姿無き部隊と謎多き老人‐艦隊これくしょん‐   作:薪音

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千葉第3鎮守府編
思わぬ奇襲


 皇居へ向かう海岸沿いの道を4人の人が疾走していた。それは先程陛下から仕事が言い渡された影である。そんな時翁(おきな)の面をつけている1人の隊員が口を開く。

 

「やはりこの辺も過疎化が進んでるのぉ」

 

 老人を彷彿させる喋り方でそう言った翁にたいし般若が

 

「仕方ない事だろう…いくら大本営である横須賀鎮守府が近くにあったとしても深海棲艦の攻撃をうける可能性のある海岸付近に好き好んで住む奴は少ないだろう」

「しかし横浜ほどの都市がのぉ…」

「こういった過疎化を防ぐために1つの都道府県に最低3つ以上の鎮守府建てる事を命じられたはずなんですがね…」

 

 その会話にそう言って入ってきたのは怪土(あやかし)の面をつけている隊員である。声を聞く限り女性なのは間違いないだろう。

 

「だが結果はこの通りじゃ鎮守府を増やしたのは良いが結局過疎化は止めれず、しまいには増えすぎたため鎮守府への取り締まりが追いつかなくなりブラック鎮守府が増える一歩じゃ」

「取り締まるはずの憲兵さえあの始末ですからね」

「お話中悪いけどもう皇居につくよ」

 

 そう言ったのは白狐の面をつけている隊員である。どうやら話をしている間に皇居はもう目と鼻の先になっていたようだ。

 

「門をくぐったら10分で準備を終わらせろよ」

「「「了解」」」

 

 そう言い終わると同時に門をくぐり少し走ったら1つの建物に入っていった。

 

(10分と言ったものの荷物はほとんどまとめているからな…10分もいらなかったかもしれんな)

 

 そう般若が思いなが他の隊員と別れ荷物の最終チェックをしていると後ろから声をかけられた

 

「あら?般若じゃない!」

「本当なのです!般若さんなのです!」

(なぜ扉から雷と電は顔を出しているんだ…まさか俺扉閉め忘れてたのか…?めんどくさい事になるな)

 

そう般若を扉を閉めずに開けたままにしていたのだ。そして雷と電の声を聞いて少しずつ廊下に人が集まって来ているのがわかる。準備の10分には門まで行く時間も入っているため早く部屋から出て門に行く必要がある。10分と言った自分が遅れて行くわけにはいかないため般若はまだそんなに人が集まっていない今ならここから抜け出せると思い廊下に出る。残り時間7分。

 

(やはりまだ廊下にはそこまであつまっt「ブォン」!?」

 

 突然の攻撃に般若はバックステップで距離をとる…がすぐに槍の突きが飛んでくるも般若はそれをしゃがみ回避し突きを放ってきた相手の顎にアッパーを放つも相手もバックステップでアッパーをかわす。

 

「よ!般若少し模擬戦しようぜ!」

「私もお願いしますね~」

(天龍と龍田か…この2人は1度言ったら聞かないからな)

「分かった…どこからでもかかってこい」

 

 そう言うと30秒ほどの睨み合いになった…そして一番最初に天龍が動いた。一歩で般若との間合いつめた天龍は恐ろしい速度で刀での連撃をしてくるが般若はそれらを全て回避し先ほどの準備の時に身につけた左のホルスターから拳銃を抜くと左手でその拳銃を天龍の左肩めがけて撃つ

 

「バァァン!!!」

「ガハァッ!?」

 

拳銃とは思えぬ発砲音が廊下に響き渡る。それもそうだろう般若が使っている銃はm500と言われるリボルバーを更に改造して艦娘にも効くようにした物だ。もはや普通の軍人はもちろん艦娘でさえも扱えるか分からない代物だ。そんなものをほぼ0距離で左肩に直撃した天龍は肩から鈍い音を出し4,5m飛び左肩をおさえ悶絶している。しかし般若は天龍の連撃を回避するのに集中しておりもう1人の存在を忘れていた。残り時間5分20秒。

 

「安心しろ天龍、対艦娘弾では無いから死にはしないはずだ」

「ゆ、油断か般若?敵は俺だけじゃねえぜ?」

「何…?しまった!?」

 

 気づいた時には既に遅くいつの間にか後ろに回り込んでいた龍田の槍が般若の背中めがけて飛んできていたのだ。

 

「クッ」

 

 回避は間に合わないのは明確だが般若は脇を締め槍の刃の部分に裏拳を叩き込み刃を粉砕し吹き飛ばす。しかし般若は直ぐに異変に気づく

 

(龍田が居ない!?)

 

そう投げた本人であろう龍田がどこにもいないのだ。周りを見てもどこにも龍田の姿は見えず殺気も感じられない

 

(逃げた?いや龍田は途中で逃げ出す人ではない)

 

そう般若が思考を巡らせていると僅かな殺気を感じ般若は驚いた龍田のかかと落としが目前まで迫って来ていたのだ

 

「なっ!?」

 

般若は反射的に膝を曲げ少し距離を離し、手をクロスするようにしてかかと落としをガードするも変な体勢でガードしたため力負けしそのまま地面に倒れるがガードしていた手で龍田の脚を掴み床に叩きつけていた。般若は龍田のかかと落としを膝をクッションのようにして倒れたためそこまでのダメージはおっていないものの龍田は予想外の反撃に受身をとれず床に倒れたため「ガハッ!」と肺から空気が抜けるほどの衝撃を受けていた。

 

「いい奇襲でしたよ。まさか上から来るとは思いませんでした」

「フフ…私もまさか反撃されるとは思わなかったわ~」

 

 そう言って立ち上がりながら落としたm500を拾いホルスターにしまう般若だが天龍は左肩を抑えながら壁に背をやり座っている。龍田は深呼吸をして調子を整えているようだ。しかし残り時間が1分になっている事に般若は気づいていない。

 

「2人共俺の勝ちでいいかな?」

「いいぜ…龍田も俺達の負けでいいよな?」

「いいわよ~」

(ふぅやっと終わったか後何分だ?)

 

時計「後20秒」

 

「」

 

 般若は猛スピードで走っていた。あの建物から集合する門までは約4kmあるため常人の足の速さでは到底間に合わないが般若の全力疾走だとギリギリ間に合う。既に般若の速度は目に見えない速さになっていた。

 

「ギリギリ間に合ったが…誰もいない?」

 

 そう言った直後

 

「なんじゃ吾輩が1番ではないのか」

「ギリギリ間に合いました」

「…」

「なんじゃ皆ギリギリじゃったのか」

「艦娘達から模擬戦を申込もれて断ったのですが…」

「皆そうじゃろうな」

 

 と翁は笑いながら言う。

 

「般若よ全員集合したぞい早い所行こうやまた艦娘達に絡まれたらたまらんからのぉ」

「そうですね…それでは千葉第3鎮守府へ向かいましょう」

 

 そう言って皇居を後にした。




般若 男 キャラが定まっていない
翁  おそらく女性 喋り方が老人を彷彿させる
怪土 女性 喋り方が丁寧(だと思う)
白狐 不明 無口

今回の戦闘シーンは今の作者の限界ですが、徐々に戦闘シーンの表現を上達させて行く予定です(予定は未定)後作者はネーミングセンスが酷いです。
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