どうも、橘聖です
まずは投稿が遅れました
その点については申し訳ございません
いかんせん学校が忙しくて書く時間がなかったのです…
お許しください
なんでもしますから(なんでもするとは言ってない)
待たせた挙句前書きが長いとなるとあれなので
さっそく本文どうぞ
あの青い髪の人が初めて店を訪れてから数日
今日も店は繁盛している
しかし何かが物足りない
いつもと変わらない生活なのに何かが足りない
そう思ってしまう
しかしそっちに気をとられるわけにはいかないのだ
繁盛している店でも店員は二人
母と俺、その二人で切り盛りしているのだ
そして母は団子作り、俺は接客
俺が働かなくては店は回らない
だから他の事を考える暇はない
「いらっしゃいませ」
一人、また一人とお客様が店内に入ってくる
そのお客様一人ひとりから注文を聞き、母に伝える
そしてまた注文を聞き、伝え、次はできた団子を運ぶ
また一人お客様が入ってくる
いや、後ろにもいるから二人か
「いらっしゃいませ。お席はあちらをご利用ください」
とりあえず挨拶と案内だけはしておいて、他のお客様の注文や勘定をしていく
連続であった注文や勘定が終わり、先ほど案内したお客様の…
あ、この前来たあの青い髪の人だ
隣には、長いリボンをつけた帽子を被り、赤と白の羽衣とロングスカートを身にまとった女性がいた
…ほんとに連れというか仕えの人がいたんだ…
「再び来ていただきありがとうございます。ご注文はお決まりでしょうか?」
「
「そうですねぇ…これなんかいいんじゃないんですか?」
お付きの人、青い女性曰く衣玖と呼ばれる人が指さしたのは白赤緑の三色団子
ちなみに三色団子は当店第二位の人気商品だ
一位、みたらし団子 二位、三色団子 三位は…
「じゃあ注文いいかしら?」
最初はあんな右も左もわかってなさそうな反応だったのに二回目で普通の注文ができるとは…
飲み込みの早い人だなぁ…
「…注文したいのだけど」
「あ、失礼いたしました。それではご注文をどうぞ」
「みたらし団子を二つ。あとは三色団子ときなこ団子を一つずついいかしら」
「わかりました。少々お待ちください」
そう、第三位はきなこ団子なのだ
きなこが白色の団子に纏わりついて薄茶と白のコントラストが目にもいい(多分)
母に注文を伝えていると話し声があの二人から聞こえてきた
今は一人で団子を食べているお客様が多く、話しているお客様自体が少ないのもあり、聞き耳をたてなくても聞こえてくるのだ
「それにしても、総領娘様が下界の味を知りたいと言ったときは衝撃を受けましたよ」
「別にいいじゃない。桃以外も食べてみたいと思ったんだし」
「…そうですね。しかしこの前、帰ってこられたときに嬉々とした表情でここの団子と団子屋について語ってくださったときには安心しました」
「そ、そんなに嬉しそうにしてた?」
「ええ、それはとっても」
嬉々とした表情でここについて話してくれたのはこちらとしてもうれしい
しかし気になる単語がいくつか聞こえてきた
「総領娘」「下界」「桃」
そういえば、小さいころに天界についての話を聞いたことがある
天界はこの里より高い位置に存在しており、危険などなく、歌って、踊って、遊んで暮らせる場所である
また、食べ物は桃のみだが、その桃がこの世とは思えないほどに甘く、いくら食べても飽きがこないらしい
…あるとしたら体験した人は生きていないような話は誰が伝えてきたんだろうね
ずれた話はおいておこう
本題はあの二人が天界に住んでいる可能性がある、ということだ
いやまあ、俺の考察が間違っていたらそれで終わりなわけだが
しかし…飽きがこない桃以外にも食べたいとなると、その桃に飽きているみたいなニュアンスにも聞こえる
そして総領娘という単語
これは長女とかの意をもっており、家系を継ぐ人に使うそうだ
お付きの人がいて総領娘…
お嬢様じゃないか
お嬢様がなぜこんな里の団子屋にいるんだ
変な行動起こしたら首が飛ぶかもしれん
やばいやばいどうしよう
「…大丈夫? 顔色悪いけど」
いつの間にか団子を持ってお嬢様の前に来ていた
無意識に動く体は自分で褒めるけど心が落ち着いてない
「お、お待たせいたしました。みたらし、三色、きなこでございましゅ」
やべぇ噛んだ
「…ぷぷっ」
あ、お嬢様が笑った
結果オーライなの…か?
冷や汗をかきながら外に出て澄んだ空気を吸う
今はあの二人には顔を合わせたくない
もう少し…もう少し時間を…
みたらし団子を店内で幸せそうに食べる二人をよそに、荒い呼吸で冷や汗をたらす男が店外で目撃されていた
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