天人お嬢様に恋をした   作:橘 聖

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投稿間隔がけっこう空いてしまってすいません
リアルの部活やらテスト期間やらであまり書く時間がありませんでした



幼なじみがいるって、なんか盛り上がりません?


3話目 幼なじみ

繁盛祈願のために神社を訪れている

神社の名前は博麗神社

里から少し外れた山の上に建っている

 

少し寂れた神社で、赤く塗られていたであろう鳥居も長年雨風にさらされたせいで色が薄くなっているところもある

本殿は地震があったらしく倒壊していたが、数日後には新しく建てられていた

…神社の建築ってそんなに早かったっけ

しかも新しく建てられたはずなのに年期を感じるのはなぜだろう

 

お賽銭箱の前まで行き、お賽銭を投げ入れる

その後、二礼二拍手一礼をしてお店がこれまで通り繁盛することを祈る

すると、奥からドタドタという、祈願をしている俺にとっては耳障りな音が聞こえてくる

 

「…こちとら祈願しとるんじゃ、巫女ならおしとやかにできないのか?」

 

こちらに走ってくるのは、赤を基調としつつも袖がない巫女服を纏った巫女

 

彼女の名前は博麗霊夢

小さいころ、まだ霊夢が博麗の巫女に選ばれる前には毎日のように遊んだことだ

博麗の名を与えられたあとはあまり顔を合わせることはなかったが、一年に一回は必ず顔を合わせる

それが繁盛祈願のときだ

そのときにゃあ、ほんと霊夢がめんどくさい

 

何が言いたいのかって?

要するに、霊夢とは幼なじみで会うと面倒

 

わーお、すごい簡潔

 

…話を現実に戻そう

顔を上げた瞬間にお腹に衝撃がきた

視線を向けるとそこには霊夢の顔があった

それも俺のお腹に顔をうずめた状態で

 

「そうにぃ、久しぶり」

 

「おうおう、毎年会ってるじゃないか」

 

「だから久しぶりなの」

 

「…はぁ」

 

何を言おうが離れなさそうなので、仕方なく頭を撫でる

撫でられた霊夢は『にへへ~』といかにも嬉しそうな声を出していた

 

「霊夢ー、いるー?」

 

ほのぼのとした空気の中、空から現れる一つの影

その正体は見覚えのあるあの人だった

 

「あ、天子じゃない、また来たの?」

 

「うん。今日はちょっと用事があって来たんだけど…あ、団子屋の」

 

お嬢様は霊夢と話していると、こっちを向いてくる

 

「こんにちは、奇遇ですね」

 

「いや、挨拶は嬉しいんだけど、その姿はどういう意図があってやってるのか…」

 

言われて思い出す

霊夢は俺のお腹辺りに抱き着いてきており、俺は抵抗することなくお嬢様と話している

あー、これは(はた)から見たら幼なじみじゃなくて…

 

そのことを霊夢も理解したのかゆっくりと俺から離れる

そして、急にどこからともなく取り出したお祓い棒をお嬢様めがけて振り回し始めた

 

「今すぐに忘れなさいっ!」

 

「ちょっ!?」

 

お嬢様は急に振ってきたお祓い棒をぎりぎりで避け、少し距離をとる

 

「弾幕勝負よ! 私が勝ったらさっきのことを全て忘れなさい!」

 

「い、いや、忘れられないし…まあでもいいわ、用事は弾幕勝負だったからこれで済ませられそうだし。私が勝ったらさっきのことを包み隠さず教えてもらおうかしら」

 

俺の事なんぞ意に介していないようで、勝手に弾幕勝負なるものをするようだ

…これって全面的に霊夢が悪いと思うけど、お嬢様がここに来た理由が弾幕勝負をしたいからとか言ってたからいいのか…?

 

というか弾幕勝負ってなんだ

弾幕とかあまり聞いたことがないけど一体なんだ

小さいころに慧音先生から教えてもらった気がするけどもう忘れたなぁ…

 

しかももうなんか始まってるし

両方空飛んできれいな物体飛ばしあってるし

あれを弾幕勝負って言うんだな

魅せるためにしたらさぞかしきれいなんだろうなぁ

 

…あれ? あれって物理的なものなの?

両方とも弾幕がかすって服がボロボロになっていってるんですけど

 

ちょっと健全な男の子には見せられないような姿になっていってるんですけども

…本殿の中でお茶でもすすっておこう

 

 

 

「はぁ…お茶がうまい」

 

本殿の中に入り、茶葉等を勝手に拝借してちゃぶ台の前でゆったりと緑茶を飲んでいる最中です、はい

俺がのんびりしてても外から聞こえてくる騒がしい音は変わらないが…

お茶だけでこんなにも心が落ち着くなら別にいいや

 

「そうにぃ! 勝ったよ!」

 

「ぶふぉっ、ごほっごほっ! 霊夢、服を着ろ!」

 

普通、人がお茶飲んでるときに半裸に近い状態で入ってくるか? いや、入ってこない

 

「あっ…」

 

赤面しつつ奥の部屋へ消えていく霊夢をできるだけ視界にいれないようにお茶を飲む

しかし、霊夢の白く透き通るような白い肌が頭から離れることはなかった

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