ストライク・ザ・ブラッド 〜交わりし二人の真祖〜   作:サンキール

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祝UA650回突破!

気が付いたら500回なんてあっという間に超えていましたね(笑)

次は1000回を目指して頑張りたいです!

ではゆっくりとお楽しみくださいませ!!


第四話 模造真祖

「真祖の体を使ってクローンを作るのか、それはさすがに笑えねぇな。」

 

 

古城は落ち着いてはいるが内心では情報の整理がついていなかった。

 

 

「その組織の名前は『アクロカント』。さすがに聞いたことあるんじゃない?」

「あぁ、つっても名前くらいだけどな。」

 

 

『アクロカント』は欧州を主な活動拠点とする謎の多い組織で、その活動範囲は全世界規模と言われている。主な活動内容は希少な種族を捕らえて研究することであり、この希少な種族に吸血鬼も含まれている。

 

 

「過去にも『アクロカント』が吸血鬼を捕獲したという記録は存在するけど、さすがに真祖を相手に捕獲まではできなかったようね。」

「僕が捕獲なんてされていたらきっと今頃はクローン体を完全に完成させているだろうね。」

「そういやぁ、ジェネルはその『アクロカント』って組織にどうして体の一部と眷獣を奪われるような状態になったんだ?」

 

 

現在は戦えない状況とはいえ、『アクロカント』に襲撃された際には眷獣もいたはずと考えた古城だったが、

 

 

「どうやら『アクロカント』には相当手練れな用心棒がいるようだね。僕はその男に襲われたんだ、もちろん眷獣を使って抵抗はしたんだけど結果はこのざまさ。」

 

 

まいったもんだ、というふうに肩を竦ませながらジェネルは言った。

 

 

「その男については獅子王機関から情報をもらっているわ。組織内でのコードネームは『ビア』。これまでにも多くの吸血鬼を捕らえているらしいわ。吸血鬼を相手に一度も負けたことがないことから獅子王機関では『ヴァンプキラー』と呼ばれているわね。」

「おいおい、そんな奴が出てきたら俺でも勝てる可能性低いだろ。」

「そうね、『ヴァンプキラー』が出てきたら私がなんとかするわ。」

「大丈夫なの…」

 

 

その時、突然屋上のドアが勢いよく開いた。

 

 

「誰っ!?人除けの術を使っていたはずなのに!」

「ふんっ、私のあの程度の術が聞くとでも思っているのか。」

 

 

そこには南宮那月が立っていた。

 

 

「おい古城、それからそこの転校生二人。少し付き合ってもらうぞ。」

「え?どういうことだ那月ちゃん?」

 

 

那月の傘が古城の頭に直撃した。

 

 

「教師をちゃん付けで呼ぶな。お前たちにお客さんだ。市街地の方を見てみろ。」

 

 

そう言われ古城たちが市街地のある方を向いた瞬間、爆発音とともに市街地から黒煙が上った。

 

 

「なっ!?何が起こった!」

「お前たちにお客さんだと言ったろ。いいから行くぞ。」

 

 

那月がそういうと魔術を発動させ、古城たちは気付くと爆発のあった市街地へと転移していた。そしてそこには3人の仮面を被った男がいた。

 

 

「てめぇら何者だ!」

 

 

古城がそう叫ぶと、

 

 

「もうやってきたのか。あれが僕のクローン体、通称『模造真祖』だよ。」

 

 

ジェネルが話すと、3人のうちの1人がジェネルの方を向き

 

 

「第五真祖ジェネル・システィエールを発見。対象を確保する。」

 

 

そう述べ、3人同時にジェネルの眷獣である<針鼠の稲妻(フルグル・エリキウス)>、<煉獄の猿(プールガートーリウム・シーミウス)>、<驢馬の閃光(フラッシュ・エスト・アジヌス)>を出現させた。

 

 

「眷獣だと!?」

「三体とも僕が使役していた眷獣だ。クローン体はどうやら一人一体しか僕の眷獣を使役できないようだね。」

「真祖の眷獣だ。一体でもとんでもない戦力よ。」

「落ち着けガキども。こちらも戦えるのは3人だ、私が驢馬をやる。古城は針鼠、舞威媛は猿をやれ。」

「お、おう!」「わ、わかったわ!」

 

 

3人はそれぞれジェネルを匿うように立ち、眷獣たちとの戦いが始まった。




前回バトルシーンに入る予定と言っていたのに結局は入れず…

次回こそはバトルシーンに入ります!というよりバトルシーンが次回から数話ほど続く予定です。

古城、那月ちゃん、煌坂それぞれが眷獣とどんな戦いを見せるか、書いている自分もワクワクしながら書きたいと思っております!

それでは次回をお楽しみに!

感想、誤字脱字などもおまちしております!
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