられており、内部の本来の刀身に魔力をチャージ、外装を展開する事で溜め込んだ魔力をビームとして放出する……というのが理想だったが、実際にはその域には達しておらず、外装を展開すると魔力を収束しきれずに爆発するように撒き散らすに留まっている

 

竜を語れ(エクスカリバー)獅子星剣(Limit Extra Over)

ランク:B+ 種別:対城宝具

レンジ:1~10 最大捕捉:30人

 

 『その剣の()帰還(リュネット)

 地に吠え、海を裂き、空に牙剥いた

 限界の果てを語れ、其は偽物なれど友と紡ぐ あの日憧れた、星の聖剣

 <竜を語れ(エクスカリバー)獅子星剣(Limit.Extra.Over)>!』

エクスカリバーL.E.O。王の星の聖剣を目指して編み出された、大地の魔力による偽物の聖剣。地竜の素材で作られた剣、地竜の心臓を食らった獅子、そういった地に属する力を完全解放、莫大な魔力を纏って獅子に騎乗したまま突進する

 

 

 

基本設定

好きなもの:獅子、泉、我等が王

嫌いなもの:約束を破ること

天敵:モルガン・ル・フェ

一人称:私 マスターの呼び方:基本はマスター

性格

冷静であろうとする騎士。けれども基本が特攻傾向である為、一瞬であれば挑発に乗りやすい。基本的に自身は騎士として失格だとしており、自分をバカにされてもそこまでキレる事は無く、騎士道は相手より強くなければ護れなくとも仕方ないと割り切っている為多少の外道行為にも寛容。けれどもそれは、大切な人等を侮辱された場合騎士らしくない汚い手を使ってでも殺しにかかるという事でもある。注意すべきは母である魔女モルガン。円卓の騎士からは基本嫌われている彼女を、肉親の情か幼少の思い出故か彼は嫌っていない。他の円卓の騎士に接するようにモルガンを貶すと彼の地雷に触れる事となる。妻ロディーヌに一目惚れした理由は自分達が汚すべきならざる王に似ていたからではあるが、王の代用品としてではなく愛している

 

史実での人物像

イヴァンあるいは獅子の騎士の主役、獅子を連れた騎士。ウリエンス王とモルガンの間の息子であり、アルトリアから見て甥、ガヴェイン等とは異父兄弟にあたる円卓の騎士

不思議な泉に現れる黒い騎士に敗れた知り合いの仇討ちをしに泉を訪れた騎士ユーウェインは、かつて助けた侍女の手を借りて騎士を倒すも、その騎士の妻に一目惚れをする。侍女リュネットの策もあり、一旦は未亡人となった騎士の妻ロディーヌと結婚する事に成功する

幸せに暮らしていたユーウェインだが異父兄弟のガウェインに誘われ、一年の約束で冒険の旅へと出掛ける。だが、ガウェインの行動や旅の高揚によりユーウェインは約束を忘れ、思い出した時には期日を僅かに過ぎていた

結果、激怒したロディーヌに絶縁されたユーウェインは発狂するも、母モルガンの薬を持った貴婦人により正気を取り戻す。リュネットと話し、ユーウェインは再び旅に出る。今度は、妻の許しを得る術を見付ける為に

旅の中、ユーウェインは獅子と竜の戦いを見掛け、獅子を助ける。獅子は恩義からユーウェインに従うようになり、以降彼は獅子の騎士と名乗る。獅子の騎士と呼ばれるようになった彼は様々な活躍をもって名前を轟かせ、遂には獅子の騎士としてロディーヌからあの不思議な泉の守護を頼まれる

ユーウェインはその時初めて正体を明かし、リュネットの取りなしもあって復縁。以降は幸せに暮らしたという

 

 

今作での人物像

獅子の騎士ユーウェイン。基本的には史実と同じだが、母モルガンから幼少にアルトリア・ペンドラゴンの冒険談等を聞いて育った為軽度のアルトリアフリーク。自身もフリークであるアルトリアを取り巻く者達の本心等も理解しており、それが災いしてカムランの戦いが起きた際、アルトリアを愛している母(モーガン・ル・フェイ)や素直でないだけのモードレット卿が本気で王を殺すような状況を望むはずがない、誤認だと断定し即座に駆けつけることはしなかった。結果としてキャメロットに駆け付けた際彼が見たのは、全てが終わった後妹の遺体を前に呆然とする母の姿であった。王の仇として斬ることも出来た。恐らく母は大人しく斬られただろう。けれども、どうしても斬ることが出来ず、ユーウェインは逆に母を庇う

