25日にクリスマス回を書くなら今の話を切りのいいところまで書こうと思って書きました
ラッキースケベは警察行きが現実じゃ
幻想郷だからこそできたんだ(適当)
「本当に故意でやったわけではないんです」
目の前には腕を組んで俺を見下ろしているお嬢様
そのお嬢様と俺の間には、床に突き刺された緋色の剣
床がぁ…
「そう言われてもこっちは押し倒されて胸触られたのよ? どうやって信用しろっていうのよ」
「…返す言葉もありません」
あの胸を触った後、俺はすぐにお嬢様から離れ正座をした
故意的に触ったわけではないが、あの体勢のままにいるわけにもいかなかいだろう
その後のお嬢様の行動はわからないが正座をしてほんの数秒後、急に目の前に緋色の剣が突き立てられ今の状況に至る
「はぁ…せっかくのお泊りだと思ってわくわくしたのに。気分が乗らないし帰らせてもらうわ」
お嬢様は床から緋色の剣を引き抜くと、そのまま出口へ向かう
そのまま
「え?」
緋色の剣を床に刺し、両手で襖を開けるように試みるが…開かない
というか床が…また穴が増えた…
「ちょっと蒼夜、どうなってるのよ、これ」
「いや、俺に聞かれましても…」
正座をやめ、お嬢様が奮闘している襖に手を掛ける
そのまま開こうとするが、開かない
「…ちょっと待ってくださいね」
もう、こうなれば壊したとしても仕方ないだろう
引いてダメなら押してみろ、ということで押してみる
しかし変わらず動かない
…なんで?
「…どいてなさい」
お嬢様が再び床から緋色の剣を抜き、構える
殺されたくないがため、襖の前から下がる
俺がどいたことを確認したお嬢様は、腰を低くする
そして、後ろにさげていた右足を思いっきり前に出し、その勢いで緋色の剣を突き出す
さすがの襖もこれには…ギャキィィィィィン
「…はい?」
襖と剣がぶつかったとき、あるまじき音が聞こえる
金属同士がぶつかったときのような音…だと?
「ちょっと蒼夜、何この鉄扉」
「…俺が知ってたら苦労はしませんよ」
もちろん俺が襖が鉄扉になっていたことなど知るはずもない
なぜ重厚な鉄扉に変わっているのだろうか
「…どうします?」
「そんなの私が聞きたいわよ」
俺とお嬢様は閉じ込められたも同然なのだ
自分の部屋で閉じ込められるというのはなかなか皮肉なものだ
しかしここで疑問が生まれる
「…お母さんはなぜこれを閉めることができたのか」
そう、俺の母はこれをいとも簡単に、それこそ普通の襖を閉めるような感じで閉めていた
お母さんが人ならざる者説が浮上してくるが、今はここをどうにかしないといけないわけである
「ねえ、蒼夜のお母さんって何者?」
「それ、俺も思ってました」
ちょうどお嬢様も母の正体が気になったようだ
だが答えは母しか知らないだろうから、どちらにせよここから出なければ
「…どうします?」
「…どうしようかしら」
しかし二人ともいい手が思いつかない
母の意図は去り際の一言で察してはいるが、そんなことをするわけないだろう
しかもいつの間にか襖を鉄扉にするほどの用意周到さ
キスをしないと出られない部屋みたいなものだろうか
ただ、脱出条件がキスよりハードな…何言わせてくれてんだ
これ以上は俺が恥ずかしいから割愛させてもらう
何を言われようが言わないからな、絶対
「ねえ、他に出られるような場所ないの?」
「…思い当たる節がありませんね」
惜しくも俺の部屋に窓は無い
唯一の出入りができるのが、鉄扉になっているところのみなのだ
よって、出入り不可の密室とほぼ同意義なのである
そう考えていると、フッと
三大欲求が一つ、睡眠欲が襲ってきたのだ
「すいません、眠いので寝ますね…」
「え? いや、どうにかしてよ」
「それはまた明日にでも…」
「私にここで一晩過ごせとでも言うの?」
ダメだ、頭も回らなくなってきた
「私は端で寝ますんで、お布団はおじょうしゃまがつかってくらしゃい…」
もうこれ以上起きれない
そう感じたときとほぼ同時に、俺の意識はなくなった
意識がなくなるとき、お嬢様の声が聞こえてきたが何を言っているのか理解することはできなかった
なぜ終わらない(絶望)
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