天人お嬢様に恋をした   作:橘 聖

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12話目 憤慨

「蒼夜ー」

 

お昼過ぎ

注文の波が過ぎ去った後の平和な時間

椅子に座り、一息ついていたところに母から声をかけられる

 

「なに、お母さん」

 

「店先であの女の子が待ってるわよ」

 

「…お嬢様が?」

 

母が言うあの女の子とは、お嬢様で違いないだろう

だがなぜ店に入ってこないで、店先にいるのだろうか

だが、ちょうど良かった

あの夜のことで、謝りたいことがあった

 

「…ちょっと行ってくる」

 

仕事を一時中断し、店を出る

そこには、確かにお嬢様の姿があった

 

だが、いつもと様子が違う

いつもはそれこそお嬢様、と言えるような凛とした顔だが今回はそれとは違う

何か悩んでいるないしは言いたそう、そんな顔だった

 

「…どうかされました?」

 

何か力になれればと思い、お嬢様に話しかけた

 

「……よ」

 

すると、お嬢様は小声で何かを呟き始めた

 

「……のよ」

 

「…?」

 

何を言っているのだろう、そう思い一歩近づく

刹那、目の前を何かが横切った

 

「…はぇ?」

 

「蒼夜」

 

しかし、目の前を通った何かを考える間もなく、お嬢様から名前を呼ばれる

そこで気づく

お嬢様の右手には、昨日の夜に見た緋色に光る剣が握られていることに

 

「ねぇ蒼夜、今日はよく眠れた?」

 

下を向いたまま話しかけてくるお嬢様

だが、そのお嬢様から放たれている雰囲気が俺に有無を言わせない

 

「そうよね、ぐっすり眠れたのよね、私のことなんて気にせずに」

 

違う

そう言いたかったが、唇が震え、声を発することもできない

 

「私も眠たかったのよ、それこそ今すぐに布団に入りたいくらいに」

 

俺に何を言わせることもなく、お嬢様は続ける

 

「でもね、蒼夜が起きてるのに私が寝ていいのかって思っていたのよ」

 

話すにつれ、語調が強くなっていく

 

「だけどっ!」

 

ドスッと音をたて、地面に刺さる剣

 

「蒼夜は、何も知らないっ!」

 

もう一つ、地面に穴が開く

 

「蒼夜のお母さんからあんなことを言われ!」

 

「少しは流れに身を任せようかなとか思ったのに!」

 

「当の蒼夜はすぐに寝て!」

 

そこで顔を上げるお嬢様

その眼には、俺しか映っていないようだった

 

「あんな思いをしたのに!」

 

一歩、近づく

 

「蒼夜は!」

 

また一歩

 

「私を―――」

 

「はい、そこまで」

 

一歩、近づくかと思うと俺とお嬢様の間に空から入ってくる影が一つ

赤を基調とした、ところどころに白が入った服

腋の部分は開いており、その人物が誰なのかはすぐにわかった

 

「その物騒なもので、人里の人に何をしようとしてたのかしら。場合によっては仕事としてあんたを退治することになるわよ?」

 

博麗の巫女、博麗霊夢がここに舞い降りた




なんだろう、この霊夢のヒロイン感
こんなことになるはずでは…(気絶)
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