BanG Dream!外伝 青い薔薇と白銀の戦士 作:リョースケ
社長の復活シーンは笑いましたがw
そして、遂に評価バーに赤が付きました!
新たに評価してくれたsuilenさん、silverhornさんありがとうございます!
これからも頑張っていきます!
第4話 バンドの奇跡
「懐かしいなぁー。このスタジオーーーって感じの空気。最後に入ったの、中2の夏休みだっけ?」
途中、オルフェノクが出たが何とかスタジオにたどり着くことができた
「いや、中2の時は俺を無理やり付き合わせて海ばっか言ってたろ」
「え!?じゃあ、友希那さんも一緒に?もしかして、海でライブ!?……超かっこいい!」
「いや、私は行ってない」
俺達がロビーで話していると、花咲川の制服を着た子が出てきた
「湊さん、この人達は?」
「あ。挨拶が遅れちゃってごめんね!アタシ今井リサ。友希那の幼馴染で、今日は見学に来ました」
「俺は乾 一也だ。後はリサと同じだ」
「宇田川あこですっ!今日はドラムのオーディションをしてもらいに来ましたっ!」
「オーディション?」
「ごめんなさい、リサが……あ、いいえ。私がその……彼女のテストを許したの」
この子が、友希那とバンド組んだって奴か……どことなく友希那に似てるな
「とゆう事は……実力のある方なんですよね?」
「……努力はしているらしいわ。勝手に練習時間を使ってごめんなさい5分で終わらせるから」
「いえ、湊さんの選出なら、私は構いません……ただ、少し……意外です。あなたはどんな形であれ、音楽に私情を持ち込まない人だと思ってましたから」
「私情……か……」
「一也?」
「いや、何でもない」
友希那は、あの事を話していないのか。いや、あのことは話さない方がいいかもしれない。
友希那がとある理由で音楽を続けている事を……
「その価値観はあなたと合致しているつもりよ。実力が無ければ、2人ともすぐ帰ってもらうわ」
「はい、分かってます!」
「え!?私も?」
「見学は終わり。紗夜の顔ならもう見たでしょう。……リサ。昔、遊びで入っていた時とは違うの」
「……あっ。そ、そうだったね。あはは、ごめんごめん!その時はすぐ帰るって。なんか……アタシ一瞬、昔に戻った気になっちゃったな」
「リサ姉!あこ絶対合格するように頑張るからっ!」
「ん。そうだね。あこファイト!」
スタジオ―――
「できればベースもいると、リズム隊として総合的な評価が出来るんだけど……」
「そうね。こればかりは仕方ないわ。このまま……」
どうやら、ベースが弾けるやつがいるらしい。
でも、俺はベーシストを1人だけ知っていた
「いや、いるだろ。ここに」
そう言って俺はリサを指した
「えっ!?私!?」
「えっ、リサ姉ベーシストだったの
?」
「来たついでだ。弾いとけ」
「でも……」
俺は、リサの近くにいき、小声でこう言った
「後悔してもいいのか?」
リサの性格として、友希那の事をほっとけない
これからも、というのであれば、友希那の近くにいた方がいい
「……うん、私弾くよ。待ってて、ベース借りてくるから」
そう言って、リサは、フロントにベースを借りに行った
全く、世話のかかるヤツだ
「ただいま!準備オッケー!」
「湊さん、今井さんは経験者何ですか?」
「一応。譜面で一通り弾くことは、今でも出来ると思う」
「一通り……ね」
明らかに紗夜って奴は不満そうだった
ま、音楽でトップを目指してる奴からすれば当然か
「あ、このネイル?大丈夫。私、指弾きしないから」
「ベースはスタジオの備品ですから、変な弾き方をして、楽器を痛めないでくださいね。私はあくまで宇田川さんのテストなら、問題ありません」
「それじゃ、いくわよ」
友希那の声で演奏が始まった
でも、何だ?この感じ…?
とても初めて一緒に演奏したとは思えないくらいまとまっている
それにリサも全くブランクを感じさせない……
これは……一体…?
「「…………」」
演奏が終わって、紗夜と友希那は、不思議な顔をしていた
音楽に素人の俺でもすごいと思った。演奏者なら、尚更、感じ取っているだろう
「あの……さっきからみんな、黙っているけど……あこ…バンドに入れないんですか?」
「そ……うだったわね。ごめんなさい。いいわ。合格よ。紗夜の意見は?」
「いえ。私も同意です。ただ……その……」
「いやったぁーーーっ!!!
それにしても、なんか、なんかすごかった!!!初めて合わせたのに、勝手に体が動いて!!」
何かを言いたそうにしていたが、あこの喜びの声にかき消されてしまった
「!アタシも……!あこもそう思ったんだ!なんか、いい感じの演奏だったよねっ。……てことは、2人も……?」
「そうですね。これは……」
「その場所、曲、楽器、機材………メンバー。技術やコンディションではない、その時、その瞬間にしか揃い得ない条件下でだけ奏でられる『音』……」
「バンドの……醍醐味とでも言うのかしら。ミュージシャンの誰もが体験出来るものではない……雑誌のインタビューなどで見かけたことがあるけれど、まさか……」
「なっ、なんかそれってっ、……キセキみたいだねっ!」
「うん。マジック!って感じ」
「その言い方は肯定できないけれど……でも、そうね。皆さん、貴重な体験をありがとう。あとはベースとキーボードのメンバーさえいれば……」
「え?ベースならここにリサ姉がいるじゃん!」
「いや、私は、その……ヘルプで弾いただけで……」
あれだけ俺が言ってもこれか…
「今井さんは湊さんの幼馴染で、友達として、あくまで宇田川さんのオーディションに付き合うために弾いただけ。そうですね?」
「でも、バンドメンバー探しているんだよね?こんないい演奏できたのに、何でメンバーにしないの?」
俺があこの言うことに賛同しようと口を開きかけた時だった
「確かに、技術的には、メンバーとはみとめられないわ」
「!あ……そ、そりゃそうだよね、はは……」
しかし、友希那は意外な言葉を言った
「ただ、足りないところはあるけど、確かに今のセッションはよかった。紗夜も、それは認めるでしょ?」
「私は……!確かに今の曲だけに限れば、よかったですが……」
それにしても、友希那がリサの加入に前向きなのは少し意外だ
音楽以外、全く興味を持たないのに
「なら、バンド組もうよ!この4人で!」
「え?……マジで?」
帰り道―――
「ねぇ、一也もバンド入らない?」
1人で帰ろうとしていたら、リサが唐突にそんな事を言い出した
「何言ってんだよ。楽器も出来ない俺にバンドなんて入る資格なんて……」
「でも……ほら!マネージャー的な事とか……」
「リサ」
「俺と居たら、友希那の……夢を壊してしまうかもしれないだろ」
「一也……」
「じゃあな」
「……これで良かったんだ……」
今日の事ではっきり分かった。俺といればあいつらに危険が及ぶ
あいつらと距離を取る。それが俺に出来る唯一の事だ……
まだ、先の話ですが、残り4グループと4人のライダーの組み合わせが決まりました!
Roseliaが結成された後からどんどん出していくんでお楽しみに!