天人お嬢様に恋をした   作:橘 聖

5 / 12
すいません、投稿が一ヶ月以上空きましたことをここにてお詫び申し上げます
そして、一ヶ月以上空いたにも関わらずこんな文字数で申し訳ない


5話目 大特価祭

朝日を体全身に受ける

その光で体に朝だということを知らせ、気合をいれる

 

今日は年に一度の大特価祭

里のいろんな店がいつもより値引きして商品を提供する日である

いつからどのような経緯で決まったのかはわからないが、そういう日があるというのを毎年親から聞かされていた

 

大特価祭というだけあって、訪れる人はいつもより多くなる

具体的には、売上がいつもの約三倍にもなる

単純計算でいくと、俺はいつもの三倍働くことになるのだ

 

去年もそれは体感したのだが、あれは死ねる

なに、みたらし三十本って

腕は二つしかないのに、六つの大皿を運べとか…

いや、盆はあるよ? あるけど大皿は三つまでしか入りきらないんだよ

片手ずつで持とうとしても俺の筋力が足りません

 

…ハッ 三つずつお出しすれば解決するのか

なんでいままで気づかなかったんだろ

ああ、早く気づいていれば良かった。そもそも三十本注文するとかなんなの? 遠慮というものを知りなさいよ。というか三十本のみたらし団子運んでるときは虫が来ないようにめっちゃ配慮してたしそれから―――

 

 

閑話休題

 

 

失礼、心の(たが)が外れてしまった

えーと、何の話だったっけ

あぁ、そうそう、大特価祭の話だった

だが、大体のことはさっき言ったのでもういいだろう

 

今はまだ開店前の準備中

いくらか作り置きをしておかないと回らないので、みたらし団子やよもぎ団子を作っておく

去年、三十本ものみたらし団子を注文した人は今年も来るのだろうか

来たとしたらまあ…俺の労働が増えるだけさ、ハハハ…ハァ

 

開店前は俺も団子の支度をする

開店後は、歳や年期の違いで母に団子作りは任せている

まあ、俺の作る早さが母より遅いっていうのもあるが…もっと作って早くできるようになろうとは思っている

 

そんなこんなでそろそろ開店時間

店の外ではたくさんの声が聞こえる

並んでくれているのか、はたまた大通りを通っているのか

それは定かではないがお客様が多くなるであろうことはだいたい予想がつく

 

にしても開店前から気が重い

…癒しが欲しいなぁ

いや、お嬢様の膝枕は良かったよ?

でも楽しむ時間が無かった―――

 

何考えてるんだ俺

変なことを考えるな

みたらし団子きなこ団子あずき団子よもぎ団子胸太ももうなじ唇…

だから何を考えてるんですかねぇ!?

俺は紳士。そう、紳士なのだ

…なんか変態とか言われた気がするが俺は認めんぞ

 

ゴホン また話がそれた

とりあえず、今は団子作りに集中しなければ…

 

 

 

数十分後、とりあえずはこのくらいでいいと母から言われたので、団子を作っていた手を止める

…なんですかこの量は

調理場の一角に団子が積まれてるんですが

積まれているといえど、団子作り置き用の棚を置いており、下の方もすぐに取り出しやすくて潰れないようになっている

一日でこれより多く売れるんだからほんとすごいよなぁ…

 

 

 

開店時間になったので、店先に暖簾(のれん)をかけに行く

…なんか緊張するなぁ

そんな思いを頭の端に追いやり、暖簾をかける

 

火蓋は切って落とされた




感想・評価、お待ちしております
こんな駄作をいつも読んでくださって本当にありがとうございます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。