そうして母が王の遺体と共に妖精郷へと向かった後、せめて王の願ったブリテンを維持しようと騎士として奔走するも王と多くの円卓の騎士という支柱の大半を失ったブリテンは最早まとまらず、失意のうちに人生を終える

そうして、彼は思うのだ。獅子の騎士だ何だと持ち上げられても、王の最大の危機に駆け付けることすら出来なかった自分が、立派な騎士などであるものか、と。王に償う為、騎士は聖杯を求める

 

動機・マスターへの態度

アルトリアに対して償う為に聖杯を求める騎士であるが故に、騎士ではあるがマスターを王のように仰ぐことは無い。あくまでも彼にとって王とはアルトリアであり、マスターは依頼主、或いは共犯者である。だがカムランで何もしなかった(出来なかった)自責の念は強く、王に償うためであればこんな至らぬ騎士に騎士道など過ぎたものだとして、外道に対して厳しい円卓の騎士の中では外道であれども手を貸す方である。マスターによって対応がドライかそうでないかの差こそあれ、基本的には性格の合う合わないに関わらず召喚に応じマスターに従う扱いやすいサーヴァントである

 

 

因縁キャラ

モルガン・ル・フェ

『……まったく、困った(ひと)だ、母上は』

アルトリア・ペンドラゴン(リリィ)

『母上が妹を溺愛する理由も分かる気がする。私は、ほぼ王としての我等が王しか見ることが出来なかったけれども』

マーリン

『マーリンはシスベシ。それは円卓の総意だ』

獅子心王

『エクスカリバーを振るう獅子で王……私もそうなれれば王の愛したブリテンを護れたのに

それはそれとしてアーサー王を目指してるのかもしれないが我等が王にはほど遠い』

 

 

 

 

アサシン

【挿絵表示】

クラス:アサシン 真名:不明/魔狩人(ヴァンパイアハンター)

マスター:アルベール→ザイフリート・ヴァルトシュタイン(二重契約)

性別:(中心となっているのは)女性 出典:吸血鬼伝説 地域:世界全土

属性:中立・中庸 身長:素は144cm 体重:素は38kgほど

筋力:E~B 耐久:E~B 敏捷:C~A

魔力:E~C 幸運:EX  宝具:A++

 

クラススキル

認識阻害:B

気配遮断に当たる専用スキル。その目から消えた場合、アサシンに関する全ての認識を狂わせ、敵意を減衰する。幸運による判定に成功した場合に限り、それなりの正しい認識を持ち続けられるも、敵意は減衰する

英霊の纏:B

縁深い英霊・幻霊・神霊を纏い、本来召喚されない、或いはされにくいその存在ともなるスキル。伊渡間の聖杯戦争におけるサーヴァントの共通スキル。彼女の場合は、彼女自身も含まれる、魔狩人という英雄物語の主人公達の集合体を纏っている。彼女等一人一人は英霊に満たず、されども魔を狩る者という概念は確かに世界に刻まれているが故に

だがしかし、自分を含む無数の主役の概念を得て現界した結果として、彼女は元々の自分という個を喪失している

 

保有スキル

無し

 

宝具

英雄原則・二律背反

ランク:EX 種別:対悪宝具

レンジ:ー 最大捕捉:自身

アサシン唯一の宝具。吸血種といった悪が居るから魔狩人が居るという、伝承の大原則そのものが宝具となったもの

人々を脅かす魔ある限り、人はそこから救ってくれる英雄を幻想する。魔が聖杯戦争の行われている範囲に存在する限り、倒され聖杯に吸収されようと何度であろうとも再召喚される。また、全ての魔狩人が使った武器を無尽蔵に召喚して使用できる

だが、英雄と悪は二律背反。悪が居る限り英雄が夢想されるように、英雄ある限り悪もまた必要とされる。その為、対象の悪の復活に関する全ての判定に際して、判定にプラス補正をかける。真名解放すると、その矛盾を是正する為、対象の悪と自身を世界から抹消する自爆宝具となる

 

 

 

バーサーカー

クラス:ヴァンパイア→ランサー 真名:ヴラド三世/タタリ

マスター:シュタール・ヴァルトシュタイン

性別:男性 出典:吸血鬼伝説 地域:世界全土

属性:秩序・悪 身長:205cm 体重:105kg(武装含む)

筋力:B+ 耐久:C++ 敏捷:C+

魔力:B+ 幸運:C   宝具:A+

 

クラススキル

吸血鬼:EX

ヴァンパイアのクラススキル。狂化互換であり、人としては狂っているがヴァンパイアとしては当然の心であるとして名前だけが変更されている。エクストラクラスではあるが、基本的な事は全てバーサーカーと同一、クラス名が違うだけである

デイウォーカー:A

日中でも活動できるスキル。これを持たないヴァンパイアは、日中に日に当たると消滅する

英霊の纏:EX

本来は召喚出来ない存在を纏い、その存在ともなるスキル。彼が纏うものは吸血鬼伝説そのもの。飲み込まれた彼は、既に武人であり王であった串刺し公としての性質を完全に喪っている

 

 

保有スキル

護国の鬼将:ー

ヴァンパイアを召喚する際に、核としてヴラド三世が使われた事を示す残骸。彼は最早串刺し公ではなく、故に失われた

 

吸血:EX

吸血故に所持

 

 

宝具

夜王伝承・永劫祝福

ランク:A+ 種別:対人類宝具

レンジ:ー 最大捕捉:自身

英雄原則・二律背反と対をなす宝具。吸血鬼伝承そのもの

吸血鬼伝承となるほどに多くの人類の脳裏に刻まれたありとあらゆる能力を得る。また、吸血種も吸血鬼に近いものとしてその能力もある程度までであれば強引にではあるが使用可能。真名解放することで人類種に対する上位種としての資質をもって、かの人類の殺戮者(プライミッツマーダー)の性質すらも引き出すことが出来る万能の力。万能にして絶対の力ではあるが、あくまでも人により成り立つ力であるため、多くの人に否定されることで力を失うという本来であれば人々の心を束ねて放つ力でもなければ突けない弱点を持つ

 その正体としては、固有結界タタリと同質の力。ワラキアの夜によらずに、聖杯によって再現されたタタリこそがこの宝具であり、引いてはバーサーカーというサーヴァントの真実である。召喚を可能にする為のヴラド三世の影響か本人すらも勘違いしていたようであるが、元より彼は過去現在未来の人々の噂話から顕現した究極の広く浅いタタリであり、最初から残機は一切関係無く例え数億回倒されようが関係無く復活する。その為、彼を倒す事は一般的な聖杯戦争においては不可能である

 だが、此処に例外が存在し、伊渡間の第七次聖杯戦争においては、3つの勝ち筋が存在する。一つは、噂の原点である過去現在未来の人間の大半を滅する事。人類の創世予測、人理の否定であるネガ・ジェネシス(ビーストⅡ)がこれに当たる。二つ目は、同質の力による相殺。アサシンの存在、魔を狩る者の概念という同種かつ天敵がこれに当たる。最後の一つは、聖杯すらも屈する暴威でもって捩じ伏せる事。世界の危機に対抗する為に真髄を発揮した星の聖杖を携えたアーチャー、或いはビーストⅡ-if(虚空より来る危機)として覚醒したザイフリートがこれに当たる。この聖杯戦争には関係無いが、本物のORTやブリュンスタッドといった最強種、紀元前に分岐した異聞帯の王や魔神王といった人理を覆す存在であれば、このバーサーカーに問題なく勝利出来るだろう。また、基本的には不可能ではあるのだが、かのタタリは広く浅く、あまりにも広大な範囲をカバーしている為、現代文化等も取り込んでしまっている。その為、どうにかして近現代から近い未来のみの噂を非常に強く表に出させることに成功した場合、かなりの確率で日光が苦手で好きになった相手の血を吸おうとするえっちなおねーちゃんやカリスマ(笑)を振りかざすロリ等の単なる萌えキャラになり下がる。その状態であれば、滅ぼすことはともかく倒すことはそう難しくはないだろう


